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尾張、美濃との境である要衝の木曽の守護、木曽義昌に、武田信玄の妹が嫁いでいて、その時の屋敷跡の大通寺が立派で彼女のお墓もありました。木曽義昌は、武田滅亡の1582年、織田信長に寝返って武田勝頼を滅ぼし、深志城(今の松本城)を手に入れますが、三ヶ月後、本能寺で信長が暗殺され再び、武田に33年間追われていた小笠原氏の逆襲にあい深志を追われました。寝返っては人質を殺され、最後は勝ち残れず、ちょっとかわいそうな戦国武将です。こんな時代、どう振る舞えばよいかなんて、誰にもわかりません。
平地が少ないと思っていた木曽福島も、段丘状に多少の中間台地があり、そこは車では通られないところ。やっぱり足で歩かなければ何も見えないなと思いました。路地裏から本筋に出たら、そこは木曽の銘酒、七笑の蔵元で、今が旬の生原酒を買って帰りました。ご主人が気さくで、たいそう話し込みました。新しくできた木曽町図書館も、酵母パンの香り漂うカフェ付きでこの前の塩尻図書館みたいに居心地よいところでした。地方の図書館に行ったら必ず行く郷土本コーナーで、京都征服したのに源頼朝に消された、信州出身唯一の天下人、木曽義仲の「イナカもん濡れ衣」説に敢然と法廷反論する「木曽義仲法廷日誌」も見つけました。
こんど、入山規制解けたら木曽福島から歩いて御嶽山登拝を果たしたいと思っています。
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