何週間も前から休みの都合をつけ、前日の夕方までにはパッキング、計画書の県警送付など支度を済ませ、早朝起きて飯を食い、おにぎりを4つ握った。
玄関で靴を履く段になって、山に行くのをやめようと決める。
我ながらとても不思議だ。天気周期も体調も悪くない3月最終週の三日間なんて、奥山に出かける願ってもないチャンスだ。なのに、左足の靴紐を縛りながら、やっぱり行くのをやめた。
理由を挙げればキリがない。
グルーミーな天気?
死の予感?
長くて暗いトンネルを三つも一人で歩くこと?
行かなければ過ごせる家族との気楽で愉快な時間?
楽しんで計画作ったつもりになって、実はそんなに行きたい山じゃなかったのか?
イチローの引退写真を新聞で見た?
本当の理由はなんだろう。
ときどきこういうことがある。いや最近多いかも。
何かで読んだ。誰か登山家の、出発前の憂鬱の話。
しかし、このことも含めて、単独行は面白い。人と約束したら、こんなことは無いのだから。山岳部の検討会に通したら、こんなこともない。
yoneちゃん、やっぱ詩人?預言者?霊媒師?なんかね、ちょっと違うもの感じるんでしょうね〜???でもきっと、繊細?デリケートなとこもあると思う。誰しもそうでしょうが・・・
せっかくの春休み(娘さんそうでしょ)家族とゆっくり?豪華に?とにかく楽しい時間過ごすのも、悪くない、悪くない
うちの娘どもは、もう勝手に出かけちゃう年頃なんです〜
いや、人生は選択の結果の無限の可能性の連続です。今日の選択で特に何も起きませんでした。山をやめて、ちょうどいいやと、多摩の実家を特急往復した妻娘の駅への送り迎え運転。続いて夕方娘のバレエ稽古の送り迎えです。
昼間はまったりと八百屋に行って野菜をリュックいっぱい買い、古い本を読んで猫とニシンを食べました。ほうれん草がバカ安だったので、サグカレーを作ろうと買い込みました。
これまでに比べ気温は高いし、寒がりの妻もいなかったので、日中はストーブ焚かずに平気でした。泥付きスパッツや地下足袋の洗濯など念入りにしました。
ウチの娘はバレエ少女で、暇さえあれば稽古にでかけています。穀物以外のさっぱりした肉料理や野菜料理を作ってやると喜びます。一緒に飯食うのたのしいですね。
風は冷たく、寒気暖気のめぐりが激しく、北アルプス1800m以上は終日雲の中でした。やはり寒くても天候安定の2月が、冬山の黄金期だと思います。
明日は何をして過ごそうかな。
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