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先日、全国平成の自治体名本で知ったばかりの地図研究家今尾恵介氏の寄稿はじめ、江戸の古地図の楽しみかた、凹凸地図から東京の高低数mの原地形をあぶり出す皆川典久。
現場目線代表ではご存知、服部文祥の藪漕ギストの地図論。「今でも私は8000m峰の登頂者よりヤブ尾根を一週間漕ぎ続けた者を登山者として信用する」いい言葉ですねえ!
暗渠の専門家、本田創氏による東京の水の流れ地図は圧巻。文章も凄くよかったです。
最近興味深く調べていた、利根川の流れを変えて江戸の町を作った治水史の竹村公太郎。
世界飛び地の専門家吉田一郎、あいかわらずの取材で驚きの地図を開陳してくれます。
ゼンリンの苦労話。
などなど。
ウラヤマから世界地図まで。古代から未来まで、あらゆる地図の話題が、各著書のダイジェスト版みたいにまとめられています。地図好きなら読んだ事のある著者も多いのでは。楽しめる本です。
開高健ノンフィクション賞受賞の「五色の旗」著者三浦英之のインタも興味深く読みました。満洲建国大学の卒業生のその後を追ったノンフィクションです。ありそうでなかったルポです。僕は満洲研究愛好家ですから。
で、最終候補作の中に宮城公博の「今日は沢登りにうってつけの日」が入っていました。ガ〜ん!宮城さん、開高健賞に応募してたんですね!茂木健一郎がこれをずいぶん推しています。姜尚中と森達也が、凄いけどよくわからなかったという感想でした。ゴルジュと地図の空白を求める沢登り最前線のノンフィクションです。
社会の英語化をめぐる熱い論客、白井聡と施光恒の対談も興味深く読みました。
集英社の本広告で、「世界の辺境とハードボイルド室町時代」ていう本が最近あるんですが、タイトル的にぐっと惹かれますねえ!対談の二人はやはり探検部関係でした。
http://shinsho.shueisha.co.jp/kotoba/
早速、本屋さんに行って買って来ました。見かけたことのない雑誌だと思ったら季刊誌なんですね。ご紹介、ありがとうございます。
季刊誌って、なかなか編集側にとっても良いペースと思います。季刊といえば新潮の「考える人」も、いい雑誌ですね。
値段が張るので見送っていましたが、これはこれは。
昨日偶然にも「虹トロ」再読してましたよ。建大、藤田松二とか。
宮城君が、開高健賞に応募!茂木健一郎はいいとして、姜尚中!森達也! タイ46日間潜行、の話ではないのかな? はたまた称名廊下か。
お値段1440圓。うっかり書店で買ってサイフ、ノーマネーになりました。
虹色トロツキー、偶然ですね!建国大学はこれ読んで始めて知りました。
宮城さんの応募作の中味は読めませんでした。どこかで出るかもしれないけど。開高健ノンフィクション賞には、石川直樹、角幡唯介、と実践探検家の系列がありますね。フジワラセンパイも。
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