冬至の祭り・アヴェ・ヴェルム・コルプス

FMラジオではヘンデルのオラトリオメサイア、シューベルトのアヴェ・マリア、それにモツアルトのアヴェ・ヴェルム・コルプスかかりました。オ・タンネンバウムも。
函館に居た頃、切れ長目尻、黒髪の美女に、「私の好きな曲はこれ」と、アヴェ・ヴェルム・コルプスの入ったCDを貸してもらった覚えがあります。それ以来私の脳内シナプスは「函館の女（ひと）」と来ると、サブちゃんの歌ではなく、アヴェ・ヴェルム・コルプスなんですよ。

中学高校のとき、今好きな曲をこのカセットに全部入れて、と頼んで、いろんな人の好きな曲編集テープをたくさん交換しました。音楽とは不思議なものでその人の記憶が曲に乗り移り、聴くタビに呼び帰ります。

冬至になりました。朝早起きはするのに外にはでないけど、これはもったいないかもしれない。朝焼けの北アルプスが毎朝見られるところに住んでいるのに、と思うようになりました。

冬至のころのお祭りで、天竜川中流域の山間部で700年続く神楽があります。愛知県奥三河、静岡県遠州奥地、長野県の南信をあわせて三遠南信地方といいますが、迷路のような天竜川支流の渓谷を見下ろす尾根の上に今も小規模な集落が点在しています。県が違っても共通の神楽があって、一晩中様々な面を代わる代わるつけて舞います。それが冬至の頃のお祭り。日が短く生き物が地下に潜るとき豊穣の神に捧げるのだとか。昨年は豊橋に居たから奥三河に二度見に行きました。今年はうっかりして、南信濃の遠山郷の霜月祭、先週だったのに行けなかった。来年はきっと行きたい。

クリスマス祭りも古いゲルマンの冬至祭りが由来らしい。きょうは夜明けと日の入りに思いを込めたい。
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コメント

星鴉

RE: 冬至の祭り・アヴェ・ヴェルム・コルプス
今晩は。
アヴェ・ヴェルム・コルプスですか。。。
「至純」という言葉がぴったりな実にピュアな音楽ですよね。
こんな曲の入ったCDを黒髪の美女に渡されたとは、何と羨ましい。
私もかなり年期の入った音楽狂なんですがyoneyamaさんの守備範囲は
かなり広いですね。
日記に時々書き込まれる音楽の話、いつも楽しく拝見しております。

イグルスキー米山

ほしがらすさんRE: 冬至の祭り・アヴェ・ヴェルム・コルプス
アヴェ・ヴェルム・コルプスをご存知なんですね。冬至の夜にふさわしい「至純」とは良い言葉をありがとうございます。
守備範囲は広いかもしれませんが深くはないはずです。たくさんの人のお気に入り音楽を聞きまわった結果と思います。