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https://www.gsj.jp/researches/openfile/openfile2013/openfile0592.html
今回は放射性炭素年代測定という技術で、溶岩流が焦がした草木の微量なものを使って、詳しい年代を測り、西暦何年噴火のものなのかほぼ特定した情報を盛り込んだそうです。
自然界の炭素は質量数12です、微量に存在する中性子2多い14の炭素同位体が、時間と共に減ることを利用した、炭素を含む物質に限った年代測定方法です。凄い技術ですね。6万年前以降なら1950年(核実験や原発時代)まで、噴火年代がわかります。理論はわかりますけど、現場では、岩石の中からその焦げたはしくれを探すのに、とても個人の技術が問われる職人技なのだそうです。
また、いまや航空機からのレーザー照射探査で、富士山北西斜面の樹海の中の溶岩地形を丸裸にした特殊地図もあります。まるで木が全部なくなったかのような丸裸の地図で、溶岩流の形が凄くよくわかります。赤色立体地図 というそうです。
以前、僕の学生時代は地質図を作るのは通産省地質調査所というところだったのですが、2000年過ぎの独立行政法人化で、産業総合研究所(産総研)と名を変えていました。Geographical Survey of Japanという英語名は変わりませんが。こういう基礎研究部門こそ国の予算でやらなきゃいけないと思うのですが そうなっていません。
富士山のような、溶岩流の跡や樹海のような密林、クレバスとか、溶岩樹形の穴に落ちそうになったり、大変な作業を歩いて行うのですね
そういえば、先日甲府城から温泉施設の跡が見つかったニュースがありましたね
あらげんさん
そのレーザー作図の赤色地図で樹海の中がずいぶんよくわかるようになったとのことですよ。よっぽど好きなのはまちがいなさそうです。
全然温泉として有名じゃないけど、駅前、県庁周辺に、温泉のホテルがあり〼。老舗の立派なホテル談露館です。この辺は今も掘れば出るところのようです。
うちの近所の湯村温泉はさびれちゃっていますけれど。
今回の発見地は県議会議事堂横ですが、甲府城の御殿のあった郭の中です。殿様や、その後勤番制になったあとは江戸から来た高級官僚が入浴していたのはまちがい無しですね。もっかい掘れば良いのにね。天守閣も再建して、駅前古城温泉。あ〜いいですね。
すばらしいですね。石さん。
山好きとかというよりも、もう天命なんじゃないでしょうか。よねやまさんの仕事にしてもそうだけど、好きなだけではとても続かないんじゃないかと思います。すぐに成果が出るような仕事がもてはやされる世の中ですが、地道な仕事というのはそれだけで大きな価値がある筈。在職中に出版できて良かったですね。
地調が通産省から独立行政法人に変わって一番苦労したのは、どこにいっても話を聞いてもらえなくなったとのこと。昔は『通産省』の名刺を出せば、どんな山奥の村でもいろいろ便宜を図ってくれたようですが『産総研』の名刺では門前払いということも多々あるそうです。名称は軽々しく変えるもんじゃないですね。
予算にしても・・・。最近の研究者は研究以外での苦労が多いみたいです
今回、前田さんの退官コンパで関係の人に会うまで、サンソーケンに名前が変わった事もしりませんでした。すっかり地質離れしてしまっています。
いま、辞書屋列伝という本を読んでいるのですが、凄くおもしろいです。
地質図作りは辞書作りに似ている。基礎科学はなんでもそうですけど。
政府に止められたって仕事をやめられないというものでしょう。
http://www.chuko.co.jp/shinsho/2014/01/102251.html
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