そういう時に「こりゃどのくらいの風速だろう」とかねがね思っていた。
そんな時、ALFAROMEOさんのレコに登場した「ケストレル風速計」が気に入り、速攻で購入してしまった。
その後、数回強風下で使用し、使用感もわかったので今回レビューを書いてみようと思う。
ケストレル(Kestrel)は調べて見るとアメリカの自転車メーカーらしい。まあ、アウトドア屋さんんだろう。
余談だけど「Kestrel」とは日本では馴染みのない「小型のハヤブサ」であるらしい。
Kestrelの販売代理店のHPを見てみるとなんと!20種類もの機種があるらしい。最低機能の「1000」は風速測定しかできないが、それ以上のものは風速だけでなく「気温」や「気圧」「標高」などまで測定してくれるらしい。で「風速計」ではなく「ポケット気象計・携帯型気象計」と称するほどだ。
http://mistral.co.jp/kestrel-japan/kestrel1000.html
去年、新しいサイトもできたようだ。
http://www.mistral.co.jp/kestrel-japan/index.php
しかし、この間SUUNTOの腕時計を買った私には、それほどの機能は不要。ともかく風速測定だけがしたいと言うことで最低機種の「1000」を購入した。値段は8400円(税込み)だ。
モノはとても単純だ。首にぶら下げられるようなストラップ付きのケースと一体になった本体をスライドさせて取り出せる。ボタンは「電源ON/OFF」と「右矢印」「左矢印」の三つだけ。ボタンがちょっと小さいのでグローブをしていると操作しにくいのが難だ。
操作は電源さえ入れれば即座に風速を測定する。これは「現在(この瞬間)」の風速だ。それ以外に「左右ボタン」で「最大風速」(電源を入れて以降の)と「平均風速」(これも電源を入れて以降の)を選ぶことができる。最大では「MAX」、平均は「AVG」と表示される。まあ、普通は「現在風速」だけわかれば御の字だけどね。
これを使うといままで風速20mか?と思っていたような強風が案外15m程度だということがわかった。風速20mなんてのは相当な烈風らしい。ケストレルではまだ測定したことがない。
山に登った時、いままでは体感だけで判断してきた風速がこうやって客観的にわかると、そこからの行動判断に役立ちそうだ。また記録としても他の方に利用してもらうこともできそうだ。
ちなみに風の強さを表すのに「風力」というのもあるらしい。これは風速を震度のように段階で現したもの。ネット情報によれば風力、風速の関係と体感は下のような感じらしい。
風力 風速(m/s) 体感
0 0.3未満 静穏,煙はまっすぐに昇る。
1 0.3以上1.6未満 風向は煙がなびくのでわかるが風見には感じない。
2 1.6以上3.4未満 顔に風を感じる。木の葉が動く。。
3 3.4以上5.5未満 木の葉や細かい小枝絶えず動く。軽い旗が開く。
4 5.5以上8.0未満 砂ぼこりが立ち,紙片が舞い上がる。小枝が動く。
5 8.0以上10.8未満 葉のある潅木が揺れ始める。池や沼の水面に波頭が立つ。
6 10.8以上13.9未満 大枝が動く。電線が鳴る。傘は差しにくい。
7 13.9以上17.2未満 樹木全体が揺れる。風に向かっては歩きにくい。
8 17.2以上20.8未満 小枝が折れる。風に向かっては歩けない。
9 20.8以上24.5未満 人家にわずかな損害が起こる(煙突が倒れ、瓦がはがれる)
というような。さらに上の段階もあるようだ。
よく八ヶ岳で体験するのは「風に向かっては歩きにくい。」という程度だからやはり風速15mくらいなのだろう。
すると台風で沖縄や離島で「瞬間で風速30m以上」なんてのはちょっと想像を絶する。山では出会いたくない風だね。
おはようございます
風速計・・やっぱ気になりますよね
わたしも計測して喜んでます(^o^)))
これ、くるくる回る風車に注意。
この風車の軸にゴミがたまると回りが悪くなります。
針の先でゴミを取り除いたりしました(^^;
ケースが必需品ですね
でわでわ
八ヶ岳情報、ありがとうございました。
ふふふ・・撤退も視野にいれた行動が必要ですね。
せめて二泊できればいいのですが・・
uedaさんも同じ風速計をお持ちでしたか。
風車のゴミ、気が付きませんでした。まだ買って間がないのでいまのところは快調に回りますが・・・。
ケストレルのサイトを見直したら、この風車(インペラ−というらしい)は交換可能で2100円(税込み)とありました。消耗品という考え方もあるようです。
http://hobun.com/kestrel1000.html
pasocom さんおはようございます。
私はパラグライダーで空を飛んでいたのでいろいろな風速計を使いました。
確かに風は感覚と実測とはだいぶ違いますね。
感覚が飛び研ぎ澄まされていた頃はほんのわずかな風の変化も肌で感じていました。サーマル(熱上昇風)まで感じることができるとそれはまさに全身がセンサーの鳥の感覚です。そういう温度変化を検知する機械もありました。
どちらにしても、体感温度は風によってものすごく影響がされますね。
天気図を書いているときに、風力を2倍にすると大体の風速がつかめます。
私が山で体験した最大の風は、富士山頂で瞬間風速76メートルを記録した時でした。その時に槍の肩でテント張っていました。雪があったのでアンカーが効きテントは吹っ飛ばされないですみました。
murrenさんも風速計はおなじみだったのですか。
パラグライダーなんてやっていれば必需品ですね。
この風速計を使ってみて私も実感したのは、風速というのは思ったほど大きくないということです。
天気概況などでは「風速」ではなく「風力」を知らないとダメですね。
「風力×2=風速」は知りませんでした。
現在のネット情報では風速(秒速)で表されている方が多いかと思いますが、この季節、時々20m超の予報が出ることがあります。
そんなときは侮らず、家にいるのが一番ですね。
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