![]() |
![]() |
たくさんの計画や山行記録のタイトルに、マイナー山の名前を書いても、自分でもどこだっけ?と思ってしまうので、山域名を始めに書きます。ヤマレコの山域分類に出てくるような有名山域ではないので、既存の分類では「東海」にしかならないので自分でつけるわけです。山梨でもそうでしたが、こういう地味な山域には、曖昧な山地名があります。これまでもこの場で、《関東山地》、《巨摩山地》、《筑摩山地》などに触れました。マイナーな山地名さえないところもあり《都留郡の山》とか、《甲府北山》とか、書いております。
この辺りは、遠州を外して美濃にずらすと「美濃三河高原」なんて呼ばれていて、少なくとも地形学的な名前のうえでは山地の扱いじゃないんですね。準平原といって、山地というほど谷が削れていないのですね。でも、沢歩き山越え山行派にとっては、立派な山彙です。それで、独自に《三遠南信山地》とつけてみました。三遠南信とは、三河、遠江、信濃南部それぞれから辺境とされるこの地域を指す言葉です。山間村落には昔ながらの風俗祭りなども継承されていて共通の文化的繋がりがあります。名誉な言葉じゃないかと僕は思います。
「美濃三河高原」の主な山は、茶臼山(愛知県)、笠置山 (岐阜県)、保古山、屏風山 (岐阜県)、三国山 (岐阜県) 、鞍掛山 (愛知県)、巴山 (愛知県)、猿投山、鷹ノ巣山(段戸山)、 鳳来寺山、本宮山、明神山、大鈴山、岩古谷山とWIKIペディアにはありました。
《三遠南信山地》は、豊川水系、矢作川水系、天竜川水系が網を張り、中央構造線が天竜川と交差する所が逆ゼット字状に天竜を断層して、そこを国鉄飯田線が綱渡りして低速走行しています。
こういう山域は車で近づいてただ山頂を登れば、あっさり行けてしまいますが、山麓に点在する行き止まり集落や、クネッた渓谷をいかに忠実に辿り、自動車道路をいかに避けてラインを引くかが山行計画づくりの勘所です。入下山の鉄道とバス停の通過時間、運行曜日調査も重要です。いかに山に近づくまでを足で楽しむかがポイントだと私は思います。
試しに豊川河口部から源流の段戸山まで計画書作成画面で地図を引いてみれば、途中の過疎集落地帯には興味深い蛇行屈曲地形に沿って村落もあり、徒歩訪問が大変楽しみです。80キロなら三日でいけるかも、などと考えていると、ヤマレコには全部歩いている人の跡がありました。なんと、矢作川も、海岸から全部歩いている人がいらっしゃる。渥美半島も全部歩いてる!う〜ん、地図を見て似たような計画を思い浮かべ、実践する人がいることに親近感を感じました。おいおい記録を拝見したいです。
「美濃三河高原」は、原真氏も愛好した土地だったと記憶します。
いつか「為栗」から万古川遡行の金森山登頂しましょう。
15年ばかり前ほんのさわりを行きましたね。まんご川、改めて地図を見ると、中下流部にも沢沿い林道なく、その上流にも集落あり、これは為栗(して)から遡行なのかな。近くになると俄然やる気がしてきました。これは楽しみ。
こんにちわ。
奥三河は少し行きました。
特に大入川の布滝沢は良かったです♪
ヌメるの知らなくてラバーで行ったら巻きまくりでした(^^ゞ
ちょっと離れると思いますが水窪も良さそうですね。
成瀬陽一さんが開拓していたと思いますがその後行った記録は見たことないです。
インディさん、大入川を見てみると、ダムの下流部なんですね。大入川本流の地形も結構なものです。自動車道路がかなり上を通っています。布滝沢は、大笹山に上がる沢かな。これを登って西面の東繭目、西繭目というあたりの山村を歩き下山したいですね。ラバーというのはアクアステルスか何かですか?沢はフェルト底です。成ッさんの記録お読みですか。あのあたりは、遠い街に住んでいる人には、行くだけでもタイヘンですね。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する