出合小屋は八ヶ岳南麓の川俣川東沢が「地獄谷」を遡り、赤岳沢との出合付近にある小さな無人小屋だ。
「高根山岳会」という地元の山岳会が管理して下さっているらしいが、プレハブ造りで外見は工事現場小屋みたい。決して一般にいう「魅力的な山小屋」ではない。
だから「妙に」なのだが・・・(^^)
この冬のレコでどなただったか忘れたが、出合小屋に行こうとしたが「山と高原地図」の小屋の位置が間違っていたので、行きつかなかったというようなことを読んだ。
その時はちらりと山と高原地図を眺めたのだが、それほど違っている風には見えず、詳しく確認しなかったのだが、uedaさんまで迷ってしまわれては困る。
さっそく「山と高原地図(2014年版)」を詳しく調べて見た。
「八ヶ岳核心部」という大きな地図には残念ながらこの周辺の沢が描かれていない。実際にはだくだくと流れる沢があるのだが。
そこで地図に沢筋を記入して自分の記録などと見比べると上地図のようになった。
なるほど小屋の位置が違うようだ。
出合小屋は赤岳沢との出合よりも100mほど手前(下流)の沢の横にあるはずなのに、地図では赤岳沢との出合よりも上でしかも尾根の上にのっているかのように描かれている。これでは間違えてしまうだろう。
営業小屋ではない無人小屋で、立ち寄る登山者は少ないのだろう。いままで間違いを報告する人もいなかったに違いない。
しかし、山小屋は命を守る避難小屋でもある。正しい位置に描いてほしいものだ。
写真左)上流側から見た出合小屋全景
写真右)「山と高原地図」に書き込んでみた結果
ほぉ〜なるほど、なるほど
これだけ違うとツルネ東稜に入るのは至難の業です・・
pasocom氏のレコ写真で「プレハブ!?」なんて思ったのが強烈に脳裏に焼き付いてました。
高原の地図では、ルートラインもないのでバリルートなんでしょうが・・下ってくるのはなんとかなりそうですね
幕営装備で赤岳登頂を要求されますが・・朝の体調次第ということで・・
でわでわ
ふふふ・・かなりハードになりそうですね・・
新雪あるっていうし(^^;
む〜〜やっちゃいますか・・できるかしら
ガーミンの地図も小屋の位置は、高原の地図と同じ位置ですね・・
pasocom氏のレコを読み返してみると・・ふむふむ・・真教寺尾根から赤岳経由のつるね下山ですね・・
積雪期はどうなんでしょうね・・
面白そうですね・・キレットも半分は経験できそうですし・・
コメントありがとうございます。
しかし、そもそもなんでこんなプレハブ小屋が気になるのでしょう。レコでは、yokowvさんが撮った内部写真もあったですが、狭いし面白いものでもないような・・・。
むしろツルネ東稜が「キレット半分越え」(^^)という面白いルートで使えるのが有用だと思います。
しかし幕営装備背負って真教寺の鎖場を登るのは無雪期でも大変だと思います。
本当に周回するつもりなら、たかね荘で仮眠して軽装備で出発というところではないでしょうか。
再びこんちわ
yahoo地図を見ると正解の位置かも・・
ツルネはともあれ赤岳までは行ってきます。
装備は背負ってもなんとかなるでしょ(^^;
奥穂高白出し沢を幕営装備でたどったんですから(^o^)))
新雪ということですから、ラッセルあれば遅延するでしょうし・・14時には下山しないと・・これが、わたしの最大の山行ネックになってます
クラブ登山だけは唯一、みんなで宴会と言い訳できるので(実際はしてないですが)大阪23時で計算できますけど
週末の天候が心配です
でわでわ
17時下山予定なら早朝出立の日帰りでいけるんですがねぇ〜
この山域に入る人で、「山と高原地図」に頼って入る人は非常に稀だと思います。この地図見てもおおよその場所を示しているととらえるべきです。
「そもそもなんでこんなプレハブ小屋が」とのことですが、東面の諸ルートを登るには絶好の位置にあると感謝しています。よくベースとして利用させてもらっています。
この小屋の位置云々より注意すべきはツルネ東稜の下りです。注意していないと上の権現沢に引きずりこまれます。尾根を忠実に下り、左側の尾根に斜面を横切って乗り換える地点が要注意です。こんな箇所があると知っているだけで道迷いの恐れが減ります。
>yahoo地図を見ると正解の位置かも・・
とは??
私が見る限りYahoo地図には、その周辺には小屋のマークもないようですが、どのサイトをご覧なのでしょう?
もしかしてヤマレコの地図での青い四角のことでしょうか。
それなら私がプロットしたものですから正しい位置に置かれているはずですが・・・。
ご訪問とコメントありがとうございます。
確かにこの周辺には一般登山ルートはなく、権現沢登攀か天狗尾根登攀、またはツルネ下降なんていうバリルートばかりですね。
「山と高原地図」だけじゃ手に負えないかもしれません。
地図を見ると、ここを起点にして尾根や沢が周囲に扇状に広がっています。つまりこの小屋がどこに向かうにも帰ってくるにもとても便利な位置であることはすぐにわかりますね。
「こんなプレハブ小屋が」というのはバカにしての言葉ではなく、uedaさんが興味を示す対象として不思議だというだけの意味です。私もツルネ下降後に一休みさせて頂いたこともあり、管理して下さっている会には感謝しております。
>ツルネ東稜・・・左側の尾根に斜面を横切って乗り換える地点が要注意です。
そうそう、標高2450m付近ですね。初めてツルネを降りたときに、樹木の上に黄色いブリキの道標があるのに気付かず直進で降りそうになった記憶があります。
http://www.yamareco.com/modules/yr_plan/detail.php?plid=106094&com_id=980862&com_rootid=980862&com_mode=flat&com_order=0#comment980862
上記がわたしの計画書ですが・・yahoo地図です
これは正規の位置のようですね
縮尺を拡大するとわかりやすいですね
yahoo地図に訂正がはいったのかしら?
でわでわ
山の地図はいろいろありますねぇ〜
ちなみにルートは仮に引いてみました。正規は赤岳ピストンです
uedaさん、この地図の青い四角点はYahoo地図のものじゃありません。
ヤマレコで地名登録した地点がYahoo地図の上に重ねられて表示されているのです。
たとえばこの地図の出合小屋の点をクリックすると下記ページに移動しますね。
http://www.yamareco.com/modules/yamainfo/ptinfo.php?ptid=12991
「出合小屋の情報を編集する」をクリックすると出合小屋の位置や情報を変更・編集できます。
http://www.yamareco.com/modules/yamainfo/editpt.php?ptid=12991
一番下の編集履歴を見れば判るように、この「出合小屋」の情報は過去3年間私以外には誰も書き込んでいません。
もちろん位置を確定したのも私です。
ですから正しいのは当たり前(^^)
「本谷・赤岳沢分岐」も私が位置記入したものです。
突然のコメントで失礼いたします。山と高原地図のアプリ担当です。
山と高原地図の出合小屋の位置が間違っている、ということで、大変申し訳ございません。
いただいた情報を調査担当者に伝えて、来年版の地図にて対応させて頂きます。
なお、Yahoo!地図でも、表示を航空写真に切り替えたところ、pasocom様のご指摘の位置付近に、写真と同じ青色の屋根の建物を確認できました。
今後もお気づきの点などありましたら、ご指摘いただけると幸いです。
公式スポンサー様がご訪問下さったとは・・・、恐縮です。
この出合小屋は周囲に一般登山道がまるでありませんので、相対的に位置が確定しづらい場所ですね。まして「山と高原地図」はバリルートは表記しないので、aoiyamaさんがご指摘のようにこのような場所で「山と高原地図」だけを頼りにする方が間違っているのかもしれません。
でも、そういう方がいることも事実のようですし、最近はツルネ東稜も歩く方が増えつつあるようでもあります。正しい位置に訂正頂ければ、多くの方の山行に寄与できることと思います。
ぜひ来年度版での訂正をお願いいたします。
pasocomさん、すごっすね
ネットの時代は、かくあるべきかもしれないですね〜
個人指摘を素直に受け入れて反映されるyamatokougenさんに拍手!
バリルートですからこういったルートは慎重に歩きますが・・たぶん、写真を見ているだけに先に建物が確認できれば、間違った現在位置を認識してしまうでしょうね・・とくに、わたしのような夜間歩く者は・・
な〜んか・・行かないと悪い気がしてきました
でわでわ
小屋の位置はpasocom氏の情報が反映されたんですね・・なるほど・・
それにしても登山の重要ファクターである地図の書き換えがなされるってすごいことですね
昭文社さんにはHPから訂正依頼しようと思っていたのですが、わざわざお越し頂いたので手間が省けてしまいました。
しかし、uedaさんがおっしゃるようにネット時代ですから、一年に一回改訂される紙の地図よりも随時訂正・更新されるネット上の地図の方が機能的だと痛感しましたね。
ただ、ネット上の情報はなんとも頼りない気持ちがする人が多いようで、いまだに紙の情報こそが一番と思っている人も多いです。
紙の地図のいい所は信用がおけるということ。ネット情報は間違いが多いのも確かですから。
紙情報はそこに重点を置いて、ぜひとも信用のおける内容の充実に努めて欲しいものです。
こんばんは。
aoiyamaさんに同意します。
地獄谷周辺はバリエーションルートですから
基本的に「山と高原地図」は見ません。
地形図必須です。
あの位置に小屋があるのは有難いことです。
ここをベースにして旭岳東稜、権現岳東稜、
天狗尾根など東面のバリルートが楽しめるのです。
このエリアに入る際は必ず地形図を使うべきです。
というか、本当は一般ルートでも地形図を使う
べきなんでしょうが・・・。
今、「山と高原地図」を確認しました。
確かに少しズレてますね。
とりあえず、小屋があるのでその位置を
示しましたっていう感じでしょうか。
とにかくバリエーションをやるときは
「山と高原地図」ではなく地形図です。
コメントありがとうございました。
やはりaoiyamaさんと同じご意見ですか。
公式スポンサーの「山と高原地図」さんには申し訳ないですが、山と高原地図は一般ルートを歩く時にこそ使うべきものであってバリルートでは地形図を使うべきですね。
地形図は「山と高原」みたいに見やすくないですが、やはり登山の「基本のキ」として地形図を読図できるようになっておく必要がありますね。
ただ国土地理院の地形図は間違いをメール指摘してもそう簡単に調査・訂正してくれません。その点、昭文社さんは民間企業のフットワークなのでしょう、毎年多くの訂正が行われて「アップデート」が計られるようです。そういうこともあって多くの登山者が使う地図ですので、正しいものに近づいてもらえれば有り難いことだと思います。
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