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アイヌにおいては、北海道にいた学生時代から30年以上、日本社会でのアイヌ観の変化について見てきている。いまは、あまりに失われ過ぎた民族の文化遺産に対する敬意が以前よりはあると思う。失われたものそのものではないかもしれないけれど。
映画では、民族の文化を、努力して継承しようとする大人たち、ありふれた無関心な観光者たち、見世物にならなければ継承、生存できない一面など、さり気なく穏やかに描く。14歳の少年は、その民族性に目覚める歳頃だから、主役にふさわしい。役者はみな実際の阿寒湖のアイヌ。でもドキュメンタリじゃない。山場のシーンの脚本はすごく良かった。少年の目もすごく良い。チャック・ベリーも歌う14歳。
いまの日本には、イヨマンテの思想を受け入れられる人は増えたと思う。少年とトンコリのおじさんが(よく見たらOKIだ)山と湖を見下ろして交わす言葉が、登山愛好家的にはぐっと来ました。最後のカットも余韻有り、最高によかった。
http://ainumosir-movie.jp/
エールの最終回、出てきましたね
うち父が、いとこ会で披露したら、ちっさい子供が耳を抑えて走り出したの、思い出します
アイヌと関係あるとは、知りませんでした
イヨマンテはアイヌ伝統の儀式で、こぐまのときからかわいがって育てたクマを矢で射て殺し、天の神に返す、熊送りの祭りです。文明の思考とは対極の、人と人以外との存在との対等な関係を保つための思想が生きていると僕は思います。この映画では1974年を最後に行われていないイヨマンテを復活させるという話が軸になるのです。
連ドラの古関裕而さんの作曲でしたか。有名な曲だけど、なんだかイタリアオペラみたいで、あまりアイヌの祭りや音楽性とはそぐわないなとずっと思っていましたが、これはこれで名曲ですね。
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