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・ 「地球システム学のすすめ」鳥海光弘 2008年
第6章: 日本列島を探る最新の地球科学 「付加体の成長速度」 より の部分転載です。
( 素人が都合の良いところだけを切り取った転載は、間違って伝わることも多いので、
どうか、写真の原文をお読みください。)
『 〜 ところで、付加体がつくられると島弧地殻は海側に成長する。
その成長速度は付加体の量と付加テクトニクスの起こる間隔にかかっている。
四万十帯では、1回の付加テクトニクスはたかだか1000万年程度の時間で起こっている。
その幅は20km程度である。
そこでの海側への成長速度は、平均的には1000万年で20km、つまり1年で2mmと計算される。
ただし間欠的な成長なので、それを平均すると、1年で1mm程度になるだろう。
この成長速度が2億年間続いたとすると、200km程度の幅を持つ地殻となる。
これはちょうど日本列島の程度の幅なのである。 〜 』
・ 数字は、前に、適当に(いいかげんに)計算した0.25cmと少し違ってはいたものの、専門の方の本に、「 大陸側が移動ではなく、付加体によって成長する… 」 と捕らえられていたことから、私の考えと共通していて「そんなに的外れでもなかった…」と、変な安心感とうれしさを感じました。
・ さて…、この「地球システム学のすすめ」鳥海光弘 2008年 の中の付加体の説明のなかで、 私にとって、これまでの、西南日本と、東北、北海道との違いの疑問を解決する、もうひとつ大きなヒントを見つけました。
( これからの続編で、これまでの私の地質地史の解釈の、方向性が大きく変わってくるのではないかと、自分自身期待しています。)
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過去日記での、大陸の成長について
「 大陸プレート上の東日本は(太平洋プレートの、年10cmの移動と沈み込みにより)東に0.25cm/年づつ成長している。 同様に、大陸プレート上の西日本は(フィリピン海プレートの、年4cmの移動と沈み込みにより)南西に年0.25cmづつ成長している。」
日本列島創成(詳細説明-2) 3つのプレートの移動速度についてのカン違い。 2022年02月
" https://www.yamareco.com/modules/diary/173565-detail-261057 "
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「 秋吉台がペルム紀で、奥美濃がジュラ紀なら、2地点の距離を「ペルム紀〜ジュラ紀」の年数で割れば計算できると思い、 そのときは、 500km/100Ma=0.5cm/年 と概算。」
日本列島創成 5). 仮説: 付加体に刻まれた、1.8億年の歴史。
https://www.yamareco.com/modules/diary/173565-detail-261202
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… と、その根拠は… 当初の計算は とっても大雑把でした … その後、
・ 大陸プレートの成長速度を(0.5cm/年)カラ、実測概算数値(0.25cm/年)に変更しました。としていますが、その、0.25cm/年の計算式が、どの日記に書いたのか、わからなくなりました、ひょっとしたら結果だけで、記録に残していないかも… まぁ〜なんといい加減な私でしょう。
( つくづく、日記やヤマノート、改善要望や不具合コミュニティでの「文字列検索機能がほしい」と、思ってしまいました。)
・ 自分の日記の中でどこに書いたかがわからなくなるなんて「なんてこった」と思うくらい、とってもお恥ずかしい話です。
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