![]() |
![]() |
![]() |
( 東北を横断する線上に並ぶ火山の(男鹿半島の寒風山、中央部の森吉山とそれに続く八幡平)同位体の変化について、 この火成岩の性質を表す同位体のグラフが、一連の研究のきっかけとなった… と、書かれています。)
図1: 東北の火山のSrとNd同位体の変化の図。
・ 同位体の数値から、岩石の年代を図る方法はいくつも紹介されていますが、 能田成(のうだすすむ)氏、の説明によると、
Sr、Ndの双方の同位体比から、岩石の年代だけでなく、その火成岩(玄武岩/安山岩/花崗岩)の、マグマの組成の違いが見てとれると書かれています。
( マグマには、中央海嶺からの玄武岩(MORB)と、海洋島玄武岩(OIB)と、 プレート沈み込み部島弧の火山を作るものの3種類あって、上記のSr、Nd同位体比から、 組成の違いが判るようです。)
図2: Nd−Sr、同位体相関図
図3: 日本海と東北日本の、Nd−Sr、同位体相関図
・ この相関図に、図1の「寒風山、森吉山、八幡平」の位置を当てはめてみると、 (私にとっても)興味深いことが見えてくる。
( Nd−Sr、同位体相関の用語も、この本で初めてみることで、なじみのない私には難解です。)
・ 福山雅治風?に言えば、「 難解だが… 実に面白い 」。
( ここから導き出される日本列島と日本海の地史について。 もう少し時間をかけて消化していきたいと思います。)
-------------------------------------------------
参考: 「【地球発見】日本海はどう出来たか」能田 成(のうだすすむ)2008年 ナカニシヤ出版
過去日記:
読書:「日本海はどう出来たか」から読む、日本海開裂20〜15Ma説の根拠 2022年11月02日
" https://www.yamareco.com/modules/diary/173565-detail-283813 "
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する