「春の花や秋の紅葉だけを賞嘆するのではなく、夏の若葉こそが限りなくすばらしい。・・・」で始まる19世紀前半の紀行作家、小津久足の「青葉日記」を知った。まだ活字化されてもいないらしいが、一部を読んでも、とても山行記録好きの心を弾く。江戸の紀行文学というジャンル、まったく疎かったが、この一冊の新書でがっつり心を奪われた。ちなみに小津安次郎(映画監督)のご先祖だそうで。ほかにも橘南谿の「東西遊記」焚き火の陽気で元気を取り戻して山を下りていく一文など、「御同輩!」と声をかけたくなる。
思えば高校時代、他の学科はどれも楽しく学んだのに、古文だけは全く興味が湧かずに放置。共通一次試験も古文の分だけは得点を捨てて望む程興味がなかった。それが今になって古文法を知りたくなるから不思議なことだ。まあ、トシとったってことでしょうか。
古文は、現代文のようで少し違い、変体仮名などもあり、フランス語話者がイタリア語を読むようなものだろうか等と想像してみる。
こんにちわ。私は古文より漢文の読み方にぜんぜんなれず、苦手意識があったのですが、そのまま忘れ、
前回の台湾で、中国語が理解できないときに
我住○○と町の名前を書かれ、??
やっと、私は、あなたの行きたい町に住んでいて、いまから帰るからついていらっしゃいといってるとわかりました。
そのとき、こんなに良くわかる漢字すら??
こんがらがって、英語が話せないけど、簡単。
やっぱり、義務教育からずっとならって耳になじんでるなーと思いました。
日本語は外人からしたらすごく難しいようですが、美しい日本語の国に生まれてちゃんと勉強できてなかったので、反省です。
学校出てからだって勉強したくなれば好きな勉強できますもんね。ほんとうは17,8歳で憶える方が楽なんだけど。
不確かな記憶によると、中学校で古典という科目、高校で古文?だったかな、私は工業高校なので勉強の半分は工業技術?
最初は世界史の先生が面白く、好きになりましたが、やっぱり日本史も知らないと・・・と思い直し 語学も何一つものになってませんが、興味はたくさんあります。でもやっぱり日本語の古典も知らないとと思うようになりました
アラゲンさん
やっぱりトシとったってことでしょう。
こんばんわ。
わたしも、「江戸文化」はもっともっと再評価されて良いと思いますね 。
江戸時代と言えば、圧政や飢饉、鎖国などのイメージがあまりにも強く
刷り込まれていて、西洋史観からすれば「暗黒の数百年」でしょうが、
網野善彦らの研究だと、階級(身分)間の移動や地域間の往来も非常に
活発で、思われているほど停滞した社会ではなかったそうですよ 。
そうでなかったら、広重や芭蕉、良寛なんて出て来なかったはずですよね 。
新体制になると旧体制をぼろくそに言うものと思わなければなりませんね。明治維新も、敗戦のときも、バブルの前後も、震災の変わり目も。
日本は明治で急に文明化したのでなく、鎖国の二百数十年充分文明を磨いたからこそ、世界に適応できたと思います。そこらへん、シュリーマンとかイザベラバードとか幕末に訪日したガイジンの紀行など読むととてもおもしろいです。
おもしろそうなので、さっき、アマゾンで、ポチン
としちゃいました。
オールコック
イザベラ・バード
アーネスト・サトウ
など、いろいろ読んできましたが、その前段の日本
事情がおもしろそうですね。
彼ら異人たちにとっては、清潔な江戸の町の、し尿のリサイクル体制などを含めて、驚嘆の対象だったようです。
しかし地方事情はまた異なってきますね。
図書館から借りた本なのですが、買うところです。
知らなかった広い世界のほんの入り口のような本ですが。
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