遭難救助などが発生してニュースになったりした事故のいきさつを、当事者がかなり早い時期に書いてくれることのありがたさを以前書きました。
https://www.yamareco.com/modules/diary/826-detail-295506
マスコミの速報や、事故当日下山直後の発言などが強い印象を残すことが多いが、山登り、山スキーを一生懸命やっているのなら、当事者として誤解無いことを伝えたいと思うのが当然で、自身による報告はとても尊いものだと思います。。
このようなありがたい記録が増えてきた理由として、以前にくらべ登山者が組織に属していていないため、発信したいと決めたら周囲の都合と事情をまとめやすい点があります。組織の名を出すと、直接関係ない代表者や関係者にぶしつけな人からぶしつけな問いかけやぶしつけな問い合わせが行き、非常に迷惑をかけるから。
また短時間で要点をまとめ報告を書けるのは、普段から山行記録をヤマレコなどに書き慣れているからというのも大きいと思います。山に登ってもその記録を書かない人もいますが、文章にして記録を残すと言うことは、知らない遠くのたくさんの人に大切なことを間違いなく伝えられる確かな技術なのです。文章を書き、読むという営みを、せっかく生まれてきたのだから続けていきたいです。
SNSは誰でもどんなことでも気楽に返信ができはします。こんな記録を書いて公開してくれたことに労いの気持ちはありますが、登山経験の共有認識も作り上げていない相手にあれこれ質問を問いかけたり、現場に居たわけでも無いのに私見を述べたりはしたくないな。せっかく書いてくれたのに、わかったようなことをいいたくない。
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大いに同感です。
現場に居あわせるどころか、そこがどのような場所かも知らないのに書く人もいますからね。
ASSH様主催の雪崩講習会であるお医者様が「山中で行われた救命活動は、それがどのような結果であっても、その場で行動した方達の判断を尊重するし、ベストだと信じている」といった趣旨のことをおっしゃっていました。私もその通りだと思っています。
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