それまで予備知識のなかったイザナギとクラプレートについて勉強、
何とかお返事らしき日記を書いたのが、翌年1月の20日でした。
・ それからずっと海洋地殻の流動を考えていて1年以上が経過、
プレートの各層の動きの解明に加えて、
ニュージーランド周辺の海洋地殻では、
海嶺上部が移動している場所まであって、
( 海嶺上部は移動しても、そのマグマを供給していた場所は、
その下の浮動層の境界弱線から供給されていることから、
海嶺の根にあたる部分は移動しない… )
太平洋の海洋地殻の構造と成り立ちが、
自分なりにわかるようになってきました。
・ 今…改めて「イザナギとクラプレート」を考えてみると、
いかにハワイ/フェニックス/小笠原諸島〜マリアナ諸島で囲まれる
三角形の海域について当たり前のプレート論で説明できないとはいえ、
今では全く痕跡のない架空のプレートや
移動する海嶺を持ち出してまで、
プレートの範疇で説明しようとする為の、
むりやりの空論ではないでしょうか。
( 当時は私も、プレートの流れが逆になっている時代があったと考え
悩みましたが、
海洋地殻の上層が西/中間層は北西/上層北西部は南西方向に、
移動している(図3)と考えれば、
一番古い年代の中間層が三角地帯として、
海底表面に現れているだけのことで、
違和感なく古地磁気の移動方向と、
地磁気年代と「謎の三角地帯」の矛盾を、
合理的に説明することができます。)
・ プレート論のイザナギとクラプレートの一番の反証要素は
両プレートと海嶺が移動した、現在残っている痕跡が何もない、
この点に尽きると思います。
( 対して、私の流動説では、
上層と中間層の移動方向の違いや、
最下層が不動であることの痕跡は、
ハワイ海山列周辺の「海底地形」や「火道の痕跡」に明確に表れていて、
現在のオンラインGoogle海底地形図で簡単に確認できます。
また故地磁気の年代図やその流動方向にも矛盾はありません。)
図1: イザナギとクラプレートの概念図
図2: 現在の三角地帯の年代図
図3: 流動方向を矢印で筆者加筆した、太平洋の古地磁気異常年代図
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過去日記:
海洋プレートの謎(詳細5)不思議がいっぱいの太平洋 2022年12月31日
https://www.yamareco.com/modules/diary/173565-detail-288491
海洋プレート流動(詳細8)解決できない、地磁気逆行の「謎」?2023年01月03日
https://www.yamareco.com/modules/diary/173565-detail-288859
海洋プレート流動 イザナギとクラプレートの資料見つけました。2023年01月20日
https://www.yamareco.com/modules/diary/173565-detail-290157
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makobeさんの情熱には頭が下がります。
小生はこの分野の全くの素人で、イザナギやクラプレートを素人向けの「絵で分かる日本列島の誕生」堤之恭、講○社P−128で知っただけです(makobeさんもお持ちの本と思います)。
どのような証拠から既に沈み込んでしまい現存しないイザナギとクラプレートの存在が推測されたかは自分には分かりません。自分はイザナギやクラプレートの存在を示す元の論文は読んでいませんし、読む能力や気力もありません。
この分野の専門家でなければmakobeさんとのご議論は難しいと思います。
勝手に fujikita さんとのお話に触れてしまってすみませんでした。
・ この日記を始めるにあったって、気を付けようと思ったことがいくつかあって、
「頭文字の省略記号を使わない」
「過去の科学者さんやお読みいただいた方の意見を否定しない」
「私見と他者さんの引用を明確にして混同しない」
等、をできるだけ配慮してきたつもりですが、
あまりに常識からかけはなれた難解な世界観に、なってしまったのかもしれません。
( あと少しでたどりつけるのか、まだまだ遠い道のりかはわかりませんが、
今よりもっとわかりやすい図や動画を作りたいと思って、勉強を続けています。)
・ 私のこれまでの日記は、分野の専門家の方々と議論…どころか
テーブルにさえ乗ることのない素人の想像でしかありません。
( これまで本で勉強してきた多くの功績を残された先生方(堤さんも上田さんも高橋さんも) 全ては過去の専門家の科学者さんですのでこれまで積み上げてこられた基盤があって、 私のような素人とはスタンスも視点も異なっています。
私は基盤もなにもなしで、思い付きだけで書いてきましたので、 恐らくは矛盾のカタマリなのかもしれません。)
・ 今年になってから、私自身アプローチが少し変わってきて、
従来の固定観念にとらわれないで、発想の異なる新しい基盤にしたい…
と思うようになってきました。
( それにつれて、過去基盤の反証の内容も、ふえてきました。)
・ コメントで数々のヒントや手掛かりを与えていただいた fujikita さんには感謝しかありません
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