日本には茶臼山(茶臼岳)、烏帽子岳、袴腰岳がすごく多い。選手権をやったら最大会派は茶臼山かも。形が整った円錐の山が名付けられる。茶葉を粉にする挽き臼の茶臼は円筒形なのになぜだろう。山頂部にくぼみがあるのはそれらしい気もする。尖ったのは烏帽子、台形は袴腰というのはわかる。
よくあるということは影も薄いと言うか、茶臼山といえばこれだぜというのがどこかよくわからない。登山愛好家の誰もがこれぞという茶臼山はあるものだろうか。
たくさん登った山に飽き足らず、まだ良い山はないかなと探し続ける人生だ。あちこち転勤で住処を変えるたび、また山行計画一覧が一新される。街から見えれば登りたくなる。
□このたびの住処名古屋からの守備範囲では、未踏の名峰にいくつかの茶臼山(岳)があった。
●愛知県の最高峰。長野県との国境。標高1,416m。
●南ア南部の2604m。光岳と聖岳の間という、痒いところにある。しかも高い。
●中ア北部、将棋頭の北、2658m。これも痒い。わが奈良井川の源流ピークなので見逃せない。茶臼山最高峰ではないか?
●長篠合戦で信長が陣地にした136.4m。じつは2016年オープンした長篠設楽原パーキングエリアからトコトコ歩いていける。長篠合戦場は以前まる2日かけて全武将戦没碑を歩き倒したが、ここはイエヤスとカツヨリの前線から離れた背後なので少し離れていて行けなかった。信長だけ絶対安全な高台の上で見物していた模様。
□名前が地味なので登っていたのに忘れていたのが3つあった。つくづくありふれた名は気の毒だ。
●那須岳最高峰の1915m。百名山はこれ一つかも。
●美ヶ原〜霧ヶ峰間で、実家からも見える2006.5m。冬季スキー無理矢理ヤブ縦走の際に登っていたのに。
●北八ヶ岳の2384m。記憶では完全に縞枯山の影になっていた。高2のときの全山単独縦走。
まだどこかで登っている気がする。こう考えると気の毒な名前だ。
ああ、実家の松本の浅間温泉の裏山にも茶臼山城址があったのを忘れていた。しかも未踏だ。この麓にも信濃守護小笠原家の墓がある。
yoneyamaさん、こんばんわ。
茶臼山はあちこちにありますね。
自分にとっては天王寺公園にある
茶臼山古墳の山頂で、
現地に行くと山でも古墳でもなく、
大坂冬の陣で徳川家康が、
大坂夏の陣で真田幸村が本陣としたとこで、
真田幸村だけがクローズアップされてます。
こちらも大阪にでも出かける用事の
ついでにでもどうぞ。(*´▽`*)
大坂冬夏戦争の陣地も茶臼山なんですね。やっぱり茶臼山の命名は戦国時代が多いのでしょうか。茶道趣味も武将文化のようだし。いまどき抹茶は買ってくるものですが、趣味人のコーヒー豆よろしく、自分でガリガリ挽きたてを楽しんだのでしょうね。家財道具ですね。昔の山名は家財道具や日用品が多いですね。
16世紀は地名山名の変革期みたいですね。イエヤスってあちこちの陣地や旧跡で現場が分かっていて、「ここにイエヤスが居たのかあ!」と思いにふけることができていいですね。
大坂は縁が遠くて、ほとんど行ったことがないのですが、天王寺公園憶えておきます。
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