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図書館で調べると東海自然歩道に関する本はほとんどバックサイドの書庫入りだった。1980〜90年代半ば頃までのガイド本が多い。ガイドではなく、設計や整備の経緯を書いた書いた本などはいまのところ見当たらない。そんな検証もろくになさそうです。ガイド本の説明では、高度成長期に失われつつある国民の自然徘徊への欲求のため環境庁と11都府県が1974年春、22億圓で整備完成させたとのこと。今では時代遅れ気味な大型看板やベンチや喫煙施設などが苔むしているのを山中でよく見かける。本によればそのころは地下足袋姿の整備員が各自治体で管理していたようだが、今はそう手厚くはない。いい感じに朽ちて落ち着いたのだろう。
何冊かの特選ガイド本を読めば、僕が自分なりに作った、名峰絡めた長距離ルートがほとんど含まれていた。やっぱり狙う所は同じか。でも丸一日歩き通して帰りの少ないバス時刻も調べなければならない。当時も今も結構ハードル高くないか?
当時っぽい案内書きがおもしろい。
「東海自然歩道くらいと甘く見てはいけない。とくに帰路のバスの時刻表は確実に調べておく。日曜、祭日は別ダイヤの場合が多いので、照会する時に念をおす。」
→今も変わらず。当時は電話で照会だ。ネット無かったもんね。
「靴はキャラバンシューズ。やや大きめがよく、靴下は厚手の毛製品がよい。地下足袋やズックはマムシ、湿地に弱い。靴紐の予備を忘れないこと。」→当時感満載です。紐、よく切れたんだ。今の紐の技術革新に感謝。地下足袋、湿地でもズボズボ行けてかえって便利ですよ。ちなみに本の写真に写っている整備のパトロール員はみな地下足袋履いています。
廃れた区間、バリバリの整備をし直して迷いやすいところをなくせというつもりは無いけど、この道は里山、低山をハードに歩き、山麓の文化資産を鑑賞できるよう作られた、さきがけの試みだったのだと思う。関係ガイド本が図書館で書庫入り扱いしか無いというのは寂しいですけど。山中の案内板、あんなに畳ほど大きくなくていいから、A4くらいのサイズでいいから、峠や祠や地蔵の歴史的由来とか、読まなければわからない情報を、控えめに書いてくれると嬉しいです。
yoneyamaさん、こんにちは。
1970〜80年代には、全国各地に〇〇自然歩道が作られた時代でした。
私が学生時代を過ごした九州には「九州自然歩道」、現在住んでいる四国には「四国自然歩道」があります。
当時は地元の出版社が〇〇自然歩道のガイド本も出版してました。
私の本棚にも「九州自然歩道」ガイドの一冊があります。
でも、どの自然歩道も、作りっぱなりで手入れがされてないので、廃道化が進んでますね。一部は、元々の登山コースを自然歩道ということにしたので、道としては生きていますが、それらのコースの間をつなぐためだけに作ったルートは廃道だらけです。
まあ、お役所のやる仕事は、作って終わり、というのが多いですね。
〇〇自然歩道上にある、古びた案内板、壊れかけの東屋など見ると、侘しい気がします。
九州や四国にもあるんですね。僕は1996年までは信州と北海道にしかいなかったので、こういう都会人向けの低山トレイルに全く無知でした。歴史的経緯を知ると面白いです。
役所にしては害のない、作って終わりで構わない仕事なのかも。ただ、自然を大切にとか言う大型看板は、景観破壊でダサいですね。看板に言われて心を入れ替える人はいないでしょう。
ロングトレイルにはそれ特有の魅力があるようです。
一方で、北根室ランチウェイが閉鎖されてしまいました。やはり行政の力がないと、個人の努力では維持しきれないようですね。いい道だったんだけどなぁ。
さすが遠くまででかけていますね。閉鎖って通行禁止なんですか?メンテやめてもいいから禁止はやめてほしいですね。プンプン。
yoneyamaさん、こんにちわ。
東海自然歩道は静岡や名古屋、関西の
山城を歩いていると、
そこを通過することがままあります。
行政は箱物を作って予算消化するのが、
目的みたいなところがありますから、
やはり、維持管理は地元の協力がないと
しんどいのでしょうね。( ´ ▽ ` )
経緯に加えて、その後のメンテ事情なんかも知りたいことがたくさんあるのですが、地域によるのでしょうね。この先どうなっていくのやら。喫煙者用防火設備のドラム缶は相当錆びきってきていますね。中に水生生物がいるようです。土管の灰皿、だれかが吸い殻を回収するのかな。
私も、健康のために歩いて、なんとなく、東海自然歩道に入りました。
結構な時間と、交通費かけましたが、もとても面白かったな〜
東海自然歩道を通じて、たくさんの方とヤマレコで通じ合うことができました!
ヨネちゃんも、そうだよ〜
歩いている人が多い区間は本当、みんなベンチもテーブルもありがたく使っていますね。鳳来寺山、宇連山のところや、今週の寧比曽岳から香嵐渓。まだ全貌を掴んでいないんだけど、三河の本宮山もそうなのかな?特選コースというのしか案内を見かけないのです。謎多きプロジェクトです。
イイ感じで朽ちてきているなら通しで歩いてみようかな。
いやあ、熊野奥がけルートに比べると聖性の面がもっとあっていいなと思います。結構山麓もいいんですよ。
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