秋晴れの北アルプス(焼岳〜槍ヶ岳)縦走
- GPS
- 53:30
- 距離
- 36.0km
- 登り
- 4,407m
- 下り
- 4,265m
コースタイム
中尾高原口-登山口-白水の滝-秀綱神社-峠分岐-旧中尾峠----焼岳----焼岳小屋-焼・西穂分岐-西穂山荘
9:15-------9:50---10:30---11:40----11:50--12:10/20-12:45/13:00--13:30---15:25/35-----16:15
9月19日(木)
西穂山荘-独標-ピラミッドピーク-西穂高岳-間ノ岳-天狗の頭-天狗のコル-ジャンダルム-奥穂高岳-穂高岳山荘
4:45-----5:20-----5:45-----6:15/20--7:20----7:55----8:10/20----9:20/30--10:25/40-----11:00
山荘--涸沢岳-最低コル-北穂分岐-北穂高岳-A沢のコル-長谷川ピーク-最低コル-南岳小屋
11:10-11:30---12:20----13:15--13:20/45---14:40-----15:00-----15:20---16:15
9月20日(金)
南岳小屋-南岳-天狗原分岐-中岳--大喰岳-飛騨乗越-槍ヶ岳山荘-槍ヶ岳---山荘-千丈乗越-奥丸山
4:50-----5:00--5:20/25--6:20/25-6:50/55--7:05----7:10----7:30/45-8:00----8:30---10:30
奥丸山-左股分岐-大丸山--中崎山--中崎尾根登山口-新穂高温泉
10:40----11:20--12:20----13:05----14:40-------14:45
天候 | 終日、快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
更に上、焼岳だけなら中尾湯元にも駐車スペースが便利と思います 新穂高バスターミナルは工事中でバスの起点は新穂高ロープウエイ乗り場でした 濃飛バスが1時間に2本あります(新穂高ロープウエイ〜中尾高原口/220円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
稜線上ですがアップダウンが激しい険しい道です。 やせた尾根道でのすれ違いに注意しましょう。 ハシゴ、ステップ、鎖場が多いので慎重に通過しましょう。 山小屋に宿泊予約の電話を入れましょう。 稜線上でDoCoMoはほぼ通話可能でした。 |
写真
感想
台風18号通過後の秋晴れの中、焼岳から槍ヶ岳まで歩いてきました。
過去に槍ヶ岳から西穂高岳まで歩いているので、焼岳+その逆で挑戦です。
9月18日(水)、中尾高原口-焼岳-焼岳小屋-西穂山荘
中尾高原口に車を停めて歩き始めます。
中温泉街を抜けて、林道の車止めゲートを超え、登山口へ。
足洗谷を渡ると尾根道の始まり、秀綱神社まで結構な急登です。
樹林の中、ジグザグに高度を上げてると、右手に白水の滝が見えます。
秀綱神社の先、分岐を焼岳を目指し右折。
旧中尾峠にザックをデポして空身で焼岳を往復。
山道の途中で所々ガスが噴出していて、いかにも活火山ぽい。
山頂まではガレてて滑らないよう注意しましょう。
山頂からは錫杖・笠ヶ岳、穂高の山並み、表銀座、乗鞍など360度の眺め。
山ガールさん他、山大勢の登山者で賑わっていました。
山頂でも記念撮影は順番待ちたっだので止めやいました。
西穂山荘へ宿泊予約の電話を入れて、焼岳で折り返して山荘を目指します。
旧中尾峠でザックを回収して小山を上り下りすれば焼岳小屋。
ここから西穂山荘までは稜線上ですが基本、樹林の中で見晴らしは今一。
登山道は下草が刈られて整備されています。が、笹の根元が滑りやすいかも。
割谷山から槍見台までは泥濘も多いので足下に注意しましょう。
上高地への分岐まで来たら、西穂山荘までは僅か。
午後4時過ぎに山荘に到着。夕日が綺麗でした。
9月19日(木)、西穂山荘-西穂高岳-ジャンダルム-奥穂高岳-北穂高岳-南岳小屋
夜明け前の4時過ぎに起床。
3時過ぎると「目覚まし」?アラームが至るところで鳴り、迷惑気味。
4時45分、ヘッドランプを点けて出発。
丸山で薄明るくなり、間もなくランプを消してもOKになりました。
そのまま独標まで歩いてランプを外して、サングラスにスイッチ。
独標からピラミッドピークを越えて西穂高岳までは一部、鎖場はあります。
西穂高岳から先が今回のメインイベント?です。
西穂の頂きから奥穂に向かって右手の岩稜帯を降下し、上り返すとP1。
長い鎖場を上って赤岩岳、岩礫と浮き石の多い道をたどって間ノ岳。
垂直な鎖場を下りきると間天のコル、逆層のスラブ状岩稜を上がり天狗の頭。
頂きから垂直な壁?を鎖でバランスと取りながら降下すれば天狗のコル。
ここでやっと半分かな?コルの避難小屋があった跡地で小休止。
ルンゼを伝い、砂礫でズルズルの斜面を上り、岩稜を信州側から巻いてジャンダルムの基部に到着。
ジャンダルムの天辺には右股谷側から巻いて上ります。
ジャンダルムの頂から奥穂がすぐ近くに見えます。
セルフタイマーで記念写真をとって下山、来た道をそのまま返れば良いのに....ちょっと難しかった。
最後は馬の背リッジ、痩せた尾根で、通過は慎重に、奥穂高に到着。
来た道を振り返り、バックに写真を1枚。
鎖とハシゴを使い穂高岳山荘、今回はここはスルー。
ちょこっと上れば涸沢岳、ルンゼ状の鎖場を最低コルまで急降下。ここも浮き石に注意。
北穂高岳・南峰の脇を降下すれば涸沢からの南陵ルートとの分岐。
分岐を直進して5分で北峰に到着。
北穂高小屋のテラスで大休止したら、ちょっと疲れが....ここで止めちゃう?....誘惑が....。
でも、頑張って!南岳小屋に宿泊予約の電話を入れて再び歩き出す。
小屋からすぐに急降下、ハシゴ有り、鎖有り、ガレ場あり。
A沢のコルで小休止。
長谷川ピークもナイフリッジの稜線です。飛騨側から信州側に乗り越して、鎖場を下る。
飛騨泣き?いやらしい鉄製のステップ?ハシゴ?ほんの2メートルくらいの4段くらい....滝谷側は高度感があり。
最低コルからは歩きやすい道。
南岳に向かって高度を上げ、長いハシゴを二つ上って、最後にもう一つ鎖場をクリアすれば南岳小屋が見えます。
夕方になり雲が時々流れ、槍が見え隠れ。
夕食前に夕日と中秋の名月を楽しみました。
9月20日(金)、南岳小屋-南岳-槍ヶ岳山荘-槍ヶ岳-千丈乗越-奥丸山-中崎尾根登山口-新穂高温泉
4時に起床して、小屋のお弁当を食べて、午前4時50分に出発。
南岳で薄明るくなりランプを外して、中岳の基部まで快適な稜線歩き。
途中、天狗原の分岐を過ぎた辺りで日の出を迎える。
中岳に向かって、所々に雪渓が残る斜面の西側を上って、連続したハシゴのかかる岩稜帯を下れば再び快適な道。
広い頂の大喰岳から岩礫の道を下ると飛騨乗越。
飛騨側に下れば、そのまま槍平小屋、そのまま5分程度、テント場脇の道をのぼると槍ヶ岳山荘。
山荘脇にザックをデポして槍ヶ岳の天辺に向かいます。
進行方向右から巻くと、正面に小槍が見え、コレを登るクライマーがいました。
長いハシゴを二つ登りつなぐと3180mの槍ヶ岳山頂です。
山頂からここまでの道のりを振り返って、穂高をバックに記念写真。
大槍の頂から小槍を見下ろして、360度ぐるりと見渡して下山。
ザックを回収して帰路に。
はやり?ガレた浮き石の多いジグザグな道を千丈乗越まで下る。
2734mの中崎尾根ピークから飛騨沢に向かって降下。
しばらく下りると踏み跡はハイマツ帯の中へ....消えてしまった。
崩れやすい岩稜帯の脇を慎重に登山道まで下る。
ここから先、奥丸山までの登山道は下草も刈られていて一部狭い稜線があるものの快適です。
笠ヶ岳、穂高の山並み、滝谷の眺望が素晴らしい。
この道が快適なのはへの分岐まで、普通に右折して「わさび平」へ下りる方が無難と思います。
更に中崎尾根を下ると樹林の中、展望のない1816mの大丸山?の先で道が一層、怪しくなってくる。
中崎山を過ぎ、直進すると道が途絶える....コレは行きすぎ。
右俣側(左)に折れ、山腹を歩くのが正解です。
朽ちかけた木道、ハシゴが何度も出てきますが....怖くてのれませんでした。
標高が下がり造成林の中に入ると、予想外?道は鮮明に。
距離を示す看板も現れます。
新穂高まで0.8Kmの看板を通過すると、熊よけの鈴の音が聞こえる。
沢を挟んで隣は左俣林道でした。
それからものの1分?で中崎山登山口、工事用車両が行き交う道はすぐにゲートに、左俣林道に合流でしました。
登山口から5分でロープウエイ乗り場。
ここからバスに乗り、中尾高原口へ無事に帰還して今回のミッションが終了しました。
定番?「平湯の森」に立ち寄り温泉に入り着替えて帰路につきました。
連休と連休の谷間でハイカーも少なめで西穂山荘、南岳山荘共に空いていて快適でした。
奥穂高岳〜南岳間の縦走路は歩く人が多くてすれ違いに時間がかかりました。
槍ヶ岳は槍沢、飛騨乗越、北鎌尾根、東鎌尾根、西鎌尾根、そして今回の穂高からの縦走と6回目の登頂ができました。
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