もう40年も登っていて、さすがに飽きないのか?と思うのだが、山行計画はどんどんできる。
1.気になる山を目で見つける。鉄道や車であちこち出かけると、車窓から、里からバーンとりっぱに見える山がある。あるいはどこかの山に登ると、なんだかまだ登っていない気になる山が見える。
2.地形図を見ると、特に道はなくても、地形的に、ある広い地域の中の特異点だったりする。山麓には行き止まり集落や、古い感じの名前がある。お宮、古刹がある。調べると山城跡もある。
3.最寄りの鉄道からいきなり取り付けるか、多少山麓を歩くか。向こう側に降りてバスや鉄道はあるか。ヤマレコに記録などがなければ尚よし。あったら、なるべく見ないで、帰ってきてから見る。
4.ふさわしい季節は?雪が上から下まである山域、季節なら山スキー。無いなら無雪期に沢。雪の積もらない地域なら、ヤブはいかほどか?山域と植生でだいたい分かるようにはなってきた。
5.水平距離4キロ1時間、傾斜地登り300m1時間、下りはその2/3で所要時間、何日かかるかを計算。寝場所は、夏はなるべく水のある平坦地、冬は雪さえあれば自由にイグルー。
6.装備も、多少の行動食や定番の棒ラーメンなら棚にあるし、冷蔵庫の残りもので、思い立ったらパッキングや支度は20分もあればできる。地形図のストックもしてある。計画書はヤマレコに作ってあり、日付を入れてケーサツに送るだけだ。
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という段取りで計画はできるのですが、一番の難点は、最近は仲間が居ないと朝、出発するズクが出ないということです。早起きして準備万端、おにぎりも握って、玄関で地下足袋まで履いたのに「やっぱやめよう」となることが多すぎます。行けば楽しいのですが、家族の引力が強いというのか。急に、家で寝転んで読書していたり、作り置き料理していたい気分に変わったりします。単独で行く人、ズクあるなあ、とおもいます。
ズクという言葉初めて知りました。
わからない地方語使って済みません。ズクというのは「何かを億劫がらずにやるエネルギー」のことをさします。目に見えませんが、感じるものです。
ズクが出ねえ、というのは基本、ボヤキの言葉です。
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