中央アルプス全山縦走！！風穴山〜摺古木山〜安平路山〜奥念丈岳〜越百山〜空木岳〜木曽駒ヶ岳〜将棊頭山まで。

2021年10月02日(土) 〜 2021年10月04日(月)

• GPS: 29:29
• 距離: 53.3km
• 登り: 4,452m
• 下り: 4,527m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:48
• 休憩: 1:14
• 合計: 6:02

9:15 摺古木自然園休憩舎登山口
10:22 10:31 摺古木自然園休憩舎
11:38 11:43 風穴山
12:08 12:08 直登分岐
12:48 12:58 摺古木展望台
13:12 13:52 摺古木山
14:40 14:50 シラビソ山
15:17 安平路避難小屋

2日目

• 山行: 9:40
• 休憩: 2:11
• 合計: 11:51

6:23 安平路避難小屋
6:58 7:18 安平路山
8:13 8:15 浦川山
9:58 10:11 袴腰山
11:24 11:43 奥念丈岳
11:47 11:47 奥念丈展望地
13:02 13:27 南越百山
13:46 13:48 越百山
14:45 14:55 仙涯嶺
15:53 16:05 南駒ヶ岳
16:32 16:32 赤梛岳
17:19 17:36 空木岳
17:41 17:51 空木駒峰ヒュッテ
18:02 18:03 空木平カール
18:14 空木岳避難小屋

3日目

• 山行: 10:06
• 休憩: 1:46
• 合計: 11:52

5:47 空木岳避難小屋
6:03 6:03 空木平カール
6:35 6:51 空木駒峰ヒュッテ
6:59 6:59 空木岳
7:41 7:49 木曽殿山荘
8:14 8:18 東川岳
9:13 9:14 熊沢岳
10:31 10:45 檜尾岳
11:52 11:53 濁沢大峰
12:36 12:36 島田娘
12:44 12:53 極楽平
12:57 12:57 サギダルの頭
13:01 13:01 三ノ沢分岐
13:16 13:30 宝剣岳
13:36 13:43 宝剣山荘
13:44 13:44 天狗荘
13:50 13:52 中岳
13:57 14:00 木曽駒ヶ岳 頂上山荘
14:10 14:13 木曽駒ヶ岳
14:30 14:30 馬ノ背分岐
14:58 14:58 濃ヶ池分岐
15:11 15:12 遭難記念碑（聖職の碑）
15:21 15:34 将棊頭山
15:54 15:54 胸突の頭
16:07 16:09 津嶋神社
16:27 16:29 胸突八丁（信大コース分岐）
16:36 16:36 大樽小屋
16:48 16:48 白川分岐
16:56 16:56 横山道分岐
17:03 17:08 野田場
17:34 17:35 桂小場
17:39 ゴール地点

天候

3日間とも快晴

アクセス

利用交通機関：

電車 タクシー 自家用車

摺古木山の林道ゲート前に駐車。
桂小場に下山後、タクシーで桂小場から伊那市駅（4000円程度）、電車で伊那市駅から飯田駅、タクシーで飯田駅から摺古木山の林道ゲート前（8000円程度）と戻ってきました。

コース状況／危険箇所等

■風穴山
動物も絶対に通らない絶望的な笹薮。

■摺古木山〜安平路山
安平路小屋まで腰〜胸の笹が登山道まで迫る。
小屋は街が見えて電波あり。
安平路山避難小屋の水場は枯れない。
安平路山小屋から鞍部は肩ほどの笹。
山頂までは笹少なく、山頂付近のみ笹。

■安平路山〜奥念丈岳
安平路山〜2310mまで道定かでなく腰ほどの笹。
その後背丈ほどの笹だけ踏み跡明瞭。
2270m下は腰〜胸の笹が多くなる、時折ない。
浦川山近くは背丈ほどの笹も多く踏跡追いにくい、踏跡を行ってもかなり大変。
浦川山〜2120mは踏跡明瞭だが笹は背丈ほど、足元固く段差が多いので注意。
2120〜松川乗越〜袴腰山は背丈以上の笹、踏跡消えがち（昔はあったのだろうが今は笹が生えてしまっている感じ）。
袴腰山〜奥念丈岳はしっかりした道を追いやすくなる。これまでよりだいぶ楽だが、笹は腰から背丈ほどあるので楽ではない。

■奥念丈岳〜南越百山
奥念丈岳から2454までは笹で隠れ気味なところが多いが、登山道がかなりしっかりしている、笹は腰程度。
2454はハイマツ帯。
その後膝くらいの笹。
2520mで笹消える。

■南越百山〜木曽駒ヶ岳
一般登山道。

写真

10/2 8:07

大平宿までは行けます。

10/2 8:25

大平峠は通行止め。行けたら夏焼山から縦走する予定でした。

10/2 9:14

ゲートから先はバリケード。
でも実際にはもう車も通れるようになっていました。
車は自分含めて3台。1人は摺古木山まで、もう1台の方には出会わなかった。

10/2 9:48

晴天の中、藪山へ。

10/2 10:32

登山者カウンター。

10/2 10:48

アザミ岳、いい山容だ。

10/2 11:08

暇なので風穴山に登っている。

10/2 11:21

風穴山で闇を見た。もし夏焼山からアザミ岳から摺古木山までずっとこんな感じで、動物も通らない笹薮だったらかなり苦労することだろう。

10/2 11:32

足の踏み場がないのですよ。

10/2 11:43

風穴山山頂にはまさかの看板。

10/2 12:12

摺古木山へ。

10/2 12:47

摺古木山展望台から中央アルプス主脈の山々。

10/2 13:44

摺古木山。

10/2 15:00

安平路山避難小屋へ。

10/2 15:16

安平路山避難小屋。

10/2 15:25

水場へ。

10/2 15:26

ちゃんと湧いていましたというか、これはちょっと下れば確実に汲めます。

10/2 15:48

安平路山避難小屋からは飯田市街地（？）が見えます。

10/2 16:11

安平路山避難小屋。

10/2 19:10

天体観測。

10/2 19:14

天体観測。

10/3 2:41

天体観測。

10/3 5:18

朝焼け。

10/3 6:45

安平路山へ向かう。

10/3 7:10

2年連続2度目の安平路山登頂！
ここから先は未知！！

10/3 7:43

山と高原地図に示される通りに基本的には痕跡なしのルートでした。ここに破線引いちゃダメでしょう。動物も通らないところなのか、ルーファイというよりも気合の勝負。

10/3 7:59

こんなところを通るのは知性あふれる人間だけですね。
腰程度の笹でマシなのは安平路山から下り始めてすぐのところくらいまでで、その後徐々に腰から胸へ、浦川山に近づくと背丈近くの笹薮となってきます。踏跡は全くなかったり、時折明瞭ですが、明瞭なときの笹は背丈くらいあります。

10/3 8:43

浦川山、鮮やかな緑。

10/3 8:48

袴腰岳へ向かいます。素晴らしい山容。薄っすらと道のようなものが見える気もするが、ほとんど気のせいです。

10/3 9:09

松川乗越から袴腰岳は背丈以上の笹、踏跡は消えがちでした。昔はあったのでしょうけど、今は笹が生えて消えてしまっている感じです。

10/3 9:13

旧安平路山避難小屋、山と高原地図と全く違う、あんな尾根から離れたところにあったんですね。これは確かに近づけないというより、近づけるけど戻りたくなくなるw 屋根にかなり穴があいていました。

10/3 9:42

袴腰岳に近づくといつの標識かわからない標識がいくつか出てきて、全て安平路山の方を向いていました。

10/3 9:59

袴腰岳山頂らへんの標識。

10/3 10:00

袴腰岳山頂もなにもない。

10/3 10:43

さて、奥念丈岳に向かいます。

10/3 10:55

袴腰岳から奥念丈岳はしっかりした道を追いやすくなりました。ただこれまでよりは大分楽になったとはいえ、笹は腰から背丈ほどあるので楽々とはいきません。

10/3 11:34

奥念丈岳初登頂！！名前に憧れていた山でした。

10/3 11:38

奥念丈岳から南アルプスの展望。

10/3 11:47

奥念丈岳から南越百山まではこういった崩れが何箇所かある。

10/3 11:53

奥念丈岳から先も腰程度の笹で隠れ気味だが、登山道がかなりしっかりしているのでこれまでのように苦労することはあまりない。

10/3 12:07

深南部みが深いですね。

10/3 12:12

笹の中の紅葉と。

10/3 12:14

安平路山から頑張ってきました。

10/3 12:18

中央アルプス深南部ですねぇ。

10/3 12:32

笹薮から突然ハイマツ帯に切り替わりました。境界面で本当に笹とハイマツに分かれていて面白いです。

10/3 12:33

南越百山が近い！

10/3 13:00

森林限界突破だぜ〜〜〜。

10/3 13:03

南越百山登頂！！魔境から抜け出しました！！

10/3 13:04

南越百山から南アルプス全山の展望。

10/3 13:04

これまで歩いてきた中央アルプス深南部の縦走路を振り返って感傷に浸る。

10/3 13:29

ついに来ました、中央アルプス南部！！

10/3 13:48

越百山から南越百山の稜線。

10/3 13:48

南越百山〜安平路山の稜線。

10/3 13:54

越百山から見る南駒ヶ岳と仙涯嶺が最高にかっこいい。

10/3 14:11

南駒ヶ岳から越百山の稜線。

10/3 14:13

南駒ヶ岳うおおおおおおおお。

10/3 14:24

仙涯嶺も南駒ヶ岳も素晴らしすぎるぞ。

10/3 14:42

仙涯嶺から越百山の稜線。
越百山美しい・・。

10/3 14:50

仙涯嶺から南駒ヶ岳の稜線。

10/3 14:56

仙涯嶺の標識は真の山頂とは大分異なったところにあります。

10/3 15:01

仙涯嶺は巻けなかったらめちゃくちゃ険しい。

10/3 15:03

仙涯嶺の岩壁がすごい。

10/3 15:08

中央アルプスの推しメン、南駒ヶ岳に向かいます。

10/3 15:43

南駒ヶ岳から空木岳から宝剣岳まで、とてもダイナミックな光景です。

10/3 15:43

仙涯嶺から越百山の稜線もとても素晴らしいです。中央アルプス南部も本当に最高です。

10/3 15:54

超久しぶりの南駒ヶ岳登頂！！

10/3 15:56

南駒ヶ岳から空木岳の稜線。
やっぱり南から見た空木岳が好きです。

10/3 16:13

南駒ヶ岳から赤梛岳から空木岳の稜線。

10/3 16:18

赤梛岳方面に下ったところから南駒ヶ岳。

10/3 16:19

摺鉢窪避難小屋にも1人人影が見えました。雪崩で壊れたみたいですが、貯水タンクは無事らしいです。

10/3 16:29

空木岳も突如としてもやってきてしまいました。

10/3 17:06

雲を抱く南駒ヶ岳。かっこいい！！

10/3 17:15

夕陽を浴びる空木岳。

10/3 17:15

素晴らしい山岳気象。

10/3 17:24

言葉にならない美しさ・・。

10/3 17:25

感動のひととき。

10/3 17:27

日没です。

10/3 17:28

空木岳登頂。

10/3 17:50

駒峰ヒュッテはいっぱいでした。

10/4 4:48

空木平避難小屋下の橋から沢を20mほど（標高差的にはほとんど下らない）下れば水が湧いていました。

10/4 5:53

朝焼け紅葉の空木平。

10/4 5:56

朝焼け紅葉の空木平。

10/4 6:03

朝焼け紅葉の空木平。

10/4 6:42

駒峰ヒュッテからの中央アルプス中北部の山々。今日も気持ちのいい天気です。

10/4 7:19

空木岳から一気に下ります。

10/4 8:17

東川岳から逆光の空木岳〜南駒ヶ岳。

10/4 8:23

熊沢岳へ向かいます。CTであるように案外時間がかかります。

10/4 8:44

中央アルプス南部はやっぱりダイナミックでいいですね。

10/4 8:53

熊沢岳へ上がる。

10/4 9:14

熊沢岳から空木岳の稜線。

10/4 9:35

伊奈川を抱く三ノ沢岳が素晴らしい。
三ノ沢岳を横目に伊奈川を歩いてみたくなりました。

10/4 9:39

熊沢岳から檜尾岳の稜線。一部険しそうです。

10/4 9:47

熊沢岳から檜尾岳までは鎖場のあるところがあります。

10/4 10:14

檜尾岳の手前から伊奈川を囲う中央アルプス北部の山々。

10/4 10:32

檜尾岳から熊沢岳から空木岳の稜線。

10/4 10:32

檜尾岳からの三ノ沢岳と御嶽山。

10/4 11:01

岩と紅葉がマッチしている濁沢大峰。

10/4 11:19

濁沢大峰から檜尾岳の稜線。

10/4 11:23

濁沢大峰へ上がる。

10/4 11:53

濁沢大峰から島田娘の稜線。

10/4 12:07

島田娘から濁沢大峰から熊沢岳の稜線。

10/4 12:13

紅葉の三ノ沢岳。

10/4 12:20

島田娘から中央アルプス中南部の山々。
とてもワクワクする縦走路です。

10/4 12:21

島田娘へ上がる。

10/4 12:37

雲に浮かぶ三ノ沢岳。

10/4 12:43

ついに千畳敷へ。

10/4 13:03

さてさて宝剣岳へ向かいます。

10/4 13:06

やっぱりワクワク感はあるよね。

10/4 13:11

いかしてます。

10/4 13:14

なんかすごい岩の生え方。

10/4 13:19

宝剣岳から木曽駒ヶ岳の稜線。

10/4 13:22

宝剣岳から見る中央アルプス中南部の山々。
三沢岳と熊沢岳が囲うところが重厚感を出しています。

10/4 13:25

宝剣岳登頂！！もう何回目か忘れた！！

10/4 14:08

木曽駒ヶ岳から見る宝剣岳〜三ノ沢岳の稜線、檜尾岳〜熊沢岳の稜線、空木岳〜南駒ヶ岳の稜線の三重奏。

10/4 14:10

木曽駒ヶ岳登頂！！

10/4 14:43

将棊頭山方面に下ったところからの木曽駒ヶ岳。

10/4 15:34

将棊頭山初登頂！！

10/4 15:36

将棊頭山から見る木曽駒ヶ岳は翼を広げたような感じで素晴らしい山岳。

10/4 15:44

将棊頭山。

10/4 16:51

権兵衛峠への踏跡は微かながら残っていそうでした。
元々は権兵衛峠を経て経ヶ岳まで縦走するつもりでいましたが、自分の足では大樽小屋でもう一泊が必要だったようです。

10/4 18:02

桂小場でタクシーを呼びましたが、小黒川渓谷キャンプ場から先は通行止めになっていたので注意が必要です。伊那市駅で18時4分発の快速みすず飯田行に乗り込みました。

10/4 19:38

伊那市駅から1時間半かけて飯田駅に到着。
駅前にとまっていたタクシーに道の悪さを伝えた上で大平宿の先まで送っていただけるか聞いてみたところ、通れる限りどこでも行くとのことで快く了解を得て、無事楽々車まで戻れることになりました。

10/4 20:32

下山から3時間立った20時半にようやく車まで戻れました。この後飯田駅近くの三宜亭で日帰り温泉としました。22時まで受付とはありがたいことです。

撮影機器：

PowerShot G7 X Mark II CANON

感想

Evergreen

2泊3日で摺古木山から将棊頭山まで、狭義の意味での中央アルプス全山縦走を果たすことができました！！3日間とも快晴で本当にいい山行となりました！！

コメント

tori-atama

中ア全山縦走お疲れ様でした。
アクセスも良く、長すぎず短すぎずちょうど良いお泊まり縦走ですよね…
3年前？に挑戦しましたが、生憎の雨で断念した苦々しい記憶が…|ω･`)

旧安平路避難小屋はやはり気になりますかw
私もGoogleEarthで小屋の座標を調べて国土地理院の地図にポイントを打ち込んで探しに行きました…あそこは地獄でしたw
安平路〜奥念丈の薮が子供騙しレベル…
摺古木〜アザミ〜夏焼の薮より酷いですw
床浪高原の千沢山と同等でした…
お暇とその気があれば是非オススメします

Evergreen

tori-atamaさん

あれ？一般縦走路で断念ですか！
中アは重厚感ないとはよく書かれていますが、一本しかない稜線だけでかなり重厚感が出せているよなと改めて思わせられました。何度でも縦走したくなる縦走路です。

行ったんですか、、入れたんですか？笑 小屋に訪れるためだけに藪漕ぎする気には中々なれないなぁｗ

tori-atama

空木岳手前の岩稜でドチャクソなゲリラ豪雨で全身濡れネズミー…😭
あの頃はまだ「未熟オブ未熟」でしたので…
でも計画は大平まで抜ける(アザミ岳〜藪漕ぎ)という遭難確実なプランだったので結果オーライ？
　
因みに強引に行けました…詳細は…😩
https://yamap.com/activities/4166828