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沢登り用のフェルト底になっている沢靴は、いくつかの山道具メーカーから販売されているのですが、どれも良いお値段。そんな中、フェルト付き地下足袋なるものが、販売されていることを知ったのは去年のこと。それを買って行けばよかったと、額平川を渡渉しながら思ったものでした。フェルト付き地下足袋を販売しているのは、北海道の秀岳荘と東京のカモシカスポーツ。
○秀岳荘 フェルト付き地下タビ ¥3600
秀岳荘オリジナル商品。地下足袋にゴム底の代わりにフェルト底を張り付けた仕様。その割にはお値段が高いような気がする。店が北海道なので送料もかかる。見た目にも軽そうではあるけど重量不明。そもそも適合サイズの26cmが在庫切れ。元が地下足袋なので、履く際にはコハゼと呼ばれる金属製の留め具が使用される。去年、そのコハゼを留めるのが実に面倒だったので、コハゼを全て取っ払って、マジックテープを縫い付けてしまおうかと考えたのですけども、既にそんなゴム底地下足袋は出回っていた。ホームセンターのコメリでは¥1280。
○カモシカスポーツ 渓流保温たび ¥6922
カモシカオリジナル商品。内側にファスナーがついているので、着脱は用意。ネオプレーン素材で保温性はよさそう。造りもしっかりしている。その分、重量はMサイズ片足320g。良いけど、お値段が。おまけに同じ構造のタビが釣り具メーカーから、もう少し安く出ているし。あと東京まで買いに行くのも面倒。東京は怖いところじゃけ。私のような生粋のイナカ☆モンが不用意に出かけると、自分でも気が付かないうちに身ぐるみはがされてしまうという噂を聞いたことがある。おーこわ。
あーどっちもアレだなーと思っていたトコロ。アレコレと探しているうちに、底の薄い「ATOM ナイロン田植えたび薄底」なるモノを見つけたので、自分でフェルトを買ってきてカットして、接着剤で張り付けてフェルトタビを造ってしまおうかとも考えたんですけど、適当に造って途中で底が剥がれると厄介だし、材料費だけでもそこそこな価格となる。そんな中。ふと、渓流釣り用のシューズもフェルト底だったことに思い至る。それだ! 早速探してみると、あるわあるわ。フェルト底にスパイクが付いたものやら、靴型、たび型まで多種多様に。しかも、全体的に山メーカーが造る沢靴よりも安い。「歩く」ということに関しては、そりゃあ、山メーカー製のほうが良いに決まってるのでしょうけど、あくまで「渡渉でちょいとばかり使う」ことがメインなわけで、今後も沢登りをするわけでもないので、それほどに本格的なモノはいらないわけです。私のとっては、たび型で十分でしょう。
ダイワ? シマノ? 高いなあ。他には?
というところで見つけたのが阪神素地の「フィッシングたび」でした。ネーミングも良い。どうやら上州屋で売っているらしいという情報を掴んだので、近所の上州屋を回ったのですけど、置いてませんでした。店舗によっては置いてるところもあるみたいですけど。季節商品なんだろうか。とにかく買えなかったので、通販で買うことになりました。送料込みで3200円くらいでした。
これは「鮎たび」というジャンルの物らしいです。この手の商品の中では、安い部類に入ると思います。普段、登山靴は26.5cm、EU42サイズで、買ったサイズは26cm。試しに裸足で履いてみたら、ピッタリフィットで履き心地も良いです。少し小さ目なんだろうか。ま、ゴムだから多少は伸びるのでしょう。足入れ部分がソックス状になっているので非常に履きやすいです。靴下を履くような感じ。で。足入れ部が締まっているので、たび内部に小砂利などが入り込むことはまずないでしょう。色は黒の他に、緑黄があります。重量は実測で片足214g。超軽い。素材は本体がナイロン100%+合成ゴム。底がポリプロピレン・フェルト。
阪神素地は他にも面白い商品が多々ありました。ヒザスネガードは特に欲しい。カットして使うためのフリーサイズのフェルトも売ってる。型番F-08。ちなみに、フェルトを足袋に貼り付ける際は、コニシ「ボンドG17」を使用。阪神素地にも、接着材があるけど高い。
これで。フェルトたび、たびソックス、保温用すね当てのぷち渡渉3種の神器が揃いました。次は…孚孚孚。
▼参考
○阪神素地(はんしんきじ)
http://www.hanshinkiji.co.jp/
○秀岳荘
http://www.shugakuso.com/
○カモシカスポーツ
http://kamoshika.co.jp/
○アトム ナイロン田植えタビ(薄底)
http://www.atom-glove.co.jp/products/h_1.html
こんにちは、moglessさん(^^)v
少しご無沙汰しております。
以前にもお話したかもしれませんが、ワタシも今年は軽い渡渉のある山へ行く予定でして、moglessさんの日記にあった前回のおたふくソックス、そして今回の足袋と、とても参考になります。
ホームセンターとかでいろいろ見たり、ネットで調べてみると、地下足袋 + mont-bellのサワーサンダルが一番良さそうかなあという結論だったのですが、そこそこな金額になってしまい。。。
ワタシも今後沢登りをやる予定は全くないので、ローコストが一番かと(^-^;
渓流釣りは登山よりもよっぽどコケティッシュなところを歩くようですから、釣り具屋さんにはお宝がいっぱいあるんですね(゜ロ゜)
幌尻岳と似たような山というと、どの辺り何ですかね。
実はワタシも今年の7月に初めて北の大地にお邪魔する予定でして、飲食店や温泉などmoglessさんのオススメなどご教授頂ければ幸いですm(__)m
あ、ホッキガイカリーは絶対に食べてきます!
kamasenninさん、コメントありがとうございました。
フィッシングたびは、構造的にもっと安く手に入れられても良かったのではないかと思ってしまいます。2000円くらいなら、よかったのですけど。店頭売れ残り在庫があれば、それくらいのお値段だったかもしれません。しかしながら、どこそこかしこにも、在庫がなかったので、仕方なく通販となりました。おたふくソックスも、なんだかワークマンでありそうなんですけどね。
地下足袋+サワーサンダルも考えたのですけど、沢と沢沿いはフェルト底で通すし、それ以外は登山靴で歩くしで、地下足袋とサンダルを分離させとく必要もないかと思いました。それにお値段がねえ。安いほうなんでしょうけど、普段、もっと安いモノを見慣れているので高く感じます。
釣り具屋には、フェルト底に金属製スパイクがついてる靴があって、気にはなりました。そこまでは必要ないと思って買いませんでしたけど。釣り具屋も覗いてみると面白いもんです。
どこかに遠征するようなことをチラリと見ていましたが、やっぱり北海道でスカ?
お勧めの飲食店! 全ておすすめですが。もう一度、食べてみたいという基準であれば。
ウトロ漁協婦人部食堂のウニ丼と、島牧村のレストランかりんぱのウニ丼と、利尻島のウニ丼です。つまり、よいダシが出る昆布を食べて育ったウニのうまさは格別です。あと、函館の活イカ丼も。帯広の豚丼も。びらとり和牛のじゃんけん丼も。苫小牧の生ホッキ丼も。つまり、丼ばっかりということです。
ホッキカレーはよいですなあ。レトルトでしか食べたことないですけど、マルトマ食堂のが特にうまそうです。
温泉は、道内全域おすすめですけど、日高地方だけは温泉不毛地帯ですかね。どのあたりに行かれるんですかね。北海道の。それによって、ここだーというところをご案内できますが。
ポ様に似たような山は近くです。アレかアレかアレのどれかです。
長い山行の一時だけ徒渉するなら、ナイロンロープで編んだワラジがオススメです。地下足袋で道を歩くならなおさらです。作り方は
http://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=150
の一番下、ヌシヌシさんの所にあります。ご参考まで。と思ったのですが、リンク切れですね
「PPロープ わらじ」で調べるとあるようです。
秀岳荘のフェルト地下足袋は普通のゴム底地下足袋と同じか、もう少し軽いくらいと思います。
yoneyamaさん、コメントありがとうございました。
PPロープでのわらじとは、また面白いことをやる人もいたものです。
造り方見ましたけど、難しそうですね。単に巻くだけで使えやしないかと安直に考えてしまいます。
想定している山は、一部で渡渉を繰り返しながらの登りですけども、全行程を地下足袋で通すわけではなくて、渡渉区間が終われば山道では登山靴に履き替えます。行程が比較的長大なので、地下足袋だけで登るのは、足袋に慣れない私には厳しいものがあるものでして。
初めまして!
沢を歩くんでなくて「渡渉」するだけなら、偽物の〇ロックスとか、靴下だけとかでも十分行けます!
雪渓で冷や冷やの時は、ウェットソックスだけとか、足裏が痛ければサンダル合わせたりとかでも良いです。
偽物の〇ロックスはテンバでも重宝するし、手入れされた登山道はそのまま結構歩けちゃう
安いし軽いしフリクション抜群です〜
mieeさん、はじめまして。コメントありがとうございました。
一口に渡渉と言っても、靴を脱がなくてもよいものから、様々ありますけども。
想定している沢が、沢というより川なので、すっぽりと脱げてしまうようですと。ちょいとばかり困ります。
そこそこな深さと水流のある渡渉で、スルリと滑ると下手したら、そのまま流されかねないですし。ですから、怖くて絶対に転べないのです。
濡れるだけで済むところなら、サンダルでもよいですけどね。
しかし、靴下だけってのは、気が付きませんでした。
参考にさせていただきます。
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