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Yamareco

記録ID: 1228090
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

あこがれの、西穂ー奥穂を縦走(さらにキレット越え)

2017年08月12日(土) 〜 2017年08月16日(水)
 - 拍手
GPS
104:00
距離
28.9km
登り
1,960m
下り
2,597m

コースタイム

1日目
山行
1:10
休憩
0:00
合計
1:10
13:40
70
ロープウエー西穂高口
14:50
西穂山荘
2日目
山行
8:40
休憩
1:10
合計
9:50
4:00
70
西穂山荘
5:10
5:20
20
独標
5:40
5:40
60
ピラミッドピーク
6:40
6:50
20
西穂高岳
7:10
7:20
30
赤岩岳
7:50
8:00
30
間の岳
8:30
8:30
20
間/天のコル
8:50
9:00
20
天狗岳
9:20
9:20
110
天狗のコル
11:10
11:20
40
ジャンダルム
12:00
12:00
20
コル
12:20
12:20
20
馬の背
12:40
12:50
60
奥穂高岳
13:50
穂高岳山荘
3日目
山行
5:40
休憩
0:30
合計
6:10
5:50
20
穂高岳山荘
6:10
6:20
130
涸沢岳
8:30
8:50
40
北穂高岳
9:30
9:30
30
飛騨泣き
10:00
10:00
20
A沢のコル
10:20
10:20
100
長谷川ピーク
12:00
南岳小屋
4日目
山行
7:10
休憩
1:20
合計
8:30
5:00
10
南岳小屋
5:10
5:10
10
南岳
5:20
5:20
90
天狗原分岐
6:50
7:10
30
天狗池
7:40
8:00
40
槍沢合流点
8:40
8:50
50
大曲り
9:40
9:50
80
槍沢ロッジ
11:10
11:00
70
横尾
12:10
12:30
50
徳沢
13:20
明神
5日目
山行
0:50
休憩
0:00
合計
0:50
7:50
50
明神
8:40
上高地
天候 8/12;PMは霧。
8/13;AMは晴れ、PMは霧。
8/14;AMは曇り時々晴れ、PMは霧。
8/15;AMは霧、曇り、PMは雨。
8/16;前日夜から朝方まで雨、のち曇り。
過去天気図(気象庁) 2017年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
行き;四国ー>(JR)−高山ー(バス)ー(ロープウエー)ー西穂高口。
帰り;上高地ー>(バス、電車)−松本ー(JR)−>四国
コース状況/
危険箇所等
1)西穂ー>奥穂;「自分的難易度」は、★★★★☆。鎖は多数設置されている。またペンキマークも多数あり。対向者も多いので、すれ違い時が要注意。浮石が多いので落石も要注意。長時間コースなので、体力も必要。
2)大キレット;「自分的難易度」は、★★★☆☆。鎖多数あり。浮石による落石に要注意。1)よりさらに対向者が多いので、すれ違いにも要注意。
3)穂高岳小屋ー>北穂;「自分的難易度」は、★★★☆☆。涸沢岳からの下り、鎖場、ハシゴが多い急下降部分が要注意。3回目ということもあり、1)、2)よりはやや楽だった。

※詳細は、「感想」、「写真」の項をご覧ください。「自分的難易度」とは、あくまで私の個人的な判断です。各自の岩稜歩きの実力にて、難易度はかなり左右されます。(ちなみに、独標ー西穂の「自分的難易度」は、★★☆☆☆)
8月13日;朝4:00。まだ暗い中、西穂山荘を出発。ほかの登山者も4時前後にぞろぞろを出発していった。
2017年08月13日 04:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
8/13 4:00
8月13日;朝4:00。まだ暗い中、西穂山荘を出発。ほかの登山者も4時前後にぞろぞろを出発していった。
空には、下弦の月が光っていた。星も出ていて、今日は天気がよさそうだ。
2017年08月13日 04:01撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
8/13 4:01
空には、下弦の月が光っていた。星も出ていて、今日は天気がよさそうだ。
登り始めの道より、山小屋の明かりと、点々とした登山者のヘッドランプの明かり
2017年08月13日 04:05撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
8/13 4:05
登り始めの道より、山小屋の明かりと、点々とした登山者のヘッドランプの明かり
5時前、夜が明けてきた。東の空が朝焼けで美しい
2017年08月13日 04:55撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
2
8/13 4:55
5時前、夜が明けてきた。東の空が朝焼けで美しい
同じく)朝焼けと、黒々とした岩稜
2017年08月13日 04:55撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
8/13 4:55
同じく)朝焼けと、黒々とした岩稜
朝焼けの雲と、前穂高岳(中央)
2017年08月13日 05:03撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
8/13 5:03
朝焼けの雲と、前穂高岳(中央)
5:10、独標に到着。上空は青空が広がっていて、登山日和だ。まずは西穂高岳を目指す。
2017年08月13日 05:17撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
8/13 5:17
5:10、独標に到着。上空は青空が広がっていて、登山日和だ。まずは西穂高岳を目指す。
独標を振り返る。梓川の谷間は、雲海に埋まっている。
2017年08月13日 05:40撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4
8/13 5:40
独標を振り返る。梓川の谷間は、雲海に埋まっている。
西穂高が近づいてきた、登山者で道は渋滞中。遠くに奥穂高も見えている
2017年08月13日 05:44撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
8/13 5:44
西穂高が近づいてきた、登山者で道は渋滞中。遠くに奥穂高も見えている
西穂高の山頂を望む
2017年08月13日 06:07撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
8/13 6:07
西穂高の山頂を望む
西穂高岳山頂付近より、登ってきたピーク群を振り返る
2017年08月13日 06:22撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
8/13 6:22
西穂高岳山頂付近より、登ってきたピーク群を振り返る
西穂高岳より、目指す奥穂高岳はなかなか遠い・・
2017年08月13日 06:36撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
3
8/13 6:36
西穂高岳より、目指す奥穂高岳はなかなか遠い・・
6:30、西穂高岳に到着。登山者で大混雑の山頂
2017年08月13日 06:36撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
8/13 6:36
6:30、西穂高岳に到着。登山者で大混雑の山頂
西穂高を越えると、さっそく、岩稜帯が始まる。慎重に行こう!
2017年08月13日 06:39撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
2
8/13 6:39
西穂高を越えると、さっそく、岩稜帯が始まる。慎重に行こう!
奥穂へのルート上のピークが、雲をまとって、素晴らしい眺めだ。
2017年08月13日 06:41撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
6
8/13 6:41
奥穂へのルート上のピークが、雲をまとって、素晴らしい眺めだ。
薄い雲をまとった岩峰群
2017年08月13日 06:42撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5
8/13 6:42
薄い雲をまとった岩峰群
奥穂高岳(中央左)と、前穂高岳(中央右)
2017年08月13日 06:42撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
8/13 6:42
奥穂高岳(中央左)と、前穂高岳(中央右)
P1ピークからの下り、最初の鎖場(10m)を下る。
2017年08月13日 07:02撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
8/13 7:02
P1ピークからの下り、最初の鎖場(10m)を下る。
ごつごつした岩峰群を越えてゆく
2017年08月13日 07:06撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
8/13 7:06
ごつごつした岩峰群を越えてゆく
岩場に咲く、イワギキョウが励ましてくれている
2017年08月13日 07:08撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
2
8/13 7:08
岩場に咲く、イワギキョウが励ましてくれている
7:20 赤岩岳に到着。次のピーク、間の岳が見える
2017年08月13日 07:18撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
2
8/13 7:18
7:20 赤岩岳に到着。次のピーク、間の岳が見える
赤岩岳と間の岳の間の岩稜(コル)をゆく
2017年08月13日 07:23撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5
8/13 7:23
赤岩岳と間の岳の間の岩稜(コル)をゆく
西には笠が岳の稜線、稜線部は雲をかぶっている
2017年08月13日 07:33撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
8/13 7:33
西には笠が岳の稜線、稜線部は雲をかぶっている
岩峰と、残月(青空の中の「白い点」です)
2017年08月13日 07:33撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
3
8/13 7:33
岩峰と、残月(青空の中の「白い点」です)
間の岳の手前で、ブロッケンが見えた!
2017年08月13日 07:47撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4
8/13 7:47
間の岳の手前で、ブロッケンが見えた!
7:50 間の岳に到着。雲をまとった天狗岳の向こう、まだまだ奥穂高は遠い
2017年08月13日 08:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5
8/13 8:00
7:50 間の岳に到着。雲をまとった天狗岳の向こう、まだまだ奥穂高は遠い
同じく、間の岳山頂より、奥穂高、さらに前穂高(右奥)
2017年08月13日 08:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
3
8/13 8:00
同じく、間の岳山頂より、奥穂高、さらに前穂高(右奥)
間の岳の先は、急な鎖場の下りが続く。鎖3本。岩はしっかりしていた。
2017年08月13日 08:10撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
8/13 8:10
間の岳の先は、急な鎖場の下りが続く。鎖3本。岩はしっかりしていた。
険しい岩峰群を乗り越えてゆく
2017年08月13日 08:14撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
2
8/13 8:14
険しい岩峰群を乗り越えてゆく
岩峰には登山者が多数、取りついている。今日は西ー>奥方向で、30人程度が縦走にチャレンジしていた。(対向者も同程度)
2017年08月13日 08:24撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
3
8/13 8:24
岩峰には登山者が多数、取りついている。今日は西ー>奥方向で、30人程度が縦走にチャレンジしていた。(対向者も同程度)
コル手前から、次の天狗岳の岩壁に取りつく人たちが見えてきた。
2017年08月13日 08:27撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
8/13 8:27
コル手前から、次の天狗岳の岩壁に取りつく人たちが見えてきた。
ここがうわさの「逆層スラブ」らしい。
2017年08月13日 08:28撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
3
8/13 8:28
ここがうわさの「逆層スラブ」らしい。
8:30 間/天のコル到着。天狗岳の逆層スラブへ取りつく登山者たち
2017年08月13日 08:33撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
8/13 8:33
8:30 間/天のコル到着。天狗岳の逆層スラブへ取りつく登山者たち
逆層スラブをゆく登山者。鎖がつけてあるので何とかなるが、足場が少なく、なかなか厳しい。まるで本格的なロッククライミングをしている気分だ。
2017年08月13日 08:36撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
2
8/13 8:36
逆層スラブをゆく登山者。鎖がつけてあるので何とかなるが、足場が少なく、なかなか厳しい。まるで本格的なロッククライミングをしている気分だ。
8:50 ようやく天狗岳に到着。ここは意外と頂上が広く、標識もあった。
2017年08月13日 08:52撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4
8/13 8:52
8:50 ようやく天狗岳に到着。ここは意外と頂上が広く、標識もあった。
天狗岳山頂より、コルを隔てて、ガス湧く奥穂高岳。まだまだ先は長そうだ
2017年08月13日 08:54撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
8/13 8:54
天狗岳山頂より、コルを隔てて、ガス湧く奥穂高岳。まだまだ先は長そうだ
9:20 天狗のコルに到着。狭いコルだが、ここには標識があり、岳沢へのルートが分かれている。だが天狗沢はガラガラの谷で、とても下りれるようではない。
2017年08月13日 09:20撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
3
8/13 9:20
9:20 天狗のコルに到着。狭いコルだが、ここには標識があり、岳沢へのルートが分かれている。だが天狗沢はガラガラの谷で、とても下りれるようではない。
奥穂高岳への、標高差 約300mの急登が続く。
2017年08月13日 10:06撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
2
8/13 10:06
奥穂高岳への、標高差 約300mの急登が続く。
だいぶ登ってきたが、ガスがかかってきた。ジャンダルムまであと少しか?
2017年08月13日 10:54撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
8/13 10:54
だいぶ登ってきたが、ガスがかかってきた。ジャンダルムまであと少しか?
11:10 ジャンダルムに、ようやく到着。西穂側のコルから登るルートがあり、10分ほどで簡単に登れた。残念ながらガスで展望なし。「天使の標識」
2017年08月13日 11:14撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
4
8/13 11:14
11:10 ジャンダルムに、ようやく到着。西穂側のコルから登るルートがあり、10分ほどで簡単に登れた。残念ながらガスで展望なし。「天使の標識」
ジャンダルムの登山者。
2017年08月13日 11:21撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
2
8/13 11:21
ジャンダルムの登山者。
ここが最後の難所、「馬の背」。たしかにその名の通り、ナイフリッジが続く。鎖はついてない。
2017年08月13日 12:21撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5
8/13 12:21
ここが最後の難所、「馬の背」。たしかにその名の通り、ナイフリッジが続く。鎖はついてない。
馬の背を登っている途中、振り返ると、ジャンダルムが顔を見せていた。
2017年08月13日 12:26撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
8
8/13 12:26
馬の背を登っている途中、振り返ると、ジャンダルムが顔を見せていた。
馬の背を越え、奥穂高岳へあと少し
2017年08月13日 12:30撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5
8/13 12:30
馬の背を越え、奥穂高岳へあと少し
12:40 奥穂高岳山頂に、無事、到着。やれやれ。なんとか西ー奥縦走をやり遂げたな。
2017年08月13日 12:38撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
5
8/13 12:38
12:40 奥穂高岳山頂に、無事、到着。やれやれ。なんとか西ー奥縦走をやり遂げたな。
奥穂高岳から、涸沢を眼下に望む。今年はこのお盆の時期にしては残雪が多い感じだ。
2017年08月13日 13:08撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
8/13 13:08
奥穂高岳から、涸沢を眼下に望む。今年はこのお盆の時期にしては残雪が多い感じだ。
穂高岳山荘まであと少し。しかーし、ここの先のハシゴで、登りと下りの人が交錯して渋滞しており、待つこと20分。ここが今日一番疲れた・・・・
2017年08月13日 13:25撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
8/13 13:25
穂高岳山荘まであと少し。しかーし、ここの先のハシゴで、登りと下りの人が交錯して渋滞しており、待つこと20分。ここが今日一番疲れた・・・・
涸沢岳が見えている。
2017年08月13日 13:27撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
2
8/13 13:27
涸沢岳が見えている。
8月14日。朝6時前に、穂高岳山荘を出発、北穂へと向かう。天気は曇りで、うっすらと霧もかかっており、ちょっといまいちの感じ。キレットいけるかな?
2017年08月14日 05:48撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
8/14 5:48
8月14日。朝6時前に、穂高岳山荘を出発、北穂へと向かう。天気は曇りで、うっすらと霧もかかっており、ちょっといまいちの感じ。キレットいけるかな?
涸沢岳への登りの途中より、昨日登ったジャンダルムが、霧の中から顔を出してくれた
2017年08月14日 05:51撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
8/14 5:51
涸沢岳への登りの途中より、昨日登ったジャンダルムが、霧の中から顔を出してくれた
涸沢岳の山頂に到着。ちょっとどんよりした天気で、朝から元気がでない
2017年08月14日 06:20撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
8/14 6:20
涸沢岳の山頂に到着。ちょっとどんよりした天気で、朝から元気がでない
涸沢岳頂上付近より、奥穂高岳と穂高岳山荘を望む
2017年08月14日 06:06撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
8/14 6:06
涸沢岳頂上付近より、奥穂高岳と穂高岳山荘を望む
涸沢岳付近より、遠く槍ヶ岳が見えた。途中のキレットは滝雲に覆われている
2017年08月14日 06:13撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
3
8/14 6:13
涸沢岳付近より、遠く槍ヶ岳が見えた。途中のキレットは滝雲に覆われている
同じく)涸沢岳から、北穂高の山頂と、遠くに槍ヶ岳の展望。晴れてれば素晴らしい写真になるのだが・・
2017年08月14日 06:13撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
2
8/14 6:13
同じく)涸沢岳から、北穂高の山頂と、遠くに槍ヶ岳の展望。晴れてれば素晴らしい写真になるのだが・・
涸沢岳山頂付近より下を見ると、はるかに涸沢が見えていた
2017年08月14日 06:23撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
8/14 6:23
涸沢岳山頂付近より下を見ると、はるかに涸沢が見えていた
雪田とはるかに遠く涸沢
2017年08月14日 06:39撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
8/14 6:39
雪田とはるかに遠く涸沢
稜線は花が少ないが、ナントカオオギ?の花がちらほら咲いていた
2017年08月14日 06:40撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
8/14 6:40
稜線は花が少ないが、ナントカオオギ?の花がちらほら咲いていた
涸沢岳からは200m程度、急な下降が続く。鎖場も多く、意外と気が抜けない下りだ。行きかう登山者が小さく見える
2017年08月14日 06:53撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
2
8/14 6:53
涸沢岳からは200m程度、急な下降が続く。鎖場も多く、意外と気が抜けない下りだ。行きかう登山者が小さく見える
涸沢岳ー北穂間の切り立った岩稜と、そそりたつ北穂高岳
2017年08月14日 06:59撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
8/14 6:59
涸沢岳ー北穂間の切り立った岩稜と、そそりたつ北穂高岳
涸沢岳ー北穂高間のハシゴをゆく登山者
2017年08月14日 07:02撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
8/14 7:02
涸沢岳ー北穂高間のハシゴをゆく登山者
ミネウスユキソウ(だったかな?)。岩稜にへばりつくように咲いていた
2017年08月14日 07:35撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
8/14 7:35
ミネウスユキソウ(だったかな?)。岩稜にへばりつくように咲いていた
北穂高岳の南峰が近づいてきた
2017年08月14日 08:04撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
8/14 8:04
北穂高岳の南峰が近づいてきた
岩稜帯を歩く登山者
2017年08月14日 08:11撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
8/14 8:11
岩稜帯を歩く登山者
北穂高岳南峰(もしくは松浪岩)と、奥には笠が岳
2017年08月14日 08:16撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
2
8/14 8:16
北穂高岳南峰(もしくは松浪岩)と、奥には笠が岳
北穂高の山頂付近、ナイフのようにそそり立つ岩峰
2017年08月14日 08:27撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
3
8/14 8:27
北穂高の山頂付近、ナイフのようにそそり立つ岩峰
8:30 北穂高岳の山頂に到着。上空は青空と日差しも出てきたし、キレットを隔てて、槍ヶ岳が良く見える。夏の北穂高での、久々の良い展望が待っていた
2017年08月14日 08:32撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
2
8/14 8:32
8:30 北穂高岳の山頂に到着。上空は青空と日差しも出てきたし、キレットを隔てて、槍ヶ岳が良く見える。夏の北穂高での、久々の良い展望が待っていた
キレットを覗き込む。北穂山頂から大きく下っており、はるか下に、無名峰(手前)と長谷川ピーク(中央左)が見える。結構厳しい感じだ・・
2017年08月14日 08:32撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
2
8/14 8:32
キレットを覗き込む。北穂山頂から大きく下っており、はるか下に、無名峰(手前)と長谷川ピーク(中央左)が見える。結構厳しい感じだ・・
北穂高岳山頂より、北アルプス中央部を望む。雲が取れてきて、良く見える。左手に黒部五郎岳、右の奥に薬師岳
2017年08月14日 08:32撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
8/14 8:32
北穂高岳山頂より、北アルプス中央部を望む。雲が取れてきて、良く見える。左手に黒部五郎岳、右の奥に薬師岳
北穂高岳より、(たぶん)常念岳方面の眺め
2017年08月14日 08:32撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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8/14 8:32
北穂高岳より、(たぶん)常念岳方面の眺め
北穂高岳山頂小屋。以前宿泊したのは、もう5-6年前か?
2017年08月14日 08:33撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
8/14 8:33
北穂高岳山頂小屋。以前宿泊したのは、もう5-6年前か?
北穂高岳山頂より、滝谷の岩壁を望む。今日はクライマーの姿はなかった
2017年08月14日 08:33撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
2
8/14 8:33
北穂高岳山頂より、滝谷の岩壁を望む。今日はクライマーの姿はなかった
北穂高岳山頂より、前穂高とその北尾根を望む。いつみても美しい稜線だなぁ
2017年08月14日 08:44撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
2
8/14 8:44
北穂高岳山頂より、前穂高とその北尾根を望む。いつみても美しい稜線だなぁ
北穂高岳山頂より奥穂高岳方面を望む。山頂の右手にちゃんと、ジャンダルムも見えていた(中央奥の小ピーク)
2017年08月14日 08:44撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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8/14 8:44
北穂高岳山頂より奥穂高岳方面を望む。山頂の右手にちゃんと、ジャンダルムも見えていた(中央奥の小ピーク)
北穂高岳山頂から大キレットの中核部、長谷川ピークあたりを望む
2017年08月14日 08:51撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
2
8/14 8:51
北穂高岳山頂から大キレットの中核部、長谷川ピークあたりを望む
(同じく)長谷川ピークあたりのズーム
2017年08月14日 08:52撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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8/14 8:52
(同じく)長谷川ピークあたりのズーム
北穂高からの下りより、滝谷側の岩壁を望む
2017年08月14日 09:13撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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8/14 9:13
北穂高からの下りより、滝谷側の岩壁を望む
飛騨泣き付近のナイフリッジをゆく登山者。鎖が結構、設置されているので、助かる。
2017年08月14日 09:26撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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8/14 9:26
飛騨泣き付近のナイフリッジをゆく登山者。鎖が結構、設置されているので、助かる。
飛騨泣き付近の岩場の下り。(人為)落石に注意!
2017年08月14日 09:29撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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8/14 9:29
飛騨泣き付近の岩場の下り。(人為)落石に注意!
9:30-40 「飛騨泣き」と思われる切り立った岩稜帯を通過。キレット最大の難場だが、鎖がたくさん設置されていた
2017年08月14日 09:34撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
3
8/14 9:34
9:30-40 「飛騨泣き」と思われる切り立った岩稜帯を通過。キレット最大の難場だが、鎖がたくさん設置されていた
A沢のコル付近より、穏やかな横尾本谷源頭部のカールを望む。正面のピークは、南岳の、獅子頭ピーク
2017年08月14日 09:47撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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8/14 9:47
A沢のコル付近より、穏やかな横尾本谷源頭部のカールを望む。正面のピークは、南岳の、獅子頭ピーク
A沢のコル付近より、越えてきた急な岩場を振り返る
2017年08月14日 09:58撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
8/14 9:58
A沢のコル付近より、越えてきた急な岩場を振り返る
岩稜帯なので花は少ないが、わずかにオトギリソウが咲いていた
2017年08月14日 10:08撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
8/14 10:08
岩稜帯なので花は少ないが、わずかにオトギリソウが咲いていた
A沢のコルから、長谷川ピークへの登りも、急な岩稜帯で鎖場が多かった
2017年08月14日 10:11撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
1
8/14 10:11
A沢のコルから、長谷川ピークへの登りも、急な岩稜帯で鎖場が多かった
長谷川ピークに到着。やれやれ
2017年08月14日 10:20撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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8/14 10:20
長谷川ピークに到着。やれやれ
長谷川ピークで一休み、振り返ると、滝谷のドーム岩峰だろうか?険しい岩場が望めた
2017年08月14日 10:21撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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8/14 10:21
長谷川ピークで一休み、振り返ると、滝谷のドーム岩峰だろうか?険しい岩場が望めた
長谷川ピークからの下りも、結構狭い岩稜帯
2017年08月14日 10:21撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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8/14 10:21
長谷川ピークからの下りも、結構狭い岩稜帯
(同じく)長谷川ピーク付近を行く登山者たち
2017年08月14日 10:21撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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8/14 10:21
(同じく)長谷川ピーク付近を行く登山者たち
11時、ようやく最低コルあたりに到着し、これからの登りの岩稜を見上げる
2017年08月14日 10:58撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
8/14 10:58
11時、ようやく最低コルあたりに到着し、これからの登りの岩稜を見上げる
南岳への登り返しのルート途中より、はるかに屏風の頭を見下ろす(中央)。なんとかいう池のあたりは、まだ雪田になっていた
2017年08月14日 11:24撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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8/14 11:24
南岳への登り返しのルート途中より、はるかに屏風の頭を見下ろす(中央)。なんとかいう池のあたりは、まだ雪田になっていた
南岳への登りも、割と岩っぽいが、登りなのでそれほど難しくはなかった
2017年08月14日 11:43撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
8/14 11:43
南岳への登りも、割と岩っぽいが、登りなのでそれほど難しくはなかった
岩稜の岩陰に咲いていた、ウサギキクとヨツバシオガマ
2017年08月14日 11:49撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
8/14 11:49
岩稜の岩陰に咲いていた、ウサギキクとヨツバシオガマ
岩陰の、イワギキョウ
2017年08月14日 11:51撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
8/14 11:51
岩陰の、イワギキョウ
岩についていた「苔」。パンのように膨らんだ、面白い形をしていたので、写してみた
2017年08月14日 11:58撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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8/14 11:58
岩についていた「苔」。パンのように膨らんだ、面白い形をしていたので、写してみた
キレットを登り切り、12時ちょうどに、南岳小屋に到着。今日はここに泊まる
2017年08月14日 12:03撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
8/14 12:03
キレットを登り切り、12時ちょうどに、南岳小屋に到着。今日はここに泊まる
8月15日。今日は麓に下る日。朝から稜線は霧雨になっていた。カッパを着て、5時には下山開始。南岳の山頂も霧に包まれ、展望なし。
2017年08月15日 05:05撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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8/15 5:05
8月15日。今日は麓に下る日。朝から稜線は霧雨になっていた。カッパを着て、5時には下山開始。南岳の山頂も霧に包まれ、展望なし。
南岳北側の分岐より、横尾尾根を天狗原へと下る。以外と急な岩稜の下りが続く。
2017年08月15日 05:37撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
8/15 5:37
南岳北側の分岐より、横尾尾根を天狗原へと下る。以外と急な岩稜の下りが続く。
天狗原に到着。あいにくここも霧に覆われていたが、ちょっとだけ槍ヶ岳の穂先が見えた
2017年08月15日 07:11撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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8/15 7:11
天狗原に到着。あいにくここも霧に覆われていたが、ちょっとだけ槍ヶ岳の穂先が見えた
天狗原にある、天狗池。予想して便りずいぶん小さい池
2017年08月15日 07:13撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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8/15 7:13
天狗原にある、天狗池。予想して便りずいぶん小さい池
天狗原自体は岩原地帯で花が少なかったが、そこから先、花がパラパラとでてきたので、花の写真を撮りながら下る。これはタカネオトギリ
2017年08月15日 07:27撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
8/15 7:27
天狗原自体は岩原地帯で花が少なかったが、そこから先、花がパラパラとでてきたので、花の写真を撮りながら下る。これはタカネオトギリ
ミソガワソウ(だったかな?)
2017年08月15日 07:27撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
8/15 7:27
ミソガワソウ(だったかな?)
クガイソウの群落
2017年08月15日 07:28撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
8/15 7:28
クガイソウの群落
フウロソウも若干だが咲いていた
2017年08月15日 07:31撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
8/15 7:31
フウロソウも若干だが咲いていた
ハハコグサ
2017年08月15日 07:45撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
8/15 7:45
ハハコグサ
7:40 槍沢合流点に到着。ここあたりから雲の下になり、視界が出てきた。槍から下る人、登る人など、登山者が多い
2017年08月15日 08:07撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
8/15 8:07
7:40 槍沢合流点に到着。ここあたりから雲の下になり、視界が出てきた。槍から下る人、登る人など、登山者が多い
槍沢の中央部は大きな雪渓が残っていた(登山道は雪渓脇の夏道をゆく)
2017年08月15日 08:21撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
8/15 8:21
槍沢の中央部は大きな雪渓が残っていた(登山道は雪渓脇の夏道をゆく)
ミヤマキンバイ(たぶん)
2017年08月15日 08:22撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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8/15 8:22
ミヤマキンバイ(たぶん)
ニッコウキスゲ
2017年08月15日 08:28撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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ニッコウキスゲ
クルマユリ
2017年08月15日 09:02撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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クルマユリ
ヒヨドリソウ
2017年08月15日 09:23撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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ヒヨドリソウ
オオバギボウシ
2017年08月15日 09:27撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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オオバギボウシ
ソバナ
2017年08月15日 09:32撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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ソバナ
センジュガンピ
2017年08月15日 09:51撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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センジュガンピ
梓川上流の清流
2017年08月15日 10:07撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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8/15 10:07
梓川上流の清流
夏だというのに道脇にはぱらぱらと、いろんなキノコが生えていた
2017年08月15日 10:46撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
8/15 10:46
夏だというのに道脇にはぱらぱらと、いろんなキノコが生えていた
ホタルブクロ
2017年08月15日 11:28撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
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8/15 11:28
ホタルブクロ
登山道わきの小池、12時ころより雨が本降りとなり、傘をさしてゆく(このあと、明神に宿泊)
2017年08月15日 12:53撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
8/15 12:53
登山道わきの小池、12時ころより雨が本降りとなり、傘をさしてゆく(このあと、明神に宿泊)
8月16日の朝、上高地に到着。長くて充実した山行が終わった・・
2017年08月16日 09:18撮影 by  Canon IXY DIGITAL 900 IS, Canon
6
8/16 9:18
8月16日の朝、上高地に到着。長くて充実した山行が終わった・・
撮影機器:

装備

個人装備
ヘルメット 手袋(軍手)×3双

感想

【山行No 613】

* 山登りを始めた、まだ20台のころ、山仲間より「奥穂から西穂のルートは、学生時代に行ったが、なかなか面白かったゾ」と聞き、そのうち行ってみよう、と思った。だがその後、ほかにも行きたい山、行きたいコースが沢山ありすぎて、ついつい延び延びとなっていた。
・・でも年も取ってきたし、そろそろこのコースも行かないと、と思い、ようやく今回、縦走を果たすことができた。さらにこちらもなぜか未踏だった「大キレット」も、ついでに縦走でき、満足な登山となった。

1)8月12日(入山)
・四国からだと、西穂高の小屋にその日のうちに入るのが少し難しいので、前日は名古屋でビジネスホテルに泊まり、この日に名古屋から高山経由で西穂高山荘へ向かう。午後に山荘に着いたが、天気はどんよりしており、明日の縦走は少し心配だ。夕食時に山小屋の主人(気象予報士)より、「明日、明後日とも、曇り時々晴れ、午後は霧だが雨の可能性は少ない」と聞き、安心した。
・今日の泊り客は70人ぐらいか?30人ほどが明日は縦走するらしい。


2)8月13日(西穂ー奥穂縦走)
・昨日、小屋の人に聞いたら、「縦走する人はだいたい4時には出ます」とのことだったので、今朝は3:30起床で、4:00発。まだ外は暗くてヘッドランプが必要だが、空には星や月が出ていて天気は良さそうだ。それに早くも、ヘッドランプを付けた登山者の列が独標へと向かっている。

・西穂山荘ー西穂高岳;独標あたりで日の出。朝焼けがきれいだった。登山者も前後にぞろぞろといて、先頭が遅いために行列となった。西穂までのルートは昨年秋にも歩いているし、特に問題はない。(自分も含め、ほぼ全員がヘルメットは着用)

・西穂高岳ー赤沢岳;西穂高岳には6:30着。山頂は混雑しているので、隣の「P1ピーク」にて一休み。気温15度。その先から本格的な縦走が始まる。まず最初は15mほどの鎖場を下る。大したことはないが、西穂山荘の主人によると、「今シーズン、この付近で滑落事故が起きた」とのことだった。その後も数個の鎖場を下り、コルへ。コルからは少し登って、7:10赤沢岳着(標識なし)。

・赤沢岳ー間の岳;赤沢岳からは、少しガラガラした岩稜帯を下降し、次のコルに降り立つ。間の岳の登りは、ガラガラしたガレ場の登りから始まり、足元が不安定。気を付けてたつもりだったが、自分の足元から落石を、1回起こしてしまった(登山道側ではなく、飛騨側に崩れていったので良かったが・・)。他の人の足元からも石が落ちる場面があり、ここは要注意ポイントだった。その先、少し登ると、間の岳の山頂(ここも標識なし)。ここまでは昨年秋にも来ている。

・間の岳ー天狗岳;間の岳の先、鎖場3本の下りがあり、そのあとやや緩い岩稜をゆく、再び下ってコル。コルからはいわゆる「逆層スラブ」の急な登りが始まる。鎖がついているので鎖を頼みに登るが、足の置き場も少ないし、結構、頑張って登った。ここがこのコースのポイントの一つ。逆コースだとよけいに難しそう。スラブを登り切れば天狗岳の山頂。山頂は結構広く、標識もある。対向者も増え、大勢の人が休憩していた。

・天狗岳ージャンダルム;天狗岳から、小さなコブ2つを越え、下りにかかり、狭いコルへ。天狗のコルには標識あり。ここからジャンへの300mほどの登りとなる。幅が広めの岩場歩きが続く。そろそろガスが出てきて視界は少なくなった。ペンキマーク頼みで登るが、標高差があるし、疲れも出てきた。標高3100mを越え岩稜帯を少し行くと、急に、ガスの中にジャンダルムが見えてきた。ジャンダルムは、西穂側からだと、手前の小さなコルから登る道がついていて、軽く10分程度で山頂につけた。時刻は11:10。あいにくのガスで展望はないが、岳人のあこがれであるジャンダルムに登れて満足。記念写真を撮ってもらう。ほかの人も順番に記念写真を撮っていた。

・ジャンー奥穂高岳;地図上では、ジャンから奥穂は距離にして1kmもないが、この先は以外と厳しかった。まず、ジャンの取りつきから表示に従い、ジャンの中腹部を鎖頼みで巻いてゆく。その先も鎖がついた急な下りが続き、100mほど下る感じ。「ロバの耳」ピークを巻きつつ行っているはずだが、霧で視界がなく、「ロバの耳」がどこかは、良くわからなかった。急な下りを続け、ようやくコル。そこから再び登りにかかると、最後の難所、「馬の背」が眼前に現れる。写真で見た通りのナイフリッジで、鎖はついていない。最初20mほど登り気味で岩稜の背を進み、さらに傾斜が緩くなってからも30mほど、細い岩稜が続く。ここが「逆層スラブ」とならんで、核心の一つと思った。逆コースだと下りになるので、よけいに難度は高いだろう。ここを登っている際、後ろを振り向くと、ちょうどジャンダルムが、ガスの中から姿を現していた。「馬の背」を過ぎると、すぐ、人だかりがしている奥穂高岳山頂に到着。時刻は12:40。ようやく西穂ー奥穂縦走を果たし、一安心。所要時間も、西穂山荘から8.5時間程度で、自分としてはまずまずか。

・このあとは通常ルートにて穂高岳山荘へ下る。最後のハシゴ場は登る人が途切れないため、下る人が行列となり大渋滞。20分以上も待たされ、参ったなあ。ビールが待ち遠しかった。13:50穂高岳山荘着。

・穂高岳山荘は、今日はすごく混雑しており、あてがわれた部屋は、6畳で12人(1布団に2人)詰め込まれた。あとで小屋の人に聞くと、この日は約400人が泊まった、とのこと(定員は250人らしい)。夕食も5回戦まであった(自分は3回戦目)。夜は、疲れているはずだが、寝返りも満足にできずに眠りは浅かった。

3)8月14日(奥穂小屋ー北穂ーキレット越えー南岳)
・今日は行程が短いので、小屋で朝食をとり、5:50穂高岳山荘発。さすがに少し筋肉痛だ。外に出ると上空はどんより灰色で、飛騨側も低い雲海が出ていて、天気は昨日よりは悪そう。キレットを越えるまでガスが出なければ良いが、と思いつつ小屋を出る。

・涸沢岳ー北穂高岳;これで3回目のルートだが、前の2回はともに天候不良(1回目は霧、小雪、2回目は霧、雨、風)だった。今回初めて天気もまずまず、視界もある状態での縦走。涸沢岳から中間部分へと下る部分は思いのほか急で、ハシゴや鎖場も多く、少々緊張しながらも、岩稜歩きを楽しんだ。最低部より先は鎖場も少なく、意外と早く北穂高岳山頂に到着した。
北穂高岳の山頂に着くころには、青空が出て視界も良くなり、槍ヶ岳、北ア中央部や、眼下の大キレットの眺めを楽しめた。考えてみれば、北穂高岳の山頂を踏むのは5回目だが、無雪期では今回が一番、眺めが良かった。

・大キレット;北穂高岳山頂からいきなり、200mほど急な下りが続き、鎖やハシゴが多い。落石を出さないように注意が必要。その後、難所と言われる「飛騨泣き」の岩稜帯をゆく。厳しいといえば厳しいが、鎖が、これでもか、というぐらい設置してあり、快適に乗り越えた。さらにその先の長谷川ピークの登り、下りも、鎖場が多い、割と厳しめの岩稜帯。いずれも適度な緊張感のある、快適な岩稜歩きができた。
長谷川ピーク以降は平凡な岩稜帯を少し行き、南岳へと取りつく。このころからガスが湧いてきた。鎖場やハシゴもあるが、登りなので特に問題なし。
結局、3時間程度で大キレットを通過。全体に気持ちの良い岩稜歩きだった。

・南岳小屋には12時ちょうどに到着。まだ槍ヶ岳まで行けないことはないが、稜線にはガスが出てきて視界もないし、もともとが今日は南岳までと考えていたので、ここで泊まることとする。ここは小さな小屋で、水も不足気味の場所だが、建て替えてまだそれほど立っていないようで、清潔で良い小屋だった。宿泊者は30人程度と少なく、ふとん1枚で1名。午後は昼寝などしてのんびりできた。

4)8月15日;南岳ー天狗原ー槍沢ー明神。
・もともと今日は、西から低気圧が近づき、天気は下り坂の予報。朝起きると、外はガスで視界はほとんどなし。予定の天狗原コースにて、雨が降る前に早めに下ることにする。5時に南岳小屋発。

・南岳を少し過ぎたところの分岐より、天狗原コースをゆく。最初は横尾尾根の最上部で、結構急な岩稜が続き、ハシゴや鎖場もある。高度を下げると岩原状となり、まだガスで視界が良くないのでペンキマークを頼りに下る。
・天狗池には6:50ころ到着。想像では池の周りに残雪とお花畑が広がっているイメージ(八方池のような・・)だったが、実際は岩原で、花はほとんどなし。また池も、八方池よりはだいぶ小さくて淋しい。当初展望もなかったが、一時的に槍の穂先が見えたのが収穫。
・さらに進むと、花がだいぶ出てきた。花の写真を写しながらゆく。

・7:40 槍ヶ岳からの槍沢ルートに合流し、一休みする。上り下りの人が多い。またこのあたりから、雲の下にでて視界が開けてきた。
・その後は整備された登山道を、花を眺めながら軽快に、大曲、槍沢ロッジ、横尾と進み、12:10に徳沢着。

・本来は徳沢の小屋に泊まるつもりだったが、予約していなかったこともあり、徳澤園、徳澤ロッジとも、まだお昼の時間なのに、「もう予約で満員です、泊まれませんヨ、明神までいったらどうですか?」、との冷たいあしらいに会った。雨も降ってきたのにガックリきた。
徳澤あたりはハイキング客や観光客も多いので、登山者は優先されないようだ。予約してなかった自分も悪いのかもしれないが、残念!

・雨の中、傘をさして約50分歩き、ようやく明神の「明神館」に到着。ここも1Fは昼食をとったり休憩したりしているハイキング客が多く、泊まれるのか?不安だったが、申し込むと案外すんなりと泊まれることになり、一安心した。まずはビールを飲み、自分にご苦労様という。部屋は2段ベットで、最後まで満員にはならなかった。風呂もあり、汗を流す。夕食は6時からで、さすがに上高地に近いせいで、食事内容もなかなか豪華だった。またまたビールを飲んでしまった。夜は外は雨模様だったが、ぐっすりと眠れた。

5)8月16日(帰路)
・明神館で朝食をとり、小雨が降る中、8時に明神を出発。たまたま同室だった人と話しながらのんびりとゆく。9時前に上高地 着。
・5日間の長い山旅が終わった!天気も、稜線ではそれほど悪くなく、念願の「西穂ー奥穂」コースと、「大キレット」コースを、無事踏破でき、充実した登山だったなあ・・

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コメント

最難関の登山道(^_-)
お疲れ様でした。やっぱジャン、ロバの耳、馬の背ってオモロイとこ満載ですもんね‼
ぼくらも明神→奥→西行く予定やったんですけど体力不足と雨で断念しました〜(≧∇≦)
2017/8/19 8:16
Re: 最難関の登山道(^_-)
toshizoさん、おはよーございます。
さっそくのコメント、ありがとうございました。
今回、長年の宿題が片付いて、うれしいような淋しいような感じです。

私は、ロープを使うような本格的なクライミングはできませんが、今回のコースは、言われる通り、「きつい」というより「面白い 」、「わくわく 」というコースでした。充実感のあるルートですね。

toshizoさんが行かれた明神岳のルートは、雑誌の写真ぐらいでしか知りませんが、クライミング技術があれば楽しいルートだろうなぁ・・と思いました。
2017/8/19 8:31
お疲れ様でした
ジャンにキレットと岳人憧れの難ルート
お疲れ様でした
自分も機会があれば行ってみたいと思います。
アルプスは楽しめたようで、
涼しくなったらまた四国の山
ご一緒しましょう
2017/8/19 9:13
Re: お疲れ様でした
ueharuさん、コメントありがとうございます。西穂ー奥穂ルート、ジャンダルム、大キレット、いずれも昔からのあこがれでしたので、今度、無事に踏破でき、スッキリしました。いずれも、期待以上に楽しめました。ueharuさんの実力なら、いずれも十分楽しめますヨ。天気の良い時に、ゼヒ行ってみてください。

また、四国の山にも、一緒に行きましょう☺️
2017/8/19 17:53
お疲れ様でした!
こんにちは!
てっきりジャンダルムにはもう何度も行かれてるんだと思ってましたが初めてだったんですか?
体力的に厳しい西穂高岳からの縦走お疲れ様でした!
天候がイマイチってことですが、それも幻想的な景色が見られて良かったかも?
日本で他にない岩稜続きで、季節や天候で違った表情を見せてくれるこの稜線は何度行っても楽しませてくれます(^^♪
なにより、長距離縦走無事帰還おめでとうございます!
2017/8/30 7:45
Re: お疲れ様でした!
nekojigenさん、コメントありがとうございます。

同じ四国に住んでいる身なのでお分かりかと思いますが、
四国から信州へは遠いので、信州に行くのも、私の場合、年1−2回です。
(JRを使って、数日間の日程で行くので..)

ですから、穂高も各峰合わせて、5−6回しか行ってません。

ジャンダルムと西ー奥縦走は、以前から憧れでしたが、ちょっと自分には実力的に難しそうに思っていて、延び延びにしていました。
でも今回、初めて挑戦し、「超困難」でもなく、十分楽しい岩稜歩きが楽しめました。
このレベルなら、もっと若いときに行っておいても良かったな、とも思いました。

「まだまだこのレベルなら行ける」という自信もつきましたので、あと1回くらいはジャンに登ってみたいな、と思ってます。
2017/8/31 12:43
Re: お疲れ様でした!
ヤマレコで四国の山友が出来たので乗り合わせて行くと経費も疲れも人数割りです♪(笑)
なので、隔週ぐらいのペースで本州通いです(笑)
2017/8/31 22:19
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無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [3日]
槍ヶ岳北鎌尾根/上高地・水俣乗越ルート
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地から横尾経由槍ヶ岳ピストン!
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [3日]
技術レベル
4/5
体力レベル
5/5

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