東京女子医科大学センター長の弁
「糖質を過剰に取る必要はありませんが、日本人として適切な糖質をしっかり取ることは大事なことです。このような日本食を食してきたことも、日本が長寿の原因になった原因の一つですから」
糖尿病や予備軍でない人には言えるかもしれませんが、内容にエビデンスがないと思います。大病院の長がこのレベルですので、糖尿病治療改革への壁は厚いです。
糖質制限指導を取り入れている、循環器専門病院の岐阜ハートセンターの院長は
「糖質制限などと聞くと特別なことのようですが、糖尿病の人は要するに糖質の処理が苦手なのです。その苦手なものを減らしましょうと言う極めてシンプルな話だと思います」
全くその通りです。
宗田クリニックの院長は
「除去食の概念なのです。ソバのアレルギーの人がソバを食べないとか、そういうのと同じです」
納得です。
白神院長は
「糖質制限治療に対し、食わず嫌いなのだと思います。民間療法みたいなものだと思っているのですね」
そういうお医者さんが多いのでしょうね。
最後に記者のまとめは
「もしかすると、糖質制限食を絶対に認めないというのは学会のエライ人達だけなのかもしれない。それら重鎮に気兼ねして糖尿病専門医が糖質制限を試すことに躊躇しているとは思えないが、もしそうだとしたら、医療先進国の日本にあるまじき、何ともおかしな話である」
仮定の話としていますが、それが事実と思ってしまいます。糖質制限で救われるはずの多くの人が、徐々に合併症への道を進んでしまっている状況は、大きな問題であり、早急に改善されるべきと考えます。糖質制限で薬も減って透析等の合併症も減れば医療費の大きな削減にもなると思いますが、そうなると都合が悪くなる人も沢山いるのでしょう。
来月号にも続きます。来月のお題は
「多くの糖尿病専門医が守り続ける従来型の治療法に変革は起きるのか」です。
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