念願の南北八ヶ岳縦走(観音平〜女乃神茶屋)
- GPS
- 29:32
- 距離
- 40.7km
- 登り
- 4,230m
- 下り
- 4,055m
コースタイム
- 山行
- 7:52
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 8:59
- 山行
- 9:54
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 11:37
- 山行
- 7:34
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 8:52
北横岳から下りる方向を間違えて、疲労困憊の中1時間のタイムロスは痛かった。。。3日目はもっとゆったり登れるはずだったのに、ギリギリに。
天候 | 1日目:晴れのちガス 2日目:快晴 3日目:晴れときどき曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー 自家用車
帰り:女神茶屋から蓼科ラウンドバスで茅野駅→中央本線で小淵沢駅→タクシーで観音平。タクシーは3,500円ほど。 女神茶屋からのバスは、直通が蓼科ラウンドバスしかなかったのでそれに乗って帰りましたが、かなり回り道して駅に向かうので1時間30分以上かかりました。プール平やロープウェー乗り場で別のバスに乗り換えたりすればもっと早く帰れたのかもしれません。調べてませんけど。。。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
権現岳・赤岳・横岳の辺りは岩場・鎖場・ハシゴ多数。三点支持で着実に。 蓼科山も同様。どのルートも急な岩場です。 |
その他周辺情報 | 東西南北、温泉も宿も多数あります。 今回は小淵沢の八峯苑・鹿の湯にお邪魔しました。広く綺麗で、値段も手ごろで良かったです。 http://happoen.jp/hotspa/higaeri.html |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
装備
個人装備 |
消費水分<br />1日目:2.2L 2日目:4Lくらい? 3日目:2.5L
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感想
「念願」と言えるほど登山歴が長いわけでは無いですが、いつか行ってやろうと思っていた南北八ヶ岳縦走。二日間の振休の使い道を考えていたところ、天気も良さそうだしこの機会に行ってやろうと前日に決断。
4日間かけた方が良さそうだな・・・と思いながらも、何とか3日で行けそうだし、4日歩いて次の日仕事はしんど過ぎると思い、とりあえず3日+予備日として計画。
1日目、前日無理やり仕事を終わらせたため寝不足で登山開始。そんな体調だからか、かなり急登に感じる。。。事前勉強ではそんな感じではなかったはず?と思っていたら、どんどん抜かれる(笑)やはり山に登るならちゃんと寝ないとダメだなー・・・と、よくやる反省しながら、ダラダラと登って編笠岳へ。ここまでは特段危険個所は無し。若干雲が多めで景色は若干残念ですが、ここでパンを食べつつ小休止。
編笠岳の下りからは大きめの岩場の下りですが、手を使うレベルではなく、ヒョイヒョイ下っていく。仕事のメールが入っていたので、下った青年小屋で小休止しながら仕事・・・不快w
ここから権現岳への登り、斜面は急に、頂上付近では手を使う岩場が連続。慎重に進んでいく。さらに慎重に進んでいたご老人グループを抜かせていただきましたが、自分も同じくらいの年になってもこういうところに登っていられるようにしないと・・・と数十年後を思いながら、ギボシを越え、権現岳に到達。このころには大分雲に包まれ、特に北側は眺望ゼロ。まあこればっかりは仕方がない。カップ麺で昼休憩。ちょっと虫が五月蠅かったかな。
権現岳から北に向かい、キレット小屋へ。最初は急な下り。特に65段、20mと言われるハシゴは恐怖。。。体が強張りますが、一段一段慎重に。その後もアップダウンしつつ、キレット小屋に到着。
体調イマイチですでに14時半。ここで泊まってしまおうか・・・と何度も揺らぐものの、ここで泊まったら確実に4日間コース。赤岳へはコースタイム約2時間。諦めるのはまだ早い、と続行を決断。水場で水を汲んで、前へ。
ここからはさすが岩峰赤岳、シロウトにとっては半ばクライミングと思える道を三点支持で慎重に進んでいく。後ろを見ると肝が冷えます。権現のあたりですれ違った人たちはここを下ったんですかね。。。ここは下りに使いたくないなぁ。約2時間、岩だらけの道を踏破し、赤岳山頂へ。達成感!しかし眺望は雲だらけで相変わらず。。。
計画では少し下りて展望荘で泊まる予定だったところ、疲労困憊+初赤岳の眺望が残念過ぎたため、翌朝に期待し、赤岳頂上山荘に宿泊。食事も美味しく、トイレも綺麗で、更衣室なども充実していて素晴らしい山荘でした。睡眠不足も手伝って消灯から日の出まで爆睡。
二日目。山荘を出てみれば、願いが通じ、期待通りの眺望!富士山、奥秩父、南アルプス、中央アルプス、御嶽、乗鞍、北アルプス。昨日は見れなかった権現・編笠の歩いて来た道もハッキリと!興奮冷めやらず、写真を撮りまくり、朝食の時間に遅れる^^;
朝食後も写真を撮り、昨日よりも長い道のりをスタート。赤岳の下り〜横岳はまた岩場の連続。権現〜赤よりはだいぶマシかな?とはいえ前日の疲労もあり、ヒィヒィ言いながら横岳へ。ここからしばらくは2か月半前に通った道。知っている道というのは気が楽ですね〜。格段になだらかになった道を進み、途中山荘で一休みしつつ、硫黄岳山頂へ。
前回はグループだったので行けなかった爆裂火口の端まで歩いてみるものの、特に何もない。。。爆裂火口を反対から見れれば十分ですね、端までは歩く必要はありません。山頂に戻り、石だらけの道を下って、夏沢峠へ。ここで飲み物補給を考えていたところ、山荘二つとも閉じているorz 想定外の事態に凹みながら、北八ヶ岳に突入。
箕冠山を越え、根石岳山荘(ここも人がおらず、水だけ補給)、根石岳を経て、天狗岳へ。やっと全行程の半分くらい・・・。バッグをデポし、前回は行けなかった西天狗を往復。バッグが無いと身が軽い軽い。つかの間の身軽さを味わった後、前回と違う中山峠を経由するルートで黒百合ヒュッテへ。前回めっちゃ美味かったきのこ汁と、他の人が食べてて美味そうだったビールシチューを両方注文(笑)どっちも美味しいけど、値段を考えると、個人的には具だくさんのきのこ汁がおススメです!
ゆっくり休みたいけど、今日の目的地はまだまだ遠い。身体に鞭打って先に進む。緩い道ですが体が重い。。。中山、高見石小屋、白駒池とゆっくり進んでいく。白駒荘到着時点で15時半。
今日の目的地、縞枯山荘までは約3時間。明らかに遅くなる。麦草峠で泊まるか。でもそうするとやはり3日ではキツくなる。夕食には間に合わないけど、まだ歩けるし、そこまで急な登下降は無いはず!美味しいと評判の夕食を泣く泣くキャンセルの電話連絡をして、また進む。麦草峠まではほぼ平地。白駒の奥庭は綺麗だったなー。花の時期にまた来たいところ。麦草ヒュッテに到着し、299号線を跨ぎ、長く苦しいラストスパート。
茶臼山は最初なだらかなものの、だんだんと急に。縞枯山荘の御主人によると、赤岳から来た人は、ここの登りが一番きつかった、という人が多いそう。確かにきつかった。。。なんとか登り切り展望台へ寄り道。遠くに赤岳、今日歩いて来た道が見渡せる。感動しつつ、まだ一山越えなければならず、早々に先へ。
縞枯山までは緩い道。噂の縞枯れ現象を見つつ、縞枯山山頂に到達。展望は無し。ここからは、疲労の極みの足にはキツイ若干急な下り。一番怪我しそうなシチュエーションに、慎重に下っていき、雨池峠を左に曲がり、縞枯山荘へ。趣のある三角屋根にたどり着いたときは心底ホッとしました。ドアを開けると、夕食が終わった頃。到着が遅くなりすいませんでした。。。
静かに着替え等を済ませ、お湯をもらってカップ麺で夕食。ご飯とお新香をサービスしていただきましたm(__)m 埼玉県のTさんや関西のお姉様グループと談笑しつつ、消灯20時に就寝・・・のはずが、寝れない。。。体は休息を欲しているのに、何故。この日はイマイチ深く寝れませんでした。。。
そうして3日目。水を1L(サービス)いただいて出発。計画では雨池山・三ツ岳を通っていく予定でしたが、疲労度を鑑み、坪庭経由にショートカットすることを決定(逃げ?いえ、英断)。北横岳ヒュッテで七ツ池に寄りつつ、北横岳へ。南を見ると、赤岳や横岳の辺りは雲に包まれ。北は晴れている。この日程にして正解だったな!と思いつつ、北横岳北峰から下る。
ここで大きな失態。亀甲池に向かうはずが、山頂の案内板をよく見ず下って歩いたところ、30分ほど歩いてもどうにも道が蓼科山に近づいていかない。GPSを確認すると、、、大岳に向かっている。。。間違えた!!いっそ双子池を経由していくかとも思ったものの、体力的にもバスの時間的にも厳しく、脱力しながら道を引き返す。。。2回目の北横岳。ぐったり休みたいところ、ゆとりのあるはずの日程が厳しくなってきたため、早々に出発。
長い下りを亀甲池に下っていく。これはだいぶ足にキました。亀甲池から天祥寺原まではほぼ平坦な道。途中から湿地っぽい道で、泥濘をよけて進んでいく。天祥寺原から最後の山、蓼科山へ。ここがまたキツイ。。。岩が多めの歩きにくい道で、段々と急になる。何度も立ち止まりながら、何とか将軍平へ。
蓼科山荘でラーメンをいただいてエネルギーを補給し、正真正銘最後の登り。大きな岩がゴロゴロする急登を登っていき、蓼科山に到着!調べていたとおり広い岩だらけの山頂。このころには雲に包まれ、眺望は残念。。。まぁまた来る機会もあるでしょう。休みつつぐるっと一回りして、女乃神茶屋へ2時間ほど、最後の下り。
最初は大きな岩だらけで歩きにくい下り。慎重に。10分ほどで大きな岩は無くなりますが、急下降がしばらく続く。1時間ほど歩き、標高2,110mの標識の辺りから緩やかになってきて、笹薮の中を歩いていきます。最後の方はほぼ平坦。疲労困憊になりながら、なんとか蓼科山登山口に到着。南北縦走3日間完了。終バス一本前に乗れました。
初の一人での3日間登山、いろいろ勉強になりました。一番は、とりあえず楽しく登るなら、1日当たりコースタイム7時間ほどのルートにして、ゆとりを持って登れ、ということですね。。。次回以降、肝に銘じます(笑)
ヤマレコMAPを使って山に登ろう! by ヤマレコ
UTOさん3日間お疲れ様でした
素晴らしい展望ですね
当方、八は部分部分の登山だけですので、こうやって南北縦断というのは
いいですね(天気も良くて)
また行きたいなーと思いました
ueharuさん、ありがとうございます!
皆さんと登った八ヶ岳にこんなに早く舞い戻るとは思っていなかったのですが、2日目はずっと天気が良く、良かったです
反省が沢山の登山になりましたが、皆さんと登った経験が非常に役に立ちましたよ
ごぶさたしてます。
がんばってますね〜。
着々と、山登ラーの道を歩んでます。
この世界は、広くて深いので、
もっと、どっぷり浸かってください
今回のルートは、Siriusさんなら日帰りのルート!
できたら、2日で完走してもらいたいものです。
鬼クマ
kumasanさん、お久しぶりです!
もっとどっぷり浸かっていく気ではいますので、
2日はひょっとしたら、いつかは行ける日が来るかもしれませんが、
日帰りは一生かかっても無理だと思います
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