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北海道在住時代には北海道東北編を、その後あちこち転勤の度に買い足して、東京周辺の4だけがありませんが結局その他は全部揃っています。最後に買った西日本編だけが箱カバー無しのハードカバー本時代(一回目の復刊)で、その後ここ20年近く絶版でしたが、今回はソフトカバーで復活だそうです。多分二度目の復刊です。
昔はなんでもこれに載っていると思っていましたが、そのうち、なーんだ穴だらけじゃないか、まるで載っていないエリアなんてごまんとあるんだと思うようにもなってこちらも成長しました。しかし、人気ルートだけではなく山域全体研究で、行かないほうがいいよというような地味な沢も載っていて良い本です。何より、開拓の歴史が記されているのがありがたいです。
20年ほど前、冬の空木岳石室で出会った単独行同士で、一緒にコスモまで縦走したおじさんがいました。仙崖嶺で、風下側に少しだけ降りると冷たい季節風を避けて腰を下ろせると、登山大系に書いてあったので、そうすると快適です。「あれは俺が書いたんだ」と言われました。帰って登山体系開くと、利根川源流の渓谷開拓で名の知れたK氏でした。以来毎年年賀状のやり取りを続けてきましたが、今年の年賀状では悪い病気と向き合っているとのことでした。
登山体系の執筆陣の面々を見ると、70年代〜80年代に活躍した人々ばかり。私の10年〜20年上の世代にあたります。今頃どこでどうしているのかな。何人かと年賀のやり取りしていますが、もうトシなので年賀状は最後にいたします、という方もいらっしゃいました。うちの親ももう何十枚も書くのはもうエラくてダメだと言ってましたので、年取ると大変なのはわかります。
人は入れ替われど、山は変わらず、と言いたいところですが、滝やゴルジュの難易度は増水流木土砂流入で随分変わりますし、ダムに沈んだ名渓も数知れず。旧版のアプローチ記述はマイカー前提ではなく、駅からバス、徒歩○○時間などと書いてありましたが、今そんな牧歌的入山やっているの、ボクぐらいと思います。この辺はやはり修正しているのでしょう。見てみたいけど、もう持っているから買うほどでもありません。
http://www.hakusuisha.co.jp/search/s7181.html
山渓で復刻するのを知り、tentyoとともにアマゾンでポチり。年明けに全巻揃いました。
ワンゲルの部室には古いのあった気がします。
関西にきてまだ2年目。まだまだ近隣の山の勉強をしなければと思う今日このごろです。
昔は縁が無さそうだった西日本編も、名古屋時代に買いました。西日本も、沢に関しては無尽蔵の面白さですからね。二人で買えば半額。
こんにちは!
登山体系は良い本だと思いますが、いかんせん情報が古くてこれを信じて現地に行くとやられてしまうというのが定番ですね!
私は自分の関心のある山域だけ持ってます。(古いヤツ
(ちなみに尊敬するK氏の「奥利根の山と谷」は普及版の他に限定の家蔵版(別装丁で素晴らしいです!)も持っていますが、宝物としてあまり触らないようにして大切に保管しています。)
この手のルートガイド的な本はすぐに絶版になってしまいますが、登山体系もプレミアムがついて最近はすごい値段になってたようです。
今やネットで現地の情報を得ようと思えばいくらでも入ってくる時代になりました。
それでも復刊させるというのはやはり需要があるのでしょうね。
お宝がつまったずっしりとしたあの本を手にすると、ワクワクするのがネットとは違うところでしょうか。
紙の地形図しかり。
ルートガイドはほんの参考程度としても、先人の汗と情熱が伝わってくるようで、読んでいると楽しくて時間を忘れます。
内容が古くてあてにはならないけど(笑)
山に行く前に見る身としては、あんまり詳しくない方がいいと思っています。最近のガイドやルートブックは詳しすぎて何をしに行っているのかわからなくなるのではと思います。昔から、予習として読むのが苦手でした。読んでもあんまり覚えていられないですし。ガイド本は凄くヤバい沢なのか、まったり沢なのか、全体の難易度がわかれば十分だと思います。むしろ行った後読む方が多いかな。ツッコミながら。
これはガイド本じゃなくて、「先人の汗と情熱」を知るための辞書だと思っています。数行程度の沢紹介文、簡潔で含みが多くていいです。と、思うのはこの本で育った世代のせいかも。今時は間違ってることばかり指摘されそうでやだなあ。
奥利根本お持ちですか。手垢つけた方がKさん喜ぶかもね。
私も山行後にツッコミ読みしながら飲むのが至福の時です。
「穴」の最たる例は「御嶽」です。これは大穴でした。楽しめたからいいんですが。
普及版でサイズもコンパクトになってますね。
なお、「体系」ではなく「大系」ですよ〜。
誤字だ。さすが登山大系熟読マン。全巻100回くらいは読んでいるでしょう。
タイトルだけ直します。体型が気になる。
御嶽山は大穴でしたね!あんな有名山なのに。登山大系の穴山域探し
今でも手許にあるのは箱入りの北海道・東北と越後・南会津だけです。高くて全部揃えることはできず、興味ある地域のみしか買いませんでした。復刻版はコンパクトになったという事は、山に持って行け、ということでしょうか。どうせだったら元の大きさで復刻して欲しかったです。老眼の眼には小さい活字は酷です。コストを切り詰めたのでしょうか。
登山大系の復刻は嬉しいことですが、これを見て安易に入山して、事故を起こす登山者が増えないことを願いたいですね。
K氏とお知り合いとは凄いですね。彼の奥利根の本は、探検的要素のあったこの流域にのめり込んだ時のバイブルでした。
K氏の奥利根本ご存知なんですね。山の魅力の芯の部分は探検ですよね。
まだ実物見ていないのでコンパクトかどうかはわかりませんが、表紙がソフトになったみたいです。
僕は、安易に入山して事故を起こす人のことまでは心配しないことに決めています。そこまで心配してはきりがないです。この本は現地に持っていくような本ではなく、事後に読んで先人の山行と重ねて見るのがいいのではないかな。
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