勉強に打ち込みたいときに打ち込めるチャンスを持ち、限られた時間ながらそれに没頭している。そうして得られる日々の小さな全能感の積み重ねのようなものには自分自身なんとなく身に覚えがある。今となっては楽しかったし、現在の教養の基はその時のものが根になっているように思う。
食べ物の食品表示を見れば多糖類の分子構造の話題に。サッカーチュニジア戦の話になればB.C.200年のカルタゴのハンニバルの話に。味噌汁のきのこからは、菌類と細菌とは核の構造に大きな違いがある話に。ささいな事象に、どうしてそれはそうなのか、徹底して理屈を考える。その仮説を述べ合う。受験生のおかげで毎日の食事がとても楽しい。
こちらはほぼ毎日定番料理の調理。火と刃物で、加熱の具合、切り方の具合の加減を繰り返す。久しぶりの食材だと、忘れていたりする。こんなに毎日繰り返していてもだ。朝一番のルーティンにちょうどよい。弁当を含めて、三食ほぼ同じだ。台所から見える美ヶ原方面から日が昇る位置が、徐々に南に動いているのがわかる。
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