自説の補足：　日本列島２５０Ｍａハの字開裂、２０Ｍａ接合説の「矛盾点」

2022年11月04日 13:06【新：日本と日本海の地史】全体に公開

自説の補足：　日本列島２５０Ｍａハの字開裂、２０Ｍａ接合説の「矛盾点」

・　いくつかある、日本列島と日本海の成因のついて、諸説それぞれの矛盾点はあるが、　自説に立ちふさがる大きな矛盾点は…　「古地磁気」です。

　（　この２段階の回転を思いつくまでの経緯や理由も含めて、私自身の根拠の再確認をしたい。）

図１：　西南日本と東北日本の古地磁気のグラフ。　（　高橋雅紀　さんの頁より　）　
" https://www.gsj.jp/data/gcn/gsj_cn_vol6.no4_p113-120.pdf "

図２：　岩石の磁化方位　（「日本海はどう出来たか」能田成　２００８年）

＜　都合よく説明できる要素　＞

①　西南日本の地質は、西は古く、東に向かって新しくなるが、
　東北日本では反対に、東が古く、西に向かって新しくなる。

②　火山フロントの年代が、西南日本では、主に北から南に移動していくのに対して、
　東北日本では、日本海側にあったり、太平洋側にあったりしている。

③　隕石落下による開裂は、諸説の中の一番古くからある「日本海陥没説」にもっとも近い。

④　地層帯の断面図（古くからある）での過去の「準平原」と一致できる。

＜　うまく説明できない要素　＞

①　古地磁気と列島の変化が、説明不能です。

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過去日記ＵＲＬ：

日本列島地史（改３）：　私の仮説に「都合がいい証拠」を探して（その１）2022年07月14日
 https://www.yamareco.com/modules/diary/173565-detail-274418

日本列島地史（改３）：　仮説に「都合がいい証拠」（その２）　2022年07月15日
 https://www.yamareco.com/modules/diary/173565-detail-274493
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同日追記：

・　これを自分で読んでいて、順序が反対になっているのは、東北地方だけではないことに気が付いてしまいました。

（　　 flair

　新らたな思い付き　

　です…　）

・　四国の三波川変性帯と黒瀬川変性帯の関係も、北が新しく（白亜紀１４５～６６Ｍａ）で、南が古い（450Ｍａ）で、太平洋側から順に積み重なってと考えると、矛盾がある地層体です。

（　これも、東北と同じで、「ハの字」の時に東北の棚倉構造線のその先に、黒瀬川変性帯が連なっていて、現在の島弧の太平洋側が北にあった状態から、その南側に、三波川変性帯が付加していって、その後の接合時に、中央構造線に向かって回転しながらドッキングしたならば、四国の層序の疑問がすっきりと解決するかもしれません。）

・　接合前なら、フィリピン海プレートはどんな状態だったのでしょうか？

（　また新たな疑問が…）　…　

・　黒瀬川変性帯は、北米プレートの延長線上にあったとゆう、とんでもない話しです…　

　 flair

　シロウトの妄想はきりがありません。　 flair

2022-11-03 補足：　日本海の地層年代図（そ

2022-11-07 日本の地史：　能田成氏の本から

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