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1. 直線海山列の形成
太平洋海洋地殻の最下層（不動層）上に形成された4つの古海山を起点として、太平洋南東部の弱線（拡大軸）に沿ったマグマ生成活動が開始され、直線的な海嶺の成長が始まったと考えられる。この過程で、中間層において北西方向への平行移動を伴う海洋地殻が形成される。
当初、最深部から誕生した新たな海嶺が成長するにつれ、それまで静止していた4つの古海山を次第に北西方向へ押し始める。この横移動に伴い、北西方向へ連なる4列の直線的な海山列が形成されていったと推定される。
2. 参考資料
（図1）太平洋海洋地殻の変動（1）（直線海山列形成までの過程）
（図2）Google地形図を大西洋拡大以前に再現（筆者加筆）
3. 概要（案1）
今回は、大西洋の開裂前の大陸配置を考慮し、米大陸を東に補正して図１の�◆銑い粒鞠阿鯢修靴討い襦�
- 赤色◎： ホットスポット（位置は不変）
- 緑破線： 海洋地殻が静止していた時期に形成された4つの古海山
- 4本の破線： 海洋地殻が北西方向へ移動を開始した後に形成された直線的な海山列
それぞれの対応関係は以下の通り。
- ハワイホットスポット → カムチャッカ〜千島列島方向
- ポリネシアホットスポット → 樺太〜北海道中央部方向
- 南米沿岸ホットスポット → アリューシャン列島方向
直線的に形成された海山列はのちの海洋地殻流動によって東方へ押され弧状に変形した結果が、現在のアリューシャン列島・千島列島・東北日本の弧状連なりに至ったと推定した。
4. 補足
ハワイおよびポリネシアの2つのホットスポットから形成された直線海山列については、比較的整合的なイメージが得られた。
一方、南米東部沿岸に位置する2つのホットスポットについては、現時点では配置に無理があり、筆者自身十分な納得に至っていない。
このため、今回の仮説案を「案1」として、今後もさらに改良が必要。
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参考過去日記：
まとめ：太平洋地殻の地史（保存版）2024年02月04日
https://www.yamareco.com/modules/diary/173565-detail-321177
地球は「ピンポン玉」か？ （海溝／落ち込み部と地殻流動説）2024年 06月 27日
https://www.yamareco.com/modules/diary/173565-detail-333154
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