扇沢から種池小屋を経て新穂高へ
- GPS
- 42:26
- 距離
- 76.9km
- 登り
- 6,152m
- 下り
- 6,522m
コースタイム
- 山行
- 3:00
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 3:10
- 山行
- 8:50
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 10:02
- 山行
- 12:16
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 13:23
- 山行
- 8:24
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 9:19
- 山行
- 9:45
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 11:18
天候 | 毎日晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
新穂高からはバスと電車で戻る |
コース状況/ 危険箇所等 |
よく整備されている。 |
その他周辺情報 | 新穂高の温泉を利用(800円/人) |
写真
装備
個人装備 |
ズボン
靴下
靴
ザック
行動食
非常食
コンロ
食器
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
テントマット
シェラフ
|
---|---|
共同装備 |
調理用食材
調味料
ガスカートリッジ
コッヘル
テント
|
備考 | 日差しが強いので日焼け止めは必須 |
感想
これまで北アルプスの主稜線を歩いてきて、最後に残った針の木岳周辺。この空白地を埋めるため今回はこの地域を選んだ。
今回の計画は当初、扇沢から入り、稜線をぐるっと回って室堂まで行く予定であったが、台風の影響も考慮してルートを変更し、新穂高へ降りる計画とした。
1日目
金曜日の夜、自宅を出発し早朝に信濃大町駅に到着。駅の隣にある駐車場(上限1,500円)に車を止め、バスに乗り扇沢へ向かう。種池へと登る柏原新道は扇沢から大町の方へ下ったところにあり、15分ほど下ると登山口につく。ここで計画書を提出し、いよいよ出発。柏原新道は緩くもなく、急でもない何ともちょうどいい傾斜の道であり、確実に高度を稼いでいく。ところどころに看板がついておりちょうどいい目印になる。お盆の時期もあってか、多くの方が登っており爺が岳、鹿島槍の人気の度合いがうかがえる。今回は私たちは逆方向へ向かう。
間に休憩をはさみながら約3時間で種池小屋に到着。テントの受付を済ませテントを張る。テン場は約30〜40張程度張れるくらいのスペースであり、夕方にはほぼ一杯となった。
2日目
今日の予定は舟窪小屋まで。行程も長く太陽も強いので2時に起床し、3時過ぎに出発。道はよく整備され、歩きやすい。順調に進み、新越山荘付近で夜明けを迎える。あけた後は徐々に強まる日差し。それぞれの山ののぼりは急ではないものの、繰り返すアップダウンに徐々に体力が奪われ、また日差しに体がばててくる。針ノ木小屋で休憩を取り蓮華岳に向かう。頂上に着いたときくらいから同行者が若干熱中症気味になる。何とか下っていくものの、蓮華岳と北葛岳の鞍部にてダウン。水は少ないものの、今日はここでテントを張ることにする。スペース的には1張り程度ならはれるスペースはある。明日も行程は長い、しっかり休んで翌日に備える。
3日目
今日も昨日同様2時に起床し、3時過ぎに出発する。昨日登れなかった北葛岳を登る。太陽がでると体力をどんどん奪われていくので、スピードを上げて行動する。北葛岳の頂上を越え、船窪小屋につく。この小屋はこじんまりとしてよくある超満員の小屋とは一線を画す雰囲気のいい小屋である。テン場は小屋から少し下ったところにあり、ここの水場は何かの雑誌で北アルプスで一番危険な水場と紹介されたようである。確かに砂状の崖を下っていくので、足元は崩れるし上からも崩れてくるのではないかという恐怖と闘わなければ水が汲めない。ただ水はジャバジャバ出ているので、水場がすくないこのあたりでは重宝する。ここで水を汲んで、前に進んでいく。
不動岳のあたりは不動沢側の崩壊が激しくその影響がルートにも出ており、ところどころ崩れている。補修も入っているため注意すれば安全に通れるが近い将来はどうなるかわからない。日射が強い中、沢から吹き上げてくる冷たい風に癒されつつ、進んでいき、不動だけの頂上に着く。ここまで行くと稜線も広がり、見通しが良くなる。このまま進んでいくと烏帽子小屋に到着する。ここからは裏銀座に行く登山客がブナダテ尾根が上がってくるので急に人の数が増える。何とかテン場を見つけてテントを張る。明日の行程も長い。今日も早く寝る。
4日目
今日もルートは昨日までとはうってかわってとても歩きやすい。さすが裏銀座といったところ。前回来たときはGWで雪に覆われていたため全く印象が異なる。今日は太陽が出てきても適度に風があり、気持ちよく歩ける。順調に野口五郎小屋、水晶小屋と進んでいく。ここで荷物を降ろし、水晶岳をピストンし、その足で雲の平を目指す。雲の平は以前はテン場を突っ切れたと記憶していたが今はぐるっと回らないといけなくなっていた。
ここのテン場は水も豊富で山も一望できる素晴らしいテン場である。
5日目
今日は下山日。とはいっても行程は長いので、気合を入れる。起床後いつも通り準備をして出発。雲の平から黒部源流に向かう。源流には碑があり、黒部の始まりであることに思いをはせる。そこから少し登ると三俣山荘である。小屋の中には伊藤新道を登る案内が張られており、近いうちに一度は登ってみたい。
その後三俣蓮華岳を登り、双六岳を越えて双六小屋に降りる。
今回はここから裏銀座のルートを外れて新穂高の方へ下っていく。笠ヶ岳に向かう道に入り、弓折分岐から鏡平へ向かう。鏡平小屋についたときには槍ヶ岳が雲に覆われていたため、池に映る槍ヶ岳を見ることができなかった。このまま小池新道を下っていく。途中沢水に癒されながら久しぶりの道路を発見。少し歩くとわさび平小屋につく。ここでお疲れの祝杯をあげる。ここから新穂高まではまだあるが下山したことを実感する。
長いようであっという間の5日間であった。社会人となり長期の山行が難しくなる中で久ぶりの縦走は満足のいくものであった。
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