ちょうど土曜は娘の高校が授業参観日だったので登校、40年前の母校に行った。昭和初期建築の校舎が今も変わらずありがたい。学校とは、いつまでも変わらないでいて欲しい存在だ。自分がどれだけ遠くまで行ったかを確かめるために。
高校の図書館を訪ねたら、グッと目を引いたのが平凡社の東洋文庫の壁。緑の背表紙見てるだけで読みたくなる、トルコ以東の古典名著の数々。これだけ揃えている書店も図書館も、なかなか無いぞ、と暫し何冊か手に取りウットリした。ふと見上げると、寄贈者が、中村先生と書かれていた。先生、これ全部自前で持っていたのか!
先生の世界史授業のおかげで、私はその後大変豊かな教養を涵養し続ける事になった。センセイの授業が居眠りできぬほど面白かったのは、こういう本で読んだことがさりげなくスイスイ語られたせいなのだ。その格好良さ、真似したくなる学びへの憧れこそ、学校の原点なのだったと、今更気づく。
東洋文庫。いいですね。
最寄りの図書館にも畳1.5畳ほどの壁に詰まっています。
これを発見したとき小躍りしました。
何しろ安くないですから。
しかもワイド版です。
難点はこれらを読み下すだけの基礎知識が私にないこと。(笑)
今も丁度「朝鮮旅行記」を読んでいますが、なぜかなかなか読み終わりません。
イザベラバードじゃなくて、ゲ・デ・チャガイの朝鮮旅行記ですね。基礎知識のあと読むでなく、本を読んでから基礎知識を集める方が多いですよね。まずは、これを読みたい!と思う憧れが、一番です。図書館の600冊は、初版の頃で、一冊500円でした。それでも当時としては。今はやっぱり高いですね。
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