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常々人に話す、山の尺度は、標高差は300m/毎時。水平歩行は４km/毎時。これでいつも山行計画をたてます。
この本ではいろんな身体計測法が書いてあっておもしろいです。
●親指と人差指を広げた長さ（咫（あた）、僕は15センチ）、親指と小指を広げた長さ（スパン・僕は20センチ）。
●インチは親指の幅、ディジットは人差し指の幅、スパンは手を広げた幅が語源なんだ
●１スタディオンは、太陽の上の端が見えはじめてから歩きだして、下の端が見えるまでの距離（180ｍ、２分間。スタディアムの語源）
●道路のレーンマークは白５ｍ，間隔５m（高速道路は8＋12ｍ）。
●手を伸ばして見る握りこぶしがちょうど角度で10度、親指を立てると15度（一時間で太陽が動く角度）、指一本が2度。星の角度を言い表せる。
●両手を広げた長さがだいたい身長と同じで、尋（ひろ）、ヤードはその半分、10人手を繋いだ輪の直系が４m55cm、土俵と同じ。
●手の指三本の関節を使って、任意の年月日の曜日を言い当てる方法
●雷雲の近さを光と音の差で測定する方法
●免許証番号やバーコードの数字からわかること
●卵50グラム、地球の円周4万キロ、日本の長さ2000キロ、長野県の南北200キロ、標準的な県の人口200万人
基本で憶えておく重さ、長さが多いほど、現実世界を数値でイメージできます。
よねやまさんこんばんは
面白そうな本の紹介ありがとうございます。
私もスパンちょっきし２０�僂任后�
自分の普通の一歩も測っておくといいですね。
若いとき読んだ本ですが
「四千万歩の男」井上ひさし著
伊能忠敬が歩幅で日本を測ったことを知りました。
大股で不自然な歩き方だったそうです。
結婚して田舎に嫁ぎ
玉ねぎを植える間隔は握りこぶしひとつ
ジャガイモは足長ひとつ
お料理や裁縫でも手や指で測ると便利なことを
昔の人は色々教えてくれました。
まだ知らない測り方がたくさんありそうです。
四千万歩の男を読んで、山の高さ、どうやって測ろうか、この海岸の長さどうやって測ろうか、暦と太陽、どうやって測ろうかということを常々考えるようになり、とても楽しかったです。引退後は好きなことをやればいいんだ、とも。
自分の歩幅は、一歩ではなく複歩といって、左右両足進んだ分で数えると、勘定が楽です。道路のライン50mくらいを使って50ｍを何複歩かを知って置くと大変便利です。自分の畑から測ってみよう。
GPSで失った「概念と現実を結びつける力」
少し今回の趣旨と外れますが、大昔に読んだ「自由からの逃走」で
フロムが「現代人は天気予報によって自分で天気を予測する自由を失った。」
という旨を記していました。
メートル原器が不要になった現代、知識ではない体感で知ることが益々重要なことともいます。
ボラさん、山の本だけじゃなくてエーリヒ・フロムなんかも読むのですね。自由からの闘争の山的解釈は、せっかく自由になるために山に行くのに、何故ガイドツアー登山や山の集まりの中の狭い世界の覇権や、マナーやなんかに煩わされるような山登りをわざわざ選択するのか？という点で、この場での書評にもいいんじゃないかなと思います。
高校生の時、「二十歳の原点」というとてもきれいな本が４５０円で売っていたので買って読みました。
この本屋さんは漫画が主体の本屋さんでしたが、一般書籍は１割引きで売ってくれました。
セット販売の限定５００部の林芙美子全集などはお店が一括で仕入れてくれて、一巻づつ分割で売ってもらいました。
お金のない若者にはとても親切な小さな本屋さんでした。
高野悦子はなぜ自殺したか理解したくて、「二十歳に原点」に出てくる書籍を全部読みました。
その一冊が「自由からの逃走」でした。
その後、E・フロムの本はほぼすべて読みました。
しかし「自由からの逃走」は古い本だったのですね。
初版が昭和２６年、新版が昭和４０年でした。
気が付きませんでした。
「自由からの逃走」
自分が「自由」だと信じていた頃
それはどうも錯覚だと分かりショックを受けました。
資本主義社会に浸って育った身には
とても難しい本でした。
もう一度読もうと思います。
「愛するということ」はすっと入ってきましたが。
hobbitさん
愛は最大の関心ごと。
愛は技術である。
はは、懐かしい。
エーリヒ・フロム、そんなことかいてましたか。今こそ旬の、古典名著ですね。大戦間時代の。天気予報が、ニュースになり始めた時代なんですね。読んでみます。
yoneyamaさん、こんばんわ。
なかなかためになりそうな本ですね。
機会があったら読んでみよう。。
仕事柄身体を使って距離を測ることはよくやりますが、
いろんなところでいろんなことが測られてきたんだと
思うと、ますます興味が湧きます。
ちなみに高野悦子さんは先輩で、
下宿した頃は近くに彼女が飛び込んだ踏切が
まだ残ってました。今は高架となりなくなりましたが。
親指と小指を広げると１８センチってのはいつも使います。
負けました。。yoneyamaさん手が大きい。。
k-yamaneさん
ということはシアンクレールもご存じなのですね。
力を抜くと18センチ、これでもかと踏ん張ると20センチです。手は小さい方ですよ。握手は強く握るけど
さすがに広小路キャンパス世代ではないので。
正しくはひらがなで「しぁんくれーる」と、
「ぁ」が小文字が正しいのですよ、などと
知ったかぶりをしていた程度です。
お店は前を通ったくらいでして。汗
おお、京都のうわさのジャズ喫茶ってここのことでしたか。未踏の高峰です。
よねやまさん こんばんは
いろんな事を忘れていきます。
最近の炊飯器の水の量は、炊飯器の目盛りで測りますが、学生時代に習った米と水の分量は、ホーローカップ米８分目に対して水１杯・・・今は、山でご飯は炊かないので、アルファ化米に目盛り通りにお湯を入れるだけです。
でも、無意識に服を買う時の身幅と袖ぐりは、スパンで測っています
なんとなく自分の体型をわかっているのかしら？
ちょっと逸れますが、贈答品の数字は、値段であることが多い・・・これは、アルバイト時代に覚えた事。
未だに、つい数字を見て値踏みしちゃいます
お米は毎日鍋炊きしてますよ。分量、水とも目分量です。もう定量だから測らなくていいんですね。たまに人がたくさん来ると、指突っ込んで水深測る方式です。
ちなみにガスレンジを極弱火にしておくと、水がなくなったところで底面温度を測るのか、勝手に火が消えて炊けていますので自動炊飯器みたいです。
こんばんは。
「計測」という誰かの詩を思い出しました。「泣きながら紡いだ糸の長さ、汗で耕した畑の畝、世間の冷たい風を 何で測ろうか。」というような内容だったと記憶しています。
どんなものにも量があります。でも数値だけの世界は寂しいですね。ひとは「勘」だと思います。
指や歩幅やなんかで測りだした、その「語源」のようなものがおもしろかったです。
苦しみの単位ですね。糸や畝は目に見え残るところがまた、概念を現実につなぎとめるというか。
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