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彼は20年以上漂泊の身で、海に山に、絶景を求めて世界を歩いているとのこと。メイン分野は海だけど、雪山や極地でも結構な実績を積んでいる45歳。まだ止まらないという熱源を感じる。
冒険を続ける原動力はなんだろうか。先日の角幡氏のことばでは、「思いついてしまったから」という納得いく言葉があった。私の場合は、思いつきはしても、もう世界の果てまで行きたいとは思わなくなっている。勤め人をあまりに長く続け過ぎたのだろうか。来年定年後に誘われているヒマラヤの山行も、今はそれほど気が乗っていないのがわかる。けれども登山愛好家ではあり続け、裏山への熱源は持ち続けている。
どんなショボい山でもいつ死ぬかもしれないとは思うけれど、先日角幡さんが言っていたような死ぬ確率の高い(30%)計画に今はそれほどの引力は感じない。むしろ、故郷の近くの、歴史とストーリーにあふれながら未だ知らない山域をくまなく歩きたくて、計画だけはじゃんじゃん作っている。年齢から思う残り時間の使い道もあるから、付き合いで登っている時間はそれほど無いし、前に登った同じ山に似た計画でまた行くのも無い。本当に志向の合う昔からの仲間と、納得の行く未知の山登りをできるかぎり続けたい。ヤマレコ登った山リストも完登目的では無く、新しい山の発見の手がかりとして興味がある。リストは75%くらいが性に合っている。
毎日裏山の紅葉と新雪の稜線を窓から見ながら朝飯の支度をして家族とご飯を食べ、庭で取った柿をいくつも食い、野沢菜を洗って塩漬けする。寒い夜はネコを抱いて布団に入る。この暮らしも気に入っている。
写真1きょうの松本上空には水蒸気のスクリーンがあり、朝、長時間太い虹あり
写真2大松寺お坊さんの本日のお説教。今のところ徳を積んでないかも。
写真3宮村町の洋食屋の干し柿ハンガーはしゃれ込んでいた。ウチのはポリ紐。
今回は捨てないで今度持って行きます。
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