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http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-244286.html
それぞれ「薬師岳、観音岳」と呼んでいた私にはちょっと違和感あり。
そうかい?と思って地形図を見れば確かに、それぞれ「薬師ヶ岳、観音ヶ岳」という表記だ。(地蔵ヶ岳は言うまでもないだろう。)
国土地理院の「日本の山岳標高一覧(1003山)」というページを見ると、「薬師ヶ岳、観音ヶ岳の項」に「山名変更:H17地形図更新による。」と注記してある。
これどういうことだろう?
そこで、この謎について調べて見た。
まず「山梨県山岳連盟」のHPを見つけたので、ここにお問い合わせフォームで問い合わせてみる。
Q;いまから7年前にこれらの山名が変更されたようですが、そのいきさつに付き、ご存じないでしょうか。
「A;寡聞にして、国土地理院の地図において、山名変更があったことを知りませんでした。
また、国土地理院のほうから、当山岳連盟になんらかの通知があったとの報告も理事会等ではありません。
お力になれず申し訳ございませんが、いきさつについては残念ながら知りません。」
とのこと。
仕方なく直接、国土地理院に問い合わせしてみた。
問い合わせ文は上記とほとんど同じである。
で、返信は
「A;ご質問のありました山名を変更する手順について、国土地理院として地図情報等に表示する地名及び自然地名を変更する際は、現地での呼称を基本とすべく関係自治体からの申請(新規又は変更)にもとづき実施しております。
ご指摘の3山のうち、「観音ヶ岳」「薬師ヶ岳」に関する山名については、平成17年に実施した2万5千分1地形図「鳳凰山」の改訂の際に関係自治体より当該山名に対する変更の申請が提出され、これをもとに現在地図情報等に表示される山名に変更(「ヶ」の字を付した)を致したものです。」
なのだそう。
ここでいう「関係自治体」とは「韮崎市」だと思うのだが、現在も韮崎市観光協会のHPではこれらの山を「薬師岳、観音岳」と書いている。
http://www.nirasaki-kankou.jp/?page_id=178
あまり「関係自治体からの申請」があったとも思えない現状なのだ。
だが、とにもかくにもそれらの事情によって鳳凰三山の山名は「観音ヶ岳」「薬師ヶ岳」というように「ヶ」がつくのが正式ということになっていることが明らかになったのだった。
で、私も今後は正式な名称を使おうと思うのだが、肝心の申請したという自治体は、どうなってるんだ???
で、続報が下記。
https://www.yamareco.com/modules/diary/21844-detail-43489
自治体って霞が関じゃないですか?
これまた貴重な情報を有り難う御座います。
が、「薬師ヶ岳、観音ヶ岳」って相当違和感あるんですけど
これは聞かなかった事にして?今まで通り「薬師岳、観音岳」で通します。。。いや、やっぱり正式名称で呼ぼうかな。。。うーん、迷うとこです。
中央官庁ですね。
「自治体」というと普通「地方自治体」つまり都道府県や市町村のことですね。
ですから、この件ではどこかの市町村が山名変更の申請(お願い)を出したらしいのです。
私も「薬師ヶ岳、観音ヶ岳」って相当違和感あります。
しかし、「薬師岳」というと北アルプスの違う山の方が印象強いらしく・・。(観音岳も同じようなもの)。
また「甲斐国志」にはそう表記されていますから、確かに歴史的に言うと「ヶ」が付いているのが正統な気がします。
ただ、わざわざ山名変更を申請したのなら、徹底的にその名で売り出せばいいのに、案外地元でさえ「昔の名前で出してます。」という感じで未だに「「薬師岳、観音岳」っていう表記がまかり通っています。
(青木鉱泉のHPでもそのまま。)
首尾一貫してほしいものですね。
pasocomさん、こんばんは。
「甲斐国志」などに書かれている本来の呼び方であるならその方が良いと思うのですが、申請の事実が不明確なままでは釈然としませんね。
何処の自治体が申請したのかは、公文書であるので情報公開等々の手段もあると思われますが、個人としてそこまでやるかどうか・・・。
この日記をアップしてから、やはりこれじゃ調べたりないなと思っていました。
少なくとも地元自治体(十中八九、韮崎市だと)に確認しなければ、と。
情報公開などと大げさに考えなくても「お問い合わせ」という感じで電話やメールすれば、案外どこでも丁寧に教えてくれるものだ、というのが私の経験です。
結果については続報として日記に書きたいと思いますので少々お待ち下さい。
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