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◎ 海洋地殻の上層と下層で、移動方向が違う。
◎ 移動していない最下層がある。
の2点を解説してきました。
( 別の切り口での、海底地殻の3層構造について、
過去の書籍にも表記があります。)
・ これとは違う、現在の地震データからも、
海洋地殻の「2層別方向移動」を示す証拠が見られます。
図1: 震源の深さとずれ方向の違い。
( どちらも本年6月の日記から。)
・ 震源球の説明では、単純な同一平面での移動衝突の結果の、
地形変動3つ(押し、引き、ずれ)について示されていますが、
それに該当するのは、大陸と海洋地殻の上層での接点でしかありません。
・ 対して下層の震源球は、力の働く向きが90度異なっています。
( 上層と下層が一緒に動いている限りは、そこにストレスは発生しませんので、
下層に震源をもつ地震があること自体が「2層別方向移動」の証拠と言えます。)
図2: 鹿島海山周辺の海底地形
・ 今現在のデータでの「2層別方向移動」の証拠といえるかもしれません。
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参考過去日記:
< 震源球? > 立体の動きを想像する難しさ… 4次元的想像力?
https://www.yamareco.com/modules/diary/173565-detail-302761
< 二重深発地震 > 太平洋海洋地殻は2層で動く?
https://www.yamareco.com/modules/diary/173565-detail-302680
< 第一鹿島海山 > 東北地方太平洋沖地震の後の地形(断裂としわ)
https://www.yamareco.com/modules/diary/173565-detail-303371
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