著者は山伏。1975年生まれで、研究実践していて、出羽三山で籠ることが多い山伏。
ヒジリ、ヤハタ、シジマ、タタラ、モノ、ブシ、モノノケ、モノノフ、ケガレ、モヤイ、ユイ、サンゲなど、古くから伝わる言葉の意味の考察があります。
折口信夫、ユング、柳宗悦、鈴木大拙の思想や柳田國男、宮本常一、網野善彦の仕事が挙げられ、ヤマト以前、仏教以前、神道以前の、日本列島に過去にあった多様な山村文化が語られていて、ここ数年知りたいと思っていたことのヒントがたくさんありました。
海水から塩を作ったり、野糞したり、カエルやコオロギの食べ方もあり、上総(かずさ)掘りという井戸の話もあります。最も身近な「自然」は自分の身体だった、という点には大いに同意しました。
イラストレイターをしているので、岡崎京子やつげ義春もでてきましたよ。
つげ義春!!
あのマニアックな漫画家ですよね!
思わずコメントしてしまいました
まだ・・生きてんだぁ〜なんて感想しかないですが・・
ガロの時代・・懐かしいです
でわでわ
そうそう山伏の本のご紹介ありがとうございます
さっそく図書館で手配いたします
ヤスジさん
つげの一作で「ゲンセンカン主人」というひなびた温泉地の話がありまして、そのモデルになったという温泉の近くにある山村で、著者は山伏、山麓暮らしをするそうです。
つげ義春でマニアックというか意味不明というか夢をそのまま描いたような作品なのは「ねじ式」とか一部のもので、多くは情けない青年の偽らない葛藤の心情吐露青春自伝のようなものかと思います。自分自身の情けなさを自覚し、はっとするものが多いです。女とうまく行かなかった話なんか最高です。
山伏か、はたまたヤマレコの某ユーザーさんか、
興味ある本ですね。
図書館で検索したら上田と真田に蔵書があったので
メモしておきます。
今まだリクエスト中とか、
借りてる本があって(ハイジの続編とか)
それらが終わったらリクエストします。
黒部の山賊の息子さんは深志高校に行っていたそうですね。
山伏イメージはかなりマンガ的ですが、山登りの人でも、道具持たず派沢登りなどは、やっている事も考えている事もほとんど山伏ですね。山伏と行ってもいろんなやり方があって、トレランみたいな熊野奥駈けで追求する人もいました。じつは山で酒盛り派の人みたいな山伏もいました。結局、山好きなんじゃん、と思います。
黒部の山賊(著者)は、松本の有名な老舗料亭の跡取りさんでした。むかし、上がり込んでゴッツァンになったことあり〼。以前は四谷にお住まいでしたがその後故郷の松本近くに引っ越されたのですよね。その頃のお話かな。もうずいぶん長くお会いしていません。いまはお手紙のやり取りだけです。
コンバンワ。出羽三山の話題、なぜか三日連続聞きましたので、つい。
木曜日、熊野大社にいくと、サッカーボールやW杯関連グッズのお供えありましたが、八咫烏はもともと住んでいた高句麗にかえってしまったとか、金曜日に聞いた話しでは、帰る途中の出羽三山にて休憩中とか、皆さんそれぞれのお話しされてました。熊野大社は二週間後の火祭りの為に、入場制限してる場所もありましたが、ご祈祷してもらった私はおくにある八咫烏の石も触らせていただきました。火祭りに備え神様の霊力が強大になってるようです。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する