さくらんぼ取り、梅取り、山椒の実

ここ数日、借家の庭のさくらんぼと、近くの実家の庭の梅を木登りしてとった。

雨の日に木登りしてずぶ濡れになったって全く平気だ。雨の日の終日藪漕ぎに比べれば。終わればすぐ乾いた服が着られる下界なんだから。

梅は梅干し、さくらんぼはジャムにする。借家も実家も、戦中に飢えた子どもだった世代の建てた家だから、食べ物のなる木が必ず植えてある。柿、栗、梅、さくらんぼ、いちじく。

この世代が、そろそろ世を去る時代になった。でも、残った家には柿や梅がたわわになり、後の世代の人には手に余るようだ。さくらんぼはジャムに、梅は梅干しに、柿は干し柿にするスキルを知らなくてはな。

借家にはこの後夏に、茗荷がすごく出る。これはピクルスにする。

実家の庭には実をつける山椒の大きな木もある。今爽やかな緑で生ですりこぎで擦って何にでもかけて食べる。食べきれない程ある。