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三遠南信地方の山は、山脈一本が「線」で聳えるわけではなく、川、分水嶺、集落が複雑です。山地というか高原というか山彙というか。高くないけど山山の中に人の住処がたくさんあります。毎日各地図や立体地図を見ては頭の中に回線をつなぎ、ようやく脳内地形図が出来上がってきました。こまかな支流の一本一本や、小さな集落や峠の位置関係など。やはり時間はかかります。こうして心に山脈ができたら、たくさんの計画がわいてきます。
こういうときの段取りは、
●まず大きな水系に分ける。
天竜川、豊川、矢作川。東三河の北東半分はなんと天竜川へ流れて行っていしまいます。
●合併前の境界が書いてある少し古い町村地図を見る。
小さな盆地や地形的つながりで町村には境があったのに、経済的な理由などで合併した境にはあまり意味がなく、古い地図を見ないと、その集落の意味が見えてこない。
合併して名を変えた自治体は論外だが、旧自治体の名前も、やはり以前の合併のため中心集落の名前は自治体名と違う旧名がある。バス停の名前だけにその名が残っているので、よそ者にはすぐにはわからない。東栄町の中心は本郷、設楽町の中心は田口、旧豊根村は石堂。
●山の取り付きに近いバス停など探すには、バス路線図に山の位置を書き込むしかない。バス路線図は極端にデフォルメされているのでこれと地形図との融合がひと仕事。しかし、バスルート
http://map.bus-routes.net/
のおかげで、最寄りのバス停がすぐにわかるようになった。
道路地図は変形してはいないが、山、川、高低の加減が無視されていて、どんな地形を道路が走っているのかは地形図と見比べる必要がある。この点でもバスルートは国土地理院地形図でバス路線が見られるので非常にたすかります。
バス路線はこの数年でもずいぶん便を減らしています。中には「平日のみ」という路線もあり要注意です。しかし朝豊橋を早く出て、飯田線で本長篠か東栄まで乗って連絡できるバスの路線から探すだけでも結構いけます。日帰りか一泊という縛りで、住んでいる町から電車とバスで行って、誰も通らないような峠を越えて、向こうの町に降りてしまっても電車が繋がっていればいいです。
東三河の山間集落には1000年以上も続く伝統のお祭りが数多くて、一日中やっている花まつりなども、これからがシーズンです。人口減っても、よくまあ続けています。歩きとおしてそんな集落にたどり着いて、お祭りを訪問したいものだなあと考えています。
http://www.hanamatsuri.jp/link/link.html
”脳内地形図”この言葉”感動”すげ〜
あんまり造語してさりげなく使わないでくださいと校閲の人に言われました。不評な造語もたくさんあります。
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