槍・穂高連峰縦走（西穂〜ジャンダルム〜奥穂〜北穂〜大キレット〜槍ヶ岳）

2013年09月22日(日) 〜 2013年09月23日(月)

• GPS: 21:03
• 距離: 41.4km
• 登り: 5,824m
• 下り: 6,841m

コースタイム

【一日目】
08:25 新穂高ロープウェイ
09:05 西穂山荘
09:50 西穂高独標
10:50 西穂高
12:40 天狗岳
14:25 ジャンダルム
15:55 奥穂高
16:40 穂高山荘

【二日目】
05:30 穂高山荘出発
05:50 涸沢岳
07:30 北穂高
10:00 南岳小屋
10:30 南岳
11:25 中岳
12:20 槍ヶ岳山荘
12:55 槍ヶ岳
13:05 槍ヶ岳山荘出発
14:00 千丈乗越
15:30 槍平小屋
17:00 白出沢
17:40 穂高小屋
18:20 新穂高

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

新穂高登山者用無料駐車場
ロープウェイは大人1500円、8kg以上の荷物がある場合は別途300円かかります
新穂高ロープウェイ時刻表（http://www.okuhi.jp/Rop/timetable/index.html）

コース状況／危険箇所等

通常二泊三日の場合だと槍側から西穂へ向かうのが一般的ですが、一泊二日の場合は西穂側から槍を目指したほうが安全かと思われます。理由としましては最難所である西穂高〜奥穂高間を体力の豊富な一日目に通過できる事、二日目の午前中に大キレットを通過できる事、危険箇所のない槍〜新穂高間を日没の可能性のある終盤にもっていける等の理由からです。

初めてでペース配分も分からないままいきなり全区間を通しで歩くのは危険なので何度か単体で登ってみてそれから歩くことをオススメします。以下区間ごとの詳細

【新穂高ロープウェイ〜西穂高独標】
高尾山レベル。

【西穂高独標〜西穂高】
岩場など若干の危険箇所あり。

【西穂高〜奥穂高】
一般ルートではありません。ほぼ全域で大キレット以上の難易度。重大事故多発地帯につき岩稜経験者のみ、なお落石多発につき要ヘルメット。

【奥穂高〜北穂高】
一般ルートですが難易度、危険度共に西穂高〜奥穂高間と差はないです。要ヘルメット。

【大キレット】
穂高山荘側が落石多発地帯。登山道の位置的に落石を起こすと高確率で重大事故に繋がるので絶対に落石を起こさないように。要ヘルメット。

【南岳〜槍ヶ岳山荘】
距離こそ長いですが難所、危険箇所はありません。

【槍ヶ岳】
慎重に登れば問題ないと思われます。

【槍ヶ岳〜下山まで】
危険箇所なし。一度日中歩いておくことが前提となりますが、ヘッドランプさえあれば日没後でも歩けます。

写真

9/22 8:13

ロープウェイハヤイハヤーイ

9/22 8:26

降りた瞬間にもう標高2156mです。文明最高！！

9/22 9:07

ハイキングコースみたいな道を小一時間ほど歩くとすぐ穂高岳山荘です。

9/22 9:14

56年ぶりに天気に恵まれました。

9/22 9:51

独標。ここまでは危険箇所もなくピクニック気分で来れます。

9/22 9:52

ここから急に厳しくなります。結婚して急に当たりが厳しくなる嫁のようです。

9/22 10:19

岩場の連続で、滑落すると無言の帰宅を遂げるハメになりそうな場所も出てきますので慎重にどうぞ。

9/22 10:53

西穂高山頂到着。

9/22 11:07

※マジレス
ここから先は一般ルートではなく、難易度が更に跳ね上がります。槍や劔の頂上直下みたいなのが延々とコースタイムにして7時間続きます。気力体力や天候とよく相談してから行って下さい。

9/22 12:12

限りなく岩登りに近いのでホールドの持ち方とか知識程度でも知っとかないと危ないですね。

9/22 12:13

垂直の鎖場とか出てきます。大げさじゃなく本当に垂直です。いや92度くらいです。垂直じゃないです。

9/22 14:15

ジャンダルム、もちろん登りますよ！もうこんなとこ2度と来ませんからね！

9/22 14:24

ジャンダルム。最高の景色です。何度でも来たいですね。

9/22 15:35

怖いと噂の馬ノ背。右がスパーーーンと切れ落ちててもう取り付く前から嫌な予感しかしない。

9/22 15:37

あっ本当に怖いめっちゃ怖い怖いムリ怖い帰りたいって思いながらもクールな顔で通過。

9/22 15:55

そんなこんなで奥穂高到着。

9/22 16:31

穂高岳山荘、テントがカラフルですね。穂高岳山荘公式ツイッターによるとこの日が今年一番の盛況だったそうです。

9/22 17:14

僕は基本一泊までしかしないのでツェルトを常用してます。何より軽いですし。ツェルト僕しかいなかったけど雨さえ降らなければ意外と快適ですよ♪

9/23 3:54

前言撤回、寒くて寝れません。数時間置きに起きてお湯沸かして飲んでます。何が快適ですよだ馬鹿か

9/23 5:40

二日目5：30、日の出と共に出発。

9/23 5:52

涸沢岳。「眠い」以外の感情がないです。

9/23 5:53

槍ヶ岳、南岳、大キレット、北穂高と今日歩くところが全部見えてます。

9/23 6:01

ここから先は一般ルートのはずなんですが・・

9/23 6:23

なんかあんまり難易度変わってないような・・・

9/23 6:36

最低コル。ここから登山道外れて歩けばどこへでも行けそう。

9/23 6:45

個人的には大キレットよりここの区間のほうが怖かったですね。

9/23 7:29

北穂高山頂。槍がすぐ近くに見えててテンションあがってきた

9/23 7:36

北穂高小屋。大キレットに備え心拍数が落ち着く程度まで休憩。北穂Tシャツ欲しかったけど給料日前なんで断念これだから貧乏人は

9/23 7:38

いよいよ大キレットです。行く前は怖くて憂鬱なんですが行ってしまえば意外と大したことないんですそんなもんなんです。

9/23 8:02

序盤で落石起こすと下にいる人に直撃するので誰も居なくなるまで待つのがベストなんですが、シーズン中は人が途切れる事などなくそうも言ってられないのが実状です。とにか細心の注意を払って降りましょうね落石起こしたら山辞めるくらいの覚悟で。

9/23 8:10

大キレット最難所と言われる飛騨泣きですが西穂〜奥穂間にはこれ以上の無名の難所が腐るほどあります。

9/23 8:42

長谷川ピーク。槍側から来ると下りになるのでかなり怖いと思われます

9/23 9:25

大キレット側から見上げる南岳がこの縦走路で一番かっこいいと思うのですよ異論は認めない

9/23 10:29

大キレット終了後の南岳小屋、カップ麺食べるのに夢中で写真撮るの忘れました。まあ別にいいよね？よくない？いいよね？南岳小屋から5分ほどで南岳山頂です。

9/23 11:25

南岳小屋の先からようやくストックが使えるレベルの登山道になります。写真は中岳ですしコメントが雑になってきてるのはこのヤマレコの編集に飽きてきてるって事ですお察し下さい

9/23 11:27

ザッ！ザッ！ザッ！ザッ！（無心で歩く音）

9/23 12:22

槍ヶ岳山荘到着ヤッター

9/23 12:34

山荘から見える範囲の人数が一桁になったら行こうと決めてCCレモンを飲みながら待機。やたら酸っぱいですねこれペプシにするべきだった。

9/23 12:53

空いてると登り下り共に10分くらいなんですが混雑してると平気で1時間以上かかったりとかするので計画では槍ヶ岳往復だけで2時間確保するようにしてます。

9/23 13:11

新穂高に向け下山開始、無駄に距離がありますが半分くらいは林道なんで気が楽。

9/23 13:36

浮石だらけの大斜面。

9/23 14:54

森林限界も終わりどこも山に行っても大差ない風景に戻りました。

9/23 15:04

槍平小屋、トイレ、水場あり。ここで余ってた食料を全部食べる事にしました。ムシャムシャ

9/23 16:05

河原渡る途中に昨日歩いたジャンダルムが見えます。

9/23 17:04

白出沢からはずっと林道歩き。

9/23 17:12

いやー道が平らって素晴らしいですね！文明最高！！

9/23 17:41

穂高平小屋、新穂高まであと30分くらい。

9/23 18:21

下山。完全に日没しました。お疲れ様でした。

撮影機器：

iPhone 5 Apple

感想

yunyuyunyun

三連休で全部晴れ予報だったので大混雑だろうとは思ってましたが想像以上でした。