で、今日は?と思っていたけど今日も天気が悪い。
まあ、こういうときもあるさ、と悟ったふりをするしかないね。
で、暇に任せて昔の思い出話。
去年のお正月に「飼い猫に手を噛まれる」という日記を書いた。そのときutaotoさんからいただいたコメントに、こう返事を書いたのだった。
「私はタヌキに噛まれたことがあります。それはまた別の思い出話として書きましょうか・・・。」
それは、まだ私が山を趣味としていなかった頃のこと。
「秘湯巡り」と「ドライブ」を兼ね合わせて、行ったことがなかった山梨県内は早川町の「奈良田温泉」に出かけたのだった。
我が家のある甲府盆地中央部から奈良田はとても遠い。
身延町まで南下してそこから早川の上流に向かって奈良田まで走る。合計3時間はかかるという、まさに「秘境」なのだった。
で、お風呂はいい(^^) 季節外れだったからか他の客もいなくて、ちょっとぬるめだけど桧の湯舟がほんのり香るお風呂を独占。一時間以上もじっくりと温まった。風呂上がりは併設の食堂でお昼。ほうとう定食を食べ始めた。
その時だった。食堂のガラス窓の向こうに首輪をして鎖を引っ張っている一匹の小動物が顔を出した。
「おや、犬か?」とよく見れば、そうじゃない。タヌキだ。びっくり。
席を立って、窓を開けて「そうか、おまえはタヌ公か・・・」と指を出した。もちろん相手を驚かせないように気をつけてゆっくりとだが。
その指をガブリと噛まれてしまったのだった。痛い!!
その瞬間、「ナウシカ」の出だし場面、ナウシカが「キツネリス」に手を噛まれる場面が頭に浮かんだのだから案外のんきだっただろうか。
あせって指を振り払えば却って危ない。静かに指を引くと相手も指を離してくれたのだった・・・が。
まあ指から血が出ていたり、痛いのはさほど心配ではなかった。
タヌキに噛まれて大丈夫なのか? ってこと。
施設の帳場(受付)に行って「タヌキに噛まれました。」と言ったら、お姉さんに「あれに手を出したの?」と言われた。
なんでも、山で親とはぐれていた子狸を保護して飼っているんだそうな。「気をつけないと私でも時々噛まれます。」と言う。
じゃあ、「危険!タヌキに手を出すな・」って書いておいてくれないかね(^^)
話によれば、タヌキに噛まれても病気になることはないらしい。一安心。
バンドエイドをもらって緊急治療。食堂に戻って残りのほうとうを食べた。
傷はなにごともなく一週間ほどで癒えてしまった。
しかしなあ・・・。タヌキに噛まれるなんて、なんかとてつもなく「とほほ」だなあ、と今もほろ苦い?思い出なのだった。
奈良田の里温泉のそばには山岳写真家として有名な白簱史朗氏の写真館もある。
山に登るようになった今なら見逃せないスポット。
しかし今は奈良田に行くなら温泉より農鳥岳に登る方がいいという気分だ。
だが、なにしろ奈良田は遠い。いつまた再訪できることか。
写真は奈良田の里の湯舟。いいでしょ。
http://www4.kcn.ne.jp/~t-yoko/31-yamanashi/31-naradanosato.htm
こんにちは。
さすがにタヌキに嚙まれたという話は笑い話しかならないですね 失礼ながら笑えました。
ナウシカが出てきた感覚も何となく同世代ですね
奈良田は私も印象深い場所です。
農鳥から降りてきて泊まった奈良田での民宿での話。小さな夏の日の恋というか、その民宿でアルバイトをしていた彼女と少し文通みたいにしていたことがあります。今でも名前を憶えています。19歳の夏の日でした。
ともあれ、タヌキも狂犬病のおそれはないのでしょうかね?
やはり「奈良田の思い出」といったら、普通は農鳥岳登山とのセットですよね。
私は残念ながら、いまだ農鳥岳に登ったことがない。
広河原から北岳よりも、いつか大門沢ルートで農鳥に登って、有名な農鳥のオヤジに会ってみたいと夢見ています。
ただ、このルートは甲斐駒の黒戸尾根と同等な標高差と急登らしく、なかなか足が向きませんが。
そんな奈良田でタヌキの思い出なんて、やはり相当な笑い話ですね。
噛まれて一番に心配だったのは病気のことでしたが、タヌキにはそういうことはないようでした。
まあ、「狂タヌ病」を怖れるよりは、そもそもタヌキなどに噛まれないように気をつけた方が良さそうです。
おはようございます
温泉というより湯治の雰囲気・・
檜の薫りが漂いそうですね
ふふふ・・山登りの移動三時間は出来ても、温泉目指して三時間は・・ちょいと疲れそうですね(笑
しかし、pasocomさんから「ナウシカ」が出るとは
全七巻揃えてもってました・・けど・・親戚の誰かが持って行ったきり(^^;
わたしもナウシカファンです。
わたしはモンベルの青いアウター・・
秋の枯れ草を行くときは「その者青き衣を着て金色の野に降り立つ」などと、つぶやいてます
でわでわ
おやおや、私から「ナウシカ」は驚かれますか?
自慢じゃないけど、根っからの宮崎ファンです。
もっとも私はコミックではなく、映画から入ったのでしたが。
スキー帰りの夜、高速道路の渋滞にはまると、赤いテールランプの列を眺めて「おお!オウムの群れが・・・」などとつぶやいていました。
去年、ナウシカに登場する飛行具「メーヴェ」を実際に飛ばしたという記事があり、わくわくしたものです。
http://www.youtube.com/watch?v=fMW-wzU5nGY
キツネリスに噛まれたナウシカは「いい子、いい子。ちょっと怖いだけだよね。」と言います。
動物も人間もみんなそうなんだろうと思います。
相手が良くわからないから怖い。怖いからかみつく。噛まれた方は噛み返す。
それじゃあ、お互い傷つくばかりだ、というメッセージが込められていると感じます。
このタヌキもちょっと怖かったんでしょう。でも静かにしていたら離してくれました。
動画見ました。
おお、メーヴェの実機を飛ばしている人がいるんですね。
すごい!
私もパラの教員やっていたのでモーターハングやモーターパラを自作している友人がいましたが、そういう感覚ですね。ジェットエンジンというのがすごいですね。動画を見て久々に空を飛ぶワクワク感が出ました。
ドイツだったか、飛行機から飛び出すジェットエンジンの一人乗りの乗り物がありましたが、最後はパラシュートで降下するのでこちらの方がずっと良いですね。
ナウシカのアニメに関しては、ナウシカがひょいと足でメーヴェを立てるところにキュン となりました。初代ナウシカシンドロームにかかったオジサンのmurrenでした
そうでした。murrenさんも「空」をやってらしたのだから、メーヴェなんて見たらたまらないでしょうね。
宮崎氏のアニメのテーマはいつも「空を飛ぶ」ということですが、空想の飛行機具であるメーヴェが実機となるとはさぞかし驚かれたことでしょうね。
「風を読む」「風が臭う」などというセリフもグッときました。
ちょっとした風向きなどから先を読む力。
いや「風見鶏」じゃなくてね(^^)
山に登る時もそのように風を読む力をつけたいものです。
そうですそうです。
こういう話はキリがないのですみませんが、宮崎氏のアニメにはすべて「飛ぶ」という感覚が含まれていますね。
ハングやパラの感覚にもっとも近いのが魔女の宅急便ですね。飛べないようになって坂での練習はテイクオフの初心者練習のようでした。
ラピュタの浮遊感もそうですね。
紅の豚は空を飛ぶ男のダンディズムがあるし、そうそう、あの赤い飛行機のモデルはオーストラリアのブリスベンで見たことがありますが(アニメとほとんど同じ)、宮崎氏も操縦されるみたいなので、そういう感覚がアニメの随所に見え隠れしていますね。トトロにしても風の表現や感覚しかりです。
そういう「風」に対する感覚は、これはこのコメントでは書ききれません。また私の日記で書いてみましょう!
話は戻りますが、今後は人にpasocomさんを紹介させてもらうとき、「タヌキに嚙まれた人」ということで紹介させていただきます
タヌキの話からすっかり宮崎アニメの話になってしまいましたが・・・。
宮崎アニメはいつも「浮遊感」ですね。私はラピュタこそが真骨頂だと思います。
渦巻く雲の中に突入していくと現れる天空の城。そこには水と芝生の庭園。それを守る錆びたロボット。
最後にラピュタが崩壊していく場面はもう圧巻でしょう。
いや、こんなこと言いだしたらそれこそキリがない。書ききれません。
murrenさんの日記にお任せします。
私の紹介は「タヌキに噛まれた人」じゃちょっと悲しい。
せめて「宮崎アニメの達人」ってことでお願いします。
メーヴェ・・感動です
「タヌキに噛まれた人」
pasocomさんのプロフ写真で・・タヌキに噛まれたら??
カリッ!って音がするのかしら
宮崎ファンなんですね
「紅の豚」が秀逸!
争いの舞台なのに、のどかに描ける宮崎監督の平和感が素敵です。
加藤登紀子の声が、なんともいえず色気があって・・
ふふふ・・素敵な世界観ですね
でわでわ
再コメント感謝します。
タヌキの話がなぜ、宮崎アニメの話になってしまったのか・・・(^^)
「紅の豚・・・の平和感が素敵」。わかります。わかりますとも!!
最新作の「風立ちぬ」(おや!これも【風】だった!)も、戦争の舞台の中での平和感があります。
人によっては、争いの舞台の中で、争いを肯定するようなストーリーだと言いますが、そうじゃない。
大きな「不条理」な争いに巻き込まれながらも生きている、という設定ですよね。
「紅の豚」は子供にゃ理解できない、大人の男のダンディズム(murrenさんのいうとおり)がテーマで、それほどのヒット作にはならなかったけど、大人が見ると泣ける映画でした。
加藤登紀子さんの歌、よかったですねえ。
舞台はイタリアだったのに、なぜか歌は「シャンソン」(フランスの歌)でしたが。
まさか「カンツォーネ」じゃ、様にならない(^^)
やっぱり、ここはシャンソンでなきゃ、という絶妙さが実にいいのでした。
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