アメリカインディアンの音楽性が地下水脈でブルースミュージックの底流にあったという映画「ランブル」で知ったバフィー・セントメリーの曲を、ここ2週間ほどゾッコン聴いています。彼女は昭和16年生まれでぼくのオバちゃん世代。サスカチュワン州のモンタナ州よりのクリー族出身。60年〜70年代にUniversal SoldierやNow That the Buffalo's Goneなどやはりアメリカインディアンに関する歌詞やヴェトナム反戦曲が多くて、あの「ソルジャー・ブルー」の主題歌も歌っていた人でした。「ソルジャー・ブルー」は1970年それまで悪者インディアンとしてだけ描かれてきた米映画界で初めて、米陸軍騎兵隊の1864サンドクリーク、シャイアン族虐殺を描いたハリウッドのインディアン観転機の作品です。ユーチューブでさわりだけ見たけど、かわいそうで見ていられない。バフィー・セントメリーは先の「ランブル」で、ひどいスー族虐殺のあった1890年ウンデッド・二ーを歌ったBury My Heart at Wounded Knee(わが魂をウンデッド・二ーに埋めて)を歌っていました。CIAやツイッターに何をいわれようが、ラジオから干されようが、歌いたいことを歌うというシンガソングライター、日本では清志郎さんしか知りませんが、カナダではニール・ヤングも歌いたい歌を作っていました。
僕たち世代はほぼ全員映画館でデートで見た「愛と青春の旅立ち(An Officer and a Gentleman:「士官や紳士たるものは」)」(1982)、アメリカ海軍士官学校でシゴかれて士官紳士になる男の話。この映画の主題歌、Up Where We Belongは、デュエットでJoe Cocker and Jennifer Warnes が歌って誰でも知るオスカー受賞曲ですが、その作者がバフィーとその夫なのも初めて知りました。本人がギター一本で歌うバージョンはこの度聴いてみて、まるで別の曲で、歌詞はインディアン的自然感を盛り込んだ、登山愛好家的にも共感できる美しいものです。
アップルミュージックすごいです。今まで川まで行って水くみしていたのに自宅に水道が開通したときの感動ってこうだろうか。蛇口をひねると音楽が出る。しかも歌詞付き。
yoneyamaさん
おはようございます。
バフィー・セントメリーに反応してしまいました。
そう、昔映画館で見たあの「ソルジャー・ブルー」
の主題歌がとても好きです。
そしてこの映画をもう一度見たくて日本語版のDVDが発売されるのを
何十年も待っているのですが、ポリコレの嵐真っただ中のアメリカでは
無理なんだなと諦め中古の洋盤を買うしかないなと..
これを知っている人がいて嬉しかったです。
知っている人がいて嬉しい限りです。ソルジャー・ブルー、とても有名なのですが僕も全部は見ていません。やっぱりすごく悲惨で見たくない場面があるのです。こんな映画を作ってしまうアメリカの映画文化はやっぱりまともです。封印した罪の意識を引きずり出すって必要だしつらいことです。バフィー・セントメリーの生涯は妥協なきインディアン解放活動です。音楽というだけ方法で。「武器をとったら殺される。音楽という媚薬を使うの。」と、映画で語っていました。
「いちご白書」で使われた「サークル・ゲーム」しか知らなかった。
いちご白書の主題歌も歌っていて、「愛と青春の旅立ち」も作っている、実力のある人なんですよね。サークルゲームの作は同じカナダ人のジョニ・ミッチェルですね。同時代の才ある人達です。
yoneyamaさん
アメリカンな音楽は、掘ったことがなくて映画もに見行きたいのですが、上映館が少なくて、なかなか行けない。住んでるの田舎なのでなかなかねぇ。
ナイツさんち田舎なんですか。首都圏の中に有るイナカ、いいじゃないですか。山に行くつもりで新宿や銀座の映画館に。
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