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驚いたことに、江戸からもあずさに乗ってわざわざここまで見に来るお客がたくさんいました。公演あとのコーヒー・カレー屋でとなりの席に座って話したご婦人が江戸からの客で、このまちの雰囲気が好きで、とおっしゃいましたよ。明日は2度めの草間彌生展にいくとのこと。
伝統的な歌舞伎かと思っていたら、現代的手法の「コクーン歌舞伎」で、舞台装置や照明、音楽はほぼ現代モノながら、歌舞伎伝統の見得きりや、花道歩きに早変わりなどはさすがのものでござった。
数百年前の原作だから、筋は結局、幸せなのか不幸なのか、本当なのか嘘なのか、含みを持たせて意味深長。暴力沙汰の多い筋は中2娘には不評。お富さんの変節ぶりはかみさんには意味不明。しかし、一筋縄で行かないのが人生じゃないでしょうか。「しがない恋の情けが仇・・・」そのテーマは一貫しておりました。
即興のジャズ演奏のピアノとコントラバスが、ローリングストーンズのLet's spend the night togetherに聞こえてました。
もと市民会館だった松本市民芸術館も、帰郷して初めて観劇する。穴ぞこのようなホールで、オペラ向きなのかも。屋上の緑のじゅうたんが爽やか。カザルスの銅像、屋上に移転していた。
江戸は歌舞伎座を出ちゃうと、途端に風情がなくなるので…。コーヒー屋さんにおられたご婦人の気持ちが、わかるような気がします。
歌舞伎座の裏通りに、小さい画廊や作家の個展部屋みたいなの何度か行きましたよ。江戸の中でも細めの路地多いところじゃないかな。歩いて楽しい町って大事ですね。
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