3,000m快晴の稜線歩き〜大キレットへ


- GPS
- 53:00
- 距離
- 39.7km
- 登り
- 2,474m
- 下り
- 2,471m
コースタイム
8/27 5:15槍ヶ岳山荘→7:45〜8:30南岳小屋→12:00〜13:15北穂高小屋→15:30涸沢小屋
8/28 5:45涸沢小屋→7:00本谷橋→8:00横尾→10:30上高地
天候 | 3日間とも快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
上高地BT→新島々→松本(スーパーあずさ)→新宿 |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
感想
今回は禁煙してから約ひと月目の山行。
台風14号と15号が沖縄の南を移動中であるが、太平洋高気圧の停滞で
北上できず本州は晴天続きと判断。
上高地は毎度通り過ぎるだけだったので、
一度まったりしてみようと、前日25日夕刻上高地入り、
数日前に予約した明神池近くの山のひだや泊。
8月26日(日)
明け方気持ちが高ぶって目が覚め、宿の窓を開けて外を眺めてビックリ!
見事な星空。星の数が多過ぎて星座が分からないほど・・・・・感動。
とにかく本日晴天なり!
暫く窓を開け満天の星を眺めながらコーヒーを飲む。
空が白々としはじめ、昨夜用意して頂いたお弁当をザックに詰めたり、
出発の準備。
早出すると宿には昨夜伝えておいたので予定より早いが、気が落ち着かないので、
宿を発った。明神館前のベンチで荷を降ろし体のウオームアップ。
5:00明神館前を出発、まだ薄暗い道を行く、前後には誰もいない・・・
森の中からガサガサと何やら獣の気配。
足元には動物の新しい糞・・・・鹿やウサギのものではないことは確か。
ヘッドランプを点灯し鼻歌やら意味不明な掛け声やらと、人間の気配を
森に対して全面アピールして歩く。
徳沢まで誰ともすれ違うことなく早朝の梓川沿いのあの小道を存分?に満喫!
6:20横尾に到着。昨日明神館に泊まると言ってた方たちを発見。
いったい何時に明神を出発したのだろう?
ほとんどの人たちは横尾大橋を渡っていくようです。
横尾では特に休まずに即出発します。
自販機前の灰皿、美味しそうに煙草を吸う人を横目に・・・・・
ここからは山道っぽくなってきます。
ここまで道は草に残る夜露程度で、いつものぬかるみも今日はドライ状態。
やっぱり太平洋高気圧の停滞でここ数日晴天が続いたのだろう。
槍沢をひたすら歩く。澄んだ流れに岩魚も容易に見つかります。
7:55槍沢ロッジ到着。ここで朝ごはん。
さっき梓川沿いの蛇籠の続く道で追い抜いた団体ツアーの人たちが到着。
中高年の方々でにぎやかになってきたのはいいが、ご飯を食べてるわたしの横で
汗拭きタオルをパンパンするし、埃ったズボンのお尻を掃うは・・・・・
他にスペースがあるのに何も食事中の人の直近でこんな・・・常識疑います。
イライラするので即刻出発しましょう。
ロッジ前の単眼鏡を覗いて槍の穂先に挨拶、イライラ嫌な事は忘れます。
ババ平の数張のテントは北鎌尾根登攀中の人たちのようです。
この辺りからは日光を遮る木々もなく暑さがどんどん増します。
しばらく登ると雪渓が現れ、束の間の涼を味わいます。
昨年この辺りに雪はなかったと思う、やはり今年は雪が多いのかな。
大曲で小休止。
今年はキツイなあ。
その訳は、今回小屋泊まりだけど自炊のための食料はもちろん、
禁煙してひと月で肥えてしまったこと・・・認めたくない事実が・・・
しかし、B型人間は黙ってひたすらマイペースで登ります。
やがて、やっと穂先が見えてきた!そして待望の槍沢の水場です。
ここで槍沢ロッジ以来、腰を降ろした休憩とする。
ここで会話した下山途中の方は北鎌尾根帰りでこれから
ババ平のベースまで20分で下るそうです。
ここ穂先が見えてからが結構キツくて長い。
いつも殺生あたりで心が折れそうになるけど黙ってひたすら登ります。
13時30分 槍の肩に到着。
槍の穂先は渋滞、混雑のようなので、先ずはビールビール!!
山荘チェックイン後、お昼はチキンラーメンと五目御飯とまたビール。
しばらく穂先は団体さん達で混雑してますので、お昼寝タイム。
16時過ぎ、空いたようなので山頂に向かう、
山頂から穂高方面の景色はやっぱり興奮。
人もいないので山頂で思いに耽ってみる。
播隆上人を偲び、明日の安全を祈って下山します。
そして再びビールの飲んで(煙草吸いたい)
夕食は軽く済ませて、明日の大キレットに備えて20時就寝。
8月27日(月)
4時30分起床。
ジェットボイルで先ずは一杯のコーヒーを。
東の空には明けの明星 金星が輝く本日も晴天なり!
4時50分荷をまとめて山荘前で御来光を待つ。
5時過ぎ日の出をカメラに収めて早速、飛騨乗越方面へ南下する。
朝日に紅く輝く大喰岳がとても印象的。下界は雲海の下。
大喰岳・中岳・南岳と3,000mの稜線はなんとも言い難い絶景歩き!
南岳小屋で尾西のチキンライスで朝食。
いい天気だ!
念のためミネラルウォーターを買って、気持ちと靴紐を引き締め、
大キレットへ突入。
下る下る!鎖と梯子。写真見る景色だ。楽しい。
気が付けば長谷川ピーク。気が付けばA沢のコル。
しかし落石多発地帯の飛騨泣きでは、先行者から落石の声が飛び交っている。
ヘルメット持参していないので前後の間隔を充分開けるよう調整。
前後に人がいない方が気楽なB型ですが、ここで仮に間違って滑落したら
誰にも気付かれないのか・・・・
あと200mの表示から一気に北穂高小屋まで登る。キツイ!
生ビールが待っている!
小屋到着早々生ビールを一気に!(写真撮ってない)
落ち着いてから、昼食は餅とワカメをたっぷり入れたラーメン。
コーヒーを飲んでから山頂経由で涸沢に下ります。
北穂高〜涸沢岳〜白出のコル〜奥穂高は次回に取っておきます。
涸沢小屋泊。
8月28日(火)
4時30分起床。朝食はそうめんと豆ごはん。
5時30分出発。涸沢の水を汲んで帰ります。バイバイ穂高。バイバイ涸沢。
3日間とも晴天に恵まれ楽しい山行でした。
大キレットはもっと実感しながら踏破したかったなあと感じました。
次回は体をシェイプして臨みます。
また行きたくなってきた〜ぁ!
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