あいにくカミさんがランクルで実家に帰省してしまったので家には軽自動車しかない。
初めは買い物などに行かず「クッキングパパ」みたいに冷蔵庫にあるもので美味しいものを作ろう、など考えていたのだが、酒もないことが判明。こりゃ我慢できない。
で、いつもは車で行くスーパーに長靴はいて買い物。すでにすごいラッセルだよ。長靴の中にまで雪が入ってくる。
でもまだ上から降り続いているからバカらしくて雪かきはしなかった。
翌日、今朝には雪が止んだのでさっそく朝から雪かき。
家の庭もさることながら、家の前の道が通学路なので明日に備えて小学生のトラバース路を確保しなければならない。
道路に出て、せっせと雪かきしていると朝から歩いている人々と遭遇。
「すごく降りましたね。」「大変ですね。ご苦労様。」「いやいや、滑りますからお気をつけて。」など、普段はすることもない会話が弾む。
なんだか山で行き会う時のようだ。たまにはこういうのもいい。
今回、新しいスコップを購入していた。ホームセンターで買ったプラスチック製の安物だけど。
去年使った時に雪が付着して、それを落とすために道路にガンガン叩きつけていて割れてしまったのだった。
あのスコップはもう古いのだから仕方ない。新しいのはもっと性能いいんだろう、と思っていたのだが・・・。
まったく同じだった。雪をすくって投げようとすると、ほとんどの雪がスコップ面に残ってしまっていて投げられない。裏返しても落ちない。アイスクリームディッシャー状態だ。
で、また同じように道路面やブロック塀にガンガンと打ち付けて雪を落とすハメになる。雪面のようなやわらかな面に叩いてもまったく落ちないのだ。
結局、雪かきといっても、雪を掻いているんだかスコップ面を掻いているんだか半分半分くらいな労力。
いや、雪国の方はこんなの聞いたら笑止千万かもしれないけど。
人間の寿命を延ばす研究よりも雪が付かないスコップとか屋根を研究してもらった方がずっと役に立つんじゃないだろうか??小保方さん。
そんなことしながら雪かきしていたら、かの「権現岳のスコップ」を思いだした。
山頂直下のあのトラバース。春先になると雪かきをして下さる権現のオヤジさん。いつもあそこのダケカンバに鉄のスコップが留置してある。
あれは、鉄だからこんなに雪が張り付かないんだろうか? いや、鉄の方が冷えて張り付きそうだ。あそこじゃスコップを叩きつける固い路面もない。あの急斜面の足場の悪いところでの雪かきはさぞかし大変なんだろうな、と今さらながら思い巡らした。
最近「この世界は誰が作ってるの?」というCMを目にする。
「俺だ!」「いや、オレだ!」とみんなが言うけれど。
結局、知らないところでいろんな人が「この世界」を快適にしてくれているんだろう。
そういう人はきっと「オレだ!」などとは言わないんだよね。
左)今朝の家の庭のようす。
右)権現岳のスコップ
樹脂製ならスキーのワックスを塗布します。
アルミならバーナーで加温して
ケーキのローソクを塗ります。
コメントありがとうございます。
どうにも雪が張り付いてしまうのに業を煮やしたのですが、考えてみればこれはスキーと同じようにワックスを塗ればいいんじゃないかと思い始めていました。
思いついたのがもう仕事が終わった後だったので、試すまでには行きませんでしたが、明日使うならさっそくやってみようと思います。
自分の考えにお墨付きを頂いたようで嬉しい。
今後ともよろしくお願いいたします。
雪かきお疲れ様でした。
私も今日は雪かきでしたよ
といっても東京なので、たいした量ではないんですが大騒ぎです(笑)
権現岳のスコップ確かにありました!
写真は撮りませんでしたが、自分たちがトラバースした下のほうに見えてました!
春先になると小屋の方が雪かきしてくれるんですね。知りませんでした!
小屋が開いたら権現岳のバッジを買いに行きたいと思ってます
おお、先日の権現岳のときに、あのスコップが見えたのですね!
夏場はあの横がルートなので必ず脇を通るのですが、冬道はずっと上の方を通ることが多いのでスコップを目にすることは少ないかと思っていました。
よくぞ気が付かれました。
雪かきされない時のあのトラバースは怖いですが、雪を掻いてもらうと通るべきルートもはっきりするし、ずっと歩きやすくなります。
権現岳ではいつもそうやって誰かが、歩きやすいように仕事をしてくれています。
「オレが!」とは言いませんが、そういう方の積み重ねを感じると嬉しくなりますね。
雪が消える頃は八ヶ岳も一斉に花が咲き誇る最高にきれいな季節です。
ぜひ権現小屋にも再訪して下さい。
たいへんでしたね。お互いに
雪掻きは降ってようがどうしようができるときにすぐやるのだそうです。
山形出身の部下が申しておりました。
放っておくと何倍もの作業になるんだとか。
なこと言われてもねえ。
先日の北横岳でも黙々と登山道にスコップをふるって下さってるかたがいらっしゃいましたね。
ご苦労様です、と頭が自然に下がりました。
それにひきかえ…
ふふふ、いまごろはご自宅に帰ったころでしょうか。お疲れさまでした。
「自宅軟禁」のほうがよほど楽でした。
雪かきは、ですねえ。
山形とは違うんです。
よくニュースで、降っているのに雪かきしている。あれは雪国。
この辺じゃあ、そんな寒い時にわざわざ外に出ませんがな。
今回幸いにも土曜日だったので「今日が平日だったら通学路の確保で大変だったなあ。」と言ったら息子が「平日これだったら休校だよ・」と。まあ、そりゃそうだ・・・。
北横岳でもヒュッテの方が雪かきしていましたね。
どこの山でもそうかも知れませんが、山小屋の方々は人知れず大変なご苦労で雪かきしているのでしょう。
自分がやってみると、意外と大変な作業で、あらためてそんなことを感じたのでした。
こんにちは!
雪かきお疲れ様でした!
雪付着防止スプレーを使ってみたらいかがでしょうか?
雪国のコメリ(ホームセンター)に行くと「雪つかず」などのシリコンスプレーが販売されています、。
除雪用のスコップとか色んなものにシュ〜カシュ〜カします。
私は、山用のスコップ各種(3種類所有)はもちろんのこと、アイゼン、山スキー板の上っ面(ラッセルがラクになる)、ビンディング、ワカン、ストック等々なんでもシュ〜カシュ〜カしてますよ!
効果の程はよ〜わからんです
ですが、昨日の雪かきではスコップに雪が付いてイライラ〜なんてことはありませんでした
通販でも買えるみたいです。
コメントありがとうございました。
「雪付着防止スプレー」、山梨あたりじゃ見かけません。
雪かきしながら、「フライパンだったらフッ素樹脂コーティング」とかあるだろうに??と思っていました。
そのスプレーなら一瞬そういうコーティングになるのでしょうか。
う〜む。でもいろんな用具に使えるなら、スコップより、むしろ山用品で試してみたいような(^^)
こんど、やってみて報告することにしましょう。
角ズコ、ですね!雪かきはこれに、、限らないかな??(笑)
こんばんはpasocomさん。
ワタクシも本日雪かきしましたが、たまにしか積もらないのでスコップなどあるはずもなくチリトリでやって案の定壊してしまいました、、
角形スコップのことを略して「角ズコ」っていうんですか!
そう思ってネットで調べて見ると「角スコ」と称するのが多いようですね。でも「角ズコ」のほうがすごみがあるような(^^)
ついでに「スコップ」と「シャベル」を調べて見ましたら・・・・
「スコップ」はオランダ語、「シャベル」(またはショベル)は英語のようです。
まあ、これは「リュックサック」と「バックパック」くらいな違い。
驚いたのは東日本では足を掛けて掘る大きいのが「スコップ」、手持ちの小型のが「シャベル」なのに、西日本では逆に、大きいのが「シャベル」で小さいのが「スコップ」なのだそうです!!!
で、JIS規格では西日本方式の方になっているんだそうな。しかも「シャベル」ではなく「ショベル」だそうで。
確かに機械式のは「パワーショベル」であって「パワースコップ」ってのはないしねって?
すると公式には(何が公式か?)「権現岳のショベル」と言わなきゃいけなそうです。
また、関西の方は角形のシャベルのことを何と呼んでいるのか興味津々ですね。「角シャベ」かな?地元の方のご意見うかがいたいです。
ところでちり取りで雪かきはいくら何でも無謀でしょう。
ブラックダイヤモンド製の4000円ほどの奴がありますから、一本登山用を兼ねて買われてはいかが??
持ってるだけでカッコいい角スコ!
http://www.lostarrow.co.jp/CGI/products/list.cgi?kbn=2&brand_cd=2&act_cd=2&ctgr_cd=12
おはようございます
む??
庭などにつかう小さなものをシャベル・・
登山用くらいになるとスコップでしょう??
ただ、大阪では、そのへんはええかげんですね。
「おい、そこのシャベルとって・・」
「わからんかな、そのスコップやがな」(大笑
ごちゃまぜに使っているのが真相かもしれませんね
関西のおばちゃんに言わせれば
「あんた、そんなこと、ごちゃごちゃ考えてるヒマあったらしっかり仕事しぃ〜」って言われそうですよ
でわでわ
よくよく考えれば・・全部スコップですね シャベル・・あまり使ってない単語です。
それより登山道を守っていただいている方々に感謝です!
権現キレット・・三月になるようです。また計画書訂正します。
「庭などにつかう小さなものをシャベル・・登山用くらいになるとスコップでしょう??」
これ、私と同じ感覚です。
ていうか、やはり厳密に考えると、どちらもいい加減に使ってるってのがさらに本当のところ(^^)
上に書いたのはWIKIPEDIAの引用ですが、どうもあまり根拠ない気がしますね。
我が家では「クッキーとビスケットは同じかい?」とか「パンケーキとホットケーキは違うんか?」とかいういざこざが多いのでついついこういう事を考えるクセが付いてしまってます。
立川談志の落語「やかん」だったと思いますが、知ったかぶりのご隠居が出てきますね。
「ご隠居。湖と沼はどう違うんですか?」
「そんなことも知らんのか。気持ちいいのが湖、気持ち悪いのが沼!!」(^^)
まあこんなこと言ってるとますます、仕事でもせんかい!って言われそうです。とほほ。
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