今朝は早起きして玄米飯も平らげ、さて靴を履いて玄関を出るだけという段になって、今日はやめようという気になった。気まぐれではなく、昨夜床についてからずっとのしかかってきた「山行前の重い気分」がずっと取れなかったのである。
人と約束していたり、貴重な週末の限られた時間だったり、飛行機の切符を予約でもしていたら、仕方がないから出かけたかもしれない。しかし今の自分は自由なのだ。明日に替えたところで計画書の日付を訂正するだけですむ。
列島南岸に伸びた前線のせいか、東の山裾の雲が低い。昨日もずっと雲が厚くて暗かった。天気のせいもあるかもしれない。入山日の雨くらい、長い山行ならどうってことないのだが。
延期を決めた後の家族との会話は、運命の分岐を超えた後の世界であり、さりげない話が面白い。もしかしたら聞いていなかったはずの、交わされなかったはずの話。とても楽しい。それに、山行に行く行かないを決めた自由を感じる。ぽっかり浮いた時間の自由も魅力だ。
しかしまた一晩、山行前の緊張を味わうのか。まあ出かけてしまえば楽しいばかりなのだけれども。いや、前の晩からウキウキするような時にこそ入山をするべきだろうな。いつまでも勤め人時代の、時間の限られた遊びなんかの習慣に縛られてはいけないな。人生はこれからなのだ。
イグルスキー信者の者です(笑)(講習会を受講した者です)
日記を拝見しながら自分を振り返る。気分がのらないから今日はやめる。そうしたいけど「今日しかない」で向かっても、気持ちが上がらずいまいちだということが何度かあったなぁと思いかえしました。
一週間前に休みとれるよと声をかけられ休みをとったものの今日の天気はどんより。朝から好物の玄米を焚き、珍しく家の大掃除をし、来週の準備でもしようかなとのんびりしております。
自由、緊張、時間の限られた遊び、人生これから、何かと心に響きます。長距離山行の記録楽しみにしております!
戦国時代の足軽も戦では炒った玄米をお湯で戻して食べてたそうです。原点回帰ですね
ソロや自由な時間があるよさは思いついて計画をすぐ実行できることじゃなくて、すぐやめられることかなって思います。漠然とした前向きな気持ちになれない時に行ってもいいことない気がしますし。
そうなんですよ。計画はいくらでも作ってあるんです。自分の気持の盛り上がりを対話できるんですよね。いくら登山愛好家といったって、何十年もやっていると、いろんな気分がありますからねえ。まあ、行ったら行ったで良いことは起こってくることもあるんですけどね。
荷物負んでるのは娘さん?
愛妻ですよ。
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