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源流部の釜無山を目指して入笠からきのう山スキーで往復したけどラッセル負けで引き返した。山容も展望も地味な山だが、名前に惹かれた。おかげでこのあたりの分水界を詳しく見てみた。国境なのに険しい山ではなく丘陵が多い。
北に犀川、千曲川、南に木曽川、天竜川と歌詞にあるけど、広大な海無し信州では県内の川はほぼこの4本に収束して県外へ出ていく。実はもう一本、姫川が白馬村と小谷村の水を集めて糸魚川へ、独立した水系だ。
これで全てだと長年思っていたら、この釜無川が実は半分信濃国領だし、実はその北側の富士見パノラマスキー場の脇の沢まで釜無川水系だった。ここでは分水界は、フジパラからすずらんの里駅と富士見駅の間を通って丘陵帯をまたいで八ヶ岳まで続いている。そのラインの南にも信濃領があるのを初めて知った。
と思って調べたら、実は八ヶ岳の東の県界尾根より北の信濃領に、塩川へ流れる名のない沢もあった。その東の南牧村も南部がごっそり塩川流域。
栄村の中津川も、信濃領内では合流せずに越後領信濃川へ行ってしまう。
旧国や郡の領域は、必ずしも分水界だけでは決まらないケースもあるのだなあ。
https://japonyol.net/watershed.html
分水嶺の謎 高橋雅紀著 を読んでいる。これは西日本の話。
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