著者は、大宮出身で、浦和との合併で事実上併合された大宮の独立運動を掲げている人です。あとがきでは、「消滅した自治体」の悲哀(故郷の住所からの地名抹消、分断統治、郷土歴史教育の偏向、公共施設の収奪)と独立の可能性を熱く語っています。自分の最も身近な共同体から国家共同体を考えている面白い著者でした。「世界飛び地大全」という本もありました。
国際的に承認された国、はじめ独立したら併合された国、ソ連崩壊で一時生まれた国、いわゆる独立勢力、いわゆる傀儡国家などなど。
ええと、この本は先日読んだ「日本劣化論」の対談の中で話題になっていたのかな。
巻頭のまぼろし国旗一覧をご覧あれ。ちなみにこの南ベトナムの黄色地に赤線三本の旗、少し前青森県八戸の、つぶれたまま40年くらい時が止まっている文房具店の天井に飾ってあった万国旗の中に発見しました。ガラス越しに見ました。1975年以前ですね!
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