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人口減少社会とされ、行政は少子化を問題にし、効果無き対策にあけくれています。しかし減少は「問題」ではなく「解答」であり、人口縮小社会に向けた準備と整頓こそが、いま必要な事ではないですか?というお話でした。人口1億2000万の日本から、戦前の7000万人の日本、人口500万人だった江戸時代の日本を思えば、国内の豊かな資源で十分やって行けるのではないですか?今のまま限りある資源を蕩尽すれば22世紀の子孫から恨まれる事になるのではないですか?というお話でした。同意見です。
ラジオの内容を、ネットで調べられて、今は便利です。
「私たちはどこから来たのか?〜人類700万年史」(13)
国立科学博物館人類研究部部長 馬場悠男さんの話でした。
語りには、言葉の内容そのもの以前に、声の高低で、怒っているのか、上から目線なのか、相手の理解を願って語りかけているのかがわかります。メタメッセージ(非言語的意味)というそうですが、内容自体の一段上の無意識のメッセージです。聞き手の知性に対する敬意が感じられる「かたり声」というのは、ピ〜んと響いて来る物です。ラジオは、そこの所が、テレビ以上に強い気がします。馬場さんの語りが見事で、聞き入った次第です。
「引き続き国民の理解を得られるよう説明に務めたい」というような最近よく聞く言葉の白々しさはメタメッセージの発する違和感なんですね。
同じセリフでもかん高い声で語れば緊張が増し、ささやくように低い声で語れば、届きやすくなります。きのうは些細な事で妻と娘が泣きの口げんかになったのを思い出して、声の高低について思案していたところでした。
ラジオってすてきですね。飾り付けなど全く無関係な言葉で、深く浸透してきます。語り部の力を深く感じます。これは書物でも同じかもしれませんが。(語り部の実力が映し出される、ということでしょう。)
素敵な日記に感謝です。
そのまま空中に消えてしまうにはもったいない話というのがありますね。まあ聞けただけラッキーというものですけれど。本は残るけれど、ラジオの語りは消えて行くのも魅力の一つかも。
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