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夜空を仰げば秋の星空は少しずつ西に傾き、東からすばるやオリオン座など冬の星座が顔を出し始めている。
こんな季節に思い出すのが、文部省唱歌の「冬の星座」だ。
高校時代だったか、天文仲間で数年後輩の女の子が「『冬の星座』っていいですよね。」という。私はその歌は知らなかった。
文部省唱歌というとたいてい小学校の音楽の時間には習うものだけど、この歌はなぜかあまりメジャーではないようで教科書にも載っていなかったんじゃないだろうか。
「どんな歌?」と聞いた私に彼女は素敵な声で歌ってくれたものだ。それはそれは素晴らしかった。
星の世界が好きな人間だったから当然、こういう星座の名が出てくるような歌には強く惹かれた。
しかしまあ、今思い返せば恋愛の始まりだったんだねえ。
この歌は唱歌のご多分に漏れず、アメリカ人が作曲した原曲に日本人が歌詞を付けたもの。その作詞者は「堀内敬三」という方だ。
あまり有名ではないだろうが、キャンプの定番曲「家路」の作詞をされた方と言えばわかるだろうか。
「遠き山に日は落ちて、星は空を散りばめぬ・・・」
ドボルザークの「新世界より」に歌詞を付けたこの曲を歌ったことがない人はいないだろう。
しかし、やっぱり「冬の星座」はこれほど知られてはいない。実にいい曲だと思うのだが残念なことだ。
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一、
木枯らしとだえて
さゆる空より
地上に降りしく
奇(くす)しき光よ
ものみないこえる
しじまの中に
きらめき揺れつつ
星座はめぐる
二、
ほのぼの明かりて
流るる銀河
オリオン舞い立ち
すばるはさざめく
無窮(むきゅう)を指さす
北斗の針と
きらめき揺れつつ
星座はめぐる
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凍えるような真冬の空に輝く星座を確かに連想させる歌詞も素晴らしい。
この曲を教えてくれた彼女とは少しの間付き合って別れてしまった。
若き日の苦い思い出でもある。
http://www.youtube.com/watch?v=5R28KlYNwcI
こんにちわ
おやおや・・
わたしは「冬の星座」のほうがメジャーですが・・
「家路」は歌った記憶がないですね
尾根筋から見る冬の星・・
いいですね・・
ただ、真冬の無風の尾根筋はそう経験できるものではないですが(^^;
今年の厳冬期には輝く星空を眺めたいものです
でわでわ
おお、そうですか?意外とメジャーな曲なんでしょうか・・・。
「家路」を歌ったことがないというのも珍しいような・・・
太平洋側気候では冬の空はいかにも冴え冴えとして、また冬の星座は他と違って一等星も多いのできらびやか。寒いのを除けば星を見るには最高の季節なのです。
よく徹夜で写真撮影などしたものですが、あまりにも冷えてくるとシャッターが下りない、巻き上げようとしたフィルムが切れてしまうなどのアクシデントも多数でした。
北アルプスなどではやはり冬の空は無風で晴れわたるなんてのは少ないのでしょうかね。
しかし厳冬期の尾根筋から見上げる星空、私も一度は見てみたいものです。
pasocomさん、こんにちは。
「冬の星座」。素敵な曲ですよね。
私は中学の時に習いました。
確か、合唱曲(かな?)になってた気がします。
コメントありがとうございます。
「冬の星座」はいい曲ですよね。歌詞がまたいい。
中学の時ですか。音楽の時間?
そういえば私、その頃は反抗期で音楽の授業などほとんどサボっていました。トホホです。
なにかこういう曲は「青春の思い出」に繋がるものがありますね。
いいにしろ、悪いにしろ・・・(^^)
こんばんわ
私の姉がよく歌ってたのでしってます
学校の授業では…? 記憶ないですね〜
音痴な姉の歌を聴いていたときでも
いい曲だと思いました
コメントありがとうございます。
お姉さんはこの歌が大好きだったんでしょうね。
私が紹介した動画では「土居裕子」さんという方がうたっていらっしゃいますが、その声もまた素敵です。
知らない方だったので調べて見たら「東京芸大声楽科(ソプラノ)卒」とのことで、正統派の歌手さんのようです。やはりこういう方の発声は普通のはやり歌手さん達とはちょっと違いますね。
でも「音痴がうたっても、いい曲だと思える。」ってとこにこの曲の元々の良さがあるんでしょうね。(^^)
pasocomさん こんばんは。
YouTubu聴かせて頂きました。知らなかったですが、いい歌ですね。冬は星が綺麗ですよね。今、星座表と言うアプリで楽しんでいます。画像が綺麗なんです。無料ですが有料のアップロードをやたら勧めてくるのがたまにキズですが(笑)。
コメント感謝です。
レスの順番が変わってしまい失礼します。
私の時代はもちろん「星座早見盤」でした。少しへこんだ皿みたいな金属製のもので、それを夜空に向けてはあれこれ星座を覚えたものでした。
いまは、日時を入れれば即座に夜空を表示してくれるサイトさえある。時代が変わったものです。
最近、天文仲間でも外に出て観測することは少ないんだそうです。
リモートで天体望遠鏡を動かし、その映像をコタツの中で楽しんだりキャプチャしたりするんだとか。
あきれてしまいます・・・。
pasocomさん、こんばんわ。
「冬の星座」とか「家路」、音楽で習いました〜
音楽会でも演奏したり、結構ポピュラーな曲ですね。
小学生には難しい単語が並んでいますが
そこがまたなんか厳かな感じがして好きな曲でした。
といいつつ、頭の中には何故か新田恵利の
「冬のオペラグラス」が回っています
コメント感謝します。
「冬の星座」を授業で習ったのですね。
もっともsakusakuさんと私では年代が違って教科書も違う傾向なのかもしれませんが・・・。
また難しい文語体の歌詞ですが、これまたいいじゃないですかねえ。
「信濃の国」でも同じ感じを受けます。
「新田理恵」って「おにゃんこ」でしたっけ。
いや、やはりsakusakuさんとは年代が違うようで、私、わかりませんです(^^)
それにしても、この歌詞を読んで「ジェットストリーム」を思い出してしまうのは私だけでしょうか??
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