北ア南北縦走(剱→立→薬→黒→三→双)
- GPS
- --:--
- 距離
- 61.1km
- 登り
- 6,722m
- 下り
- 6,111m
コースタイム
- 山行
- 10:45
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 11:15
- 山行
- 10:04
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 11:05
- 山行
- 10:35
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 11:24
- 山行
- 7:26
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 8:37
天候 | 8/20 曇り,8/21 曇り, 8/22 曇り後雨 8/23 雨後晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
タクシー (上市→馬場島) 約9000円弱、駅前にタクシー会社あり拾うのは容易だと思います。 【復路】バス (新穂高→平湯→松本) 特急あずさ (松本→八王子) |
コース状況/ 危険箇所等 |
★道の状況★ (早月尾根) 文字通り試練と憧れ。200m毎の標識あり。水及びトイレは早月小屋が最後。馬場島の登山口にポストあり。 (劔からの下り) 「かにの横ばい」はYouTubeで予習していたのでスムースに通過。右足を先に出して体をくるっと回転させると良いかも。平蔵の頭、前劔も落ちたらヤバいと思ったが鎖、梯子をしっかり掴んでいれば大丈夫。 (劔沢小屋手前及び鬼岳の雪渓通過) ステップしっかりしているのでチェーンスパイク等は不要 (五色ヶ原山荘付近) スゴの小屋で同宿の方が親子の熊を見たそうです。 |
その他周辺情報 | ★山小屋★ (内蔵助山荘) 天気が良ければ展望は最高のロケーション。当日昼に電話で到着の確認を入れてくださいと言われ剣山荘で架電。 (スゴ乗越小屋) 宿泊客が少ないからか乾燥室に火を入れてくれなかった。古き良き時代の山小屋。充電は有料。個室なし。トイレはぼったん。夕食が凝っていて美味しい。 (黒部五郎小舎) 当日に太郎平小屋から電話で予約した。乾燥室と雨具部屋が分かれている。更衣室あり。朝食は4:30スタートだが早めに出してくれた。暖かいみそ汁で朝から元気いっぱい。 (双六小屋) 美味しいドリップコーヒーが500円で飲める。朝早い時間でケーキはまだ解凍中で食べられなかった。ちなみにセットは950円。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ(1)
Tシャツ(1)
ドライレイヤ(1)
ソフトシェル(1)
防寒具(1)
タイツ(1)
パンツ(1)
靴下(1)
グローブ(1)
雨具(1)
ゲイター(1)
日よけ帽子(1)
着替え(2)
靴(1)
サンダル(1)
ザック(1)
ザックカバー(1)
昼ご飯(3)
行動食(1)
非常食(1)
フラスク(2)
ガスカートリッジ(1)
コンロ(1)
コッヘル(1)
ライター(1)
地図(地形図)(1)
コンパス(1)
笛(1)
計画書(1)
ヘッドランプ(1)
予備電池(2)
GPS(1)
ファーストエイドキット(1)
常備薬(1)
ティッシュペーパー(1)
保険証(1)
携帯(2)
時計(1)
サングラス(1)
タオル(1)
ツェルト(1)
ストック(1)
カメラ(1)
ヘルメット(1)
現金(1)
カード(1)
洗面用具(1)
ソーラー電池(1)
コード(3)
サーモス(1)
シェーバー(1)
|
---|
感想
★本日のコース★
TJARの前半部分の馬場島から双六小屋までをたどり、そこから新穂高へ下山するルートをとりました。ただしテン泊ではなく小屋泊まり。食事も自炊ではなく小屋でとることにして今回は歩くことに集中しました。
★行動の記録★
8/20(日)
馬場島を予定通り4:30にスタート。いきなりの急坂に喘ぎながら高度を稼いでいきます。すぐに明るくなりランプを消して高山植物を撮影しながら小刻みに休憩をとり早月小屋に到着、トイレとジェルで補給を済ませ出発。岩の部分が多くなり荷物の重さもありスピード上がりません。難所のかにのハサミはすんなり通過、ほぼ予定通りの12:00前に山頂に着き昼食。山頂には10名ほど人がいました。
下りの最大の難所かにのよこばいはYouTubeで調べていた通りに右足から出して体をくるっと半回転させるやり方でスムーズに通過できました。しかしその後も平蔵の頭、前劔と気の抜けない岩場が連続します。剣山荘でようやくホッと一息。宿泊予定の内蔵助小屋に確認の電話を入れます。
劔沢の急な登りをこなすと剱岳小舎からの水平道と合わせ別山に到着。小屋はそこからすぐ下だと勘違いしていたが地図を確認するともう真砂岳の分岐まで1区間歩かないといけない。これが疲れた体に微妙に堪える。16:35に到着。翌日は早発ちのため弁当にしてもらう。同室の方も翌日は同じ時刻に出発らしく朝気兼ねなく起きられる。
8/21(月)
ぐっすり寝て翌朝オニギリを1つ食べて出発。雲が低く残念ながらご来光は拝めなかった。雄山の神社でせっかく来たので祈祷をお願いした。1組先行の家族連れがいたので2番手だった。雄山からの急な下りはガレガレで落石を起こさないように注意しながら下る。何組かとすれ違ううちに一ノ越に到着。そこからは龍王岳へ向かう登りをこなすと富山大の測候所に着く。
鬼岳の下りで今回初の雷鳥発見。若い鳥のようでクックッと泣きながらしきりに高山植物を食べている。獅子岳の登りは意外と急で手こずる。ザラ峠へは文字通りザラザラの道。ひと登りと高山植物の豊富な木道をこなすと五色ヶ原山荘に着く。計画より時間が遅れ気味だったのでここで昼食とする。越中沢岳の下りとスゴノ頭のノ登りはかなりの斜度で喘ぎながら登った。スゴ乗越から登り返してようやくスゴ乗越小屋に到着。長い1日だった。予約は2組だけ。関西から来たノリのよいご夫婦だった。
8/22(火)
天気は下り坂。ご来光は拝めず淡々と登りをこなす。徐々に風が強くなり北薬師岳への細尾根の岩稜帯の通過は緊張する。天気が悪い分水の消費は少なく薬師岳山荘ではトイレ清掃中で使用できないということで素通りして太郎平小屋に向かった。ここで黒部五郎小舎を電話予約すると午後天候が崩れ落雷を避ける場所がないので注意するようにとのこと。天候悪化は折り込み済みなので予定通り進む。小屋の先は池塘で天気が良ければ楽しい歩きになるのだろうが雨混じりで展望も利かず修行のような山行を続ける。突然顔を見せてくれた雷鳥を眺めしばし休憩。それなりに楽しみはあるものだ。計画通り赤木岳で昼食。このころから風が強くなり黒部五郎の登りは立っているのがやっと。時折ストックで耐風姿勢をとりながら進む。黒部五郎山頂では遠くに雷鳴が聞こえ果たして山荘の話通りだった。稜線から外れて雷の被害からは逃れると赤い屋根の小屋が見えた。あと20分くらいかなと見当をつけて進むが小尾根を何度も乗り越しても小屋は現れない。「小屋はどこや〜」虚しく呼べど叫べと姿形見えず。さっき見たの幻覚?と思いながら16:00少し前に到着。確かに赤い屋根でさっき見たのは幻覚ではなかった。小屋では濡れた衣類を感想室で乾かし同室の方とおしゃべり。食事のあとはゆっくり体を休めた。
8/23(水)
前日は台風のような風と屋根を叩く激しい雨で何度も目が覚めた。4:00起床で4:15頃には朝食を食べ始めた。5:00少し前に出発。雨は止んでいるが風はあるので雨具の上をシェル代わりに羽織った。三俣蓮華は2度目。登りやすい山だ。予定通り双六岳の山頂も踏んで双六小屋に向かう。小屋ではドリップコーヒーをいただき体を温めた。そこから先は1年前に新穂高から水晶まで日帰りで往復したときに通ったことがありあっさり終わった。計画では13:10に新穂高着で実際は13:08、なんとも計画通りというか無理やり収めたというか...
★感想★
後半天気が崩れたものの、山行中には初めて山小屋に宿泊して結構快適に楽しめた。ただ行動時間がフレキシブルにならないので技術があればテントやツェルト泊の方が自分にはあっているかもしれない。とは言え同宿の方との話も楽しかったし個性のある食事も美味しくいただけたし、なにより濡れた衣類が完璧に乾燥できたのは大きい。今回は後半天候が崩れて期待していた朝焼けや青空に浮かぶ稜線の写真は撮れなかったが多分また来いよという山の誘いなのだと思う。次回は雲の平を入れて東西に抜ける縦走にチャレンジしたい。
kurikuri8です。
4日目の三俣峠で多分10分差ぐらいですね。
上を見上げたのですが、誰も見えませんでした。
しかしすごい体力とスピードですね。
恐れ入りました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する