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オーティス・レディングの「リスペクト」が、真夜中のセッションでどんどんアリサ風に変わっていくレコーディングのシーンがお見事だった。ほんのちょっとの「リスペスト」をください、とDV夫に向けての歌だったんだ。オーティスの歌の印象とは違う。
アリサの歌いだしを聴いて、初顔合わせのバンドのメンバーが気配を感じ取り、メキメキ曲ができていく、後に伝説的に有名になったアラバマのマッスル・ショールズのフェイムスタジオでのセッションのシーンが再現されていて、ここが一番の見所かな、と思った。
かかるナンバーが全部好きだ。最後のシーンの教会ライブでアメイジング・グレイスを歌うドキュメントフィルムを半年前に見たけど、ピアノ弾きのシャツとネクタイそのまま再現していて面白かった。
ジェンダー&黒人差別とパワハラだらけの時代。父親、パートナーのDVとの苦闘のなかで、天才アリサだって苦しんで歌ったんだな!ということが深くわかる映画だった。
それにしてもどのオトコもありえないほどのダメオばっかで、まるで古典バレエの脚本みたいだったよ・・・。今ジェンダー関連本を固め打ちで読んでいるので、ますます。
アリサのおなじみナンバーを歌うジェニファー・ハドソンのサントラ盤も今週ずっとかけっぱなしです。山でも頭の中で鳴りっぱなし。
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