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「甘草屋敷」は国重要文化財で本当は「旧高野家住宅」というのだけど、当主が江戸幕府から命ぜられて漢方の「甘草」を栽培・上納していたのでこう呼ばれている。
甘草の根は、その名の通り甘味料となり、また緩和作用や消炎作用を持つ漢方薬となったとか。
屋根は現在は銅板葺きになっているが昔はもちろん茅葺きだったことだろう。大きな屋根のいかにも庄屋屋敷らしい佇まいだ。
この屋敷で毎年2〜3月に掛けてたくさんの雛飾りが飾られるのが恒例行事で、数年前にも一度見に来たことがあった。
これらの雛飾りは江戸時代のものから昭和ころまで時代もさまざま。また日本中のあちらこちらから寄贈されたものもあるそうで、福島で震災を免れたものも飾られていた。赤い毛氈の上のそれらは実に雅(みやび)で美しい。
段飾りのものもいいが、いわゆる「吊し雛」も素朴なかわいらしさだ。これらは作り方が母親達から娘に伝えられているんだそうな。
この日は座敷で琴の演奏を聴くこともできた。
さほど大規模な展示じゃないが、大人でも楽しめ子供、特に女の子なら夢のような世界に感じるじゃないだろうか。
大人なら風情のある庭を一周したり、売店で温かい甘酒を飲むのも楽しい。
場所は中央本線「塩山駅」のすぐ裏で徒歩1分てところ。車なら周辺に駐車場の立て札が林立しているから適当なところに駐車(無料)すればいい。
大菩薩とか奥秩父登山の帰りにでもいかが?
展示時間9:00〜16:30(期間中無休;大人300円)
写真左)建物の中に飾るという御殿雛。この辺りだけだとか。
写真中)段飾りと吊し雛が圧巻。
写真右)風情ある甘草屋敷と庭
pasocomさん、おはようございます。
甘草屋敷、いつも裏側を通るので(笑)中に入ったことはないのですが、こんなに迫力があるのですね〜。
塩山駅の吊るし雛もかわいらしくて毎回見入ってしまいます。
ついつい、コメントしてしまいました・・
休日の朝からのご訪問とコメントありがとうございます。
甘草屋敷の裏を通るとは? 変なルートですね(^^)。
やはり奥秩父山行の折でしょうか。バス停でもあるのかな・・・。
普段はまあ入ってもそれほど面白い所でもないかと思いますが、この雛飾りは一見の価値ありです。なんだかタイムスリップというか不思議な別世界な感じがしますね。
塩山駅に吊し雛が飾られているのは、この甘草屋敷のイベントのためでしょう。
普通の雛飾りは豪華を競うようですが、吊し雛は素朴さや愛らしさを感じますね。これは山梨の他は神奈川や静岡周辺だけの風習らしい。なんだかほっこり和みます。
最近、新年を迎えたと思っていたのにもう2月中旬でした。お雛様が飾られてるんですね!もうすぐ春ですね〜
昔の「吊し雛」を一度見てみたいです。
「甘草屋敷」の建物とお庭も気になります。
岐阜県の明智町(大正村)では、「つち雛」1500体の展示があります。見に行った事はないのですが、古い町並み・古い屋敷を見に行くのもいいですね。
コメントありがとうございました。
本当に季節の移り変わりは速いですね。冬山に喜んでいたらもうひな祭りの便り。
ただ、この辺の田舎はひな祭りも旧暦でするので、昔から4月3日が桃の節句なのでした。
もちろん、その時期の山梨は桃の花が咲き誇って盆地一面がピンク色に染まる、まさに「桃の盛り」です。
私は毎年その時期のレコを書いていますが、自分でも素晴らしい景色だと思います。
花のことゆえ時期が難しいのですが、いつか見て頂きたい景色ですね。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-281850.html
(2013年)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-428924.html
(2014年)
pasocomさん、こんにちわ。
このあたりは、自然も豊か、里山も綺麗で、おまけに歴史的な文物やこういう文化的な催しものも残っていていいところですね。先ほどニュースで日本一早い桃の花見の記事を見て、、
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2419541.html
10年ほど前に奈良から秩父まで1年間このあたりを通うたびに綺麗なところだなぁと。。桃の季節は本当に桃源郷というにふさわしい景色が懐かしいです。また、いきたい。。甘草屋敷は知らなかったです。。
コメントありがとうございます。
「日本一早い桃の花見」は一度だけ行ったことがありました。ハウスの中なので間違いなく咲かせることができるので、他県からのお客様を案内するときの「安全パイ」です。(^^)
でも、本当は甲府盆地一面がピンクになる露地の桃の花の満開の時期が最高です。
関西からだと随分遠いので気軽にとはいきませんが、残雪の八ヶ岳でも計画されて合わせておいでいただければいいですね。
花の季節が近づくと笛吹市のHPで開花情報を出しますので、それを参考にぜひどうぞ。
ほぉ〜見事なものですね
大阪は松屋町がこういった人形の卸のお店が軒を連ねていました・・
過去形です。
いまは数軒ですが、見事な雛人形を展示してます
しかし・・びっくりするほどの値段なんですね・・
写真の雛人形など、大阪の狭い家では飾りつけできない立派なものですね
素敵な風物詩ですね
でわでわ
コメントありがとうございました。
昨日は山にいっていたので返事が遅くなりました。
たまには山でなく、こんな季節の風物詩みたいなのもいいですね。
山梨は武家屋敷とか商家なんてのは残っていなくて、何軒かあるのは大きな百姓家ですね。
この家もさほど大金を掛けた風ではなく質素にして実用的な屋敷でした。
大きい家だから大きな人形も何段飾りだかもいい具合に据わって見えます。
人形の値段などはさすがにわかりませんが、大きさの割には安価なのかもしれません。吊し雛などは皆手作りしていたそうですし。
それにしても、もうひな祭り。山もすぐに『残雪期』に入りそうですね。
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